社会人向け教養サービス 『テンミニッツ・アカデミー』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
どこから浮気?男女の「浮気ライン」の違いは?
浮気経験に男女差はあるか?
この世に恋愛と結婚がある限り、全人類を悩ませ続けるのが浮気ですよね。自分がしたりされたり、家族や友人の身に降りかかったという方も少なくないのでは。一般的には男性のほうが女性よりも浮気をしがちなイメージがありますが、実際はどうなのでしょうか。コミック中心の電子書籍配信サイト・めちゃコミックが調査した、浮気に関するアンケートの結果から見てみましょう。このアンケートは2018年1月31日から2月2日にかけて、めちゃコミック会員の男性139名、女性1737名、合計1876名に調査したものです。この結果によると、「浮気をしたことがありますか?」という質問に「ある」と答えた男性は38%、女性は31%でした。確かに男性のほうが多いですが、その差は7%。意外と男女差は少なく、男女ともに3割以上の人が浮気経験を持つことがわかりました。
一方で、コンドーム製造販売メーカー・相模ゴムが2013年1月に47都道府県の20代から60代の男女1万4100人に行ったアンケートでは、男性の26.9%、女性の16.3%が結婚相手・交際相手以外にもセックスをする相手がいると答えています。パートナー以外にセックスする相手がいる人は、女性より男性のほうが10%ほど多いようですね。
このふたつのアンケートは調査対象などが異なるので、もちろんまったく同じ結果にはなりません。しかしパートナー以外とセックスすることが浮気といえるなら、男性のほうが浮気に肉体関係を求めているといえそうです。こうなると「浮気をしたことがある」の線引きがどこにあるのか気になりますね。浮気のラインには男女差があるのでしょうか。
どこからが浮気なのか?
めちゃコミックのアンケート結果によると、「どこからが浮気だと思いますか?」という質問に対する回答は以下のようになりました。1位:体の関係を持つ(男性・32%、女性・28%)
2位:キスをする(男性・女性ともに27%)
3位:手をつなぐ(男性・20%、女性・19%)
意外にも1位から3位は男女ともに同じで、割合もほぼ同じです。しかし具体的な意見からは、微妙な男女の違いが見て取れます。男性は「自分の種を広げたいので、好きではない相手とでも肉体関係を持てる」と考える一方、女性は「パートナーに秘密で会った時点で、やましい気持ちがあるので浮気」、「連絡先を交換するのは会うためだから、連絡先を交換したら浮気」と考えるのです。女性のほうが浮気の基準に厳しいようですね。
浮気調査相談窓口を運営するサイト・浮気調査ナビが20代から50代の男女各100人に行った同様のアンケート結果では、興味深い男女の違いが浮き彫りになっています。このアンケートのポイントは、浮気ラインに「好きという感情が芽生えたら」という回答がある点。結果は以下のとおりです。
<男性>
1位:身体の関係を持ったら(21%)
2位:キスをしたら(20%)
3位:好きという感情が芽生えたら(19%)
……
5位:手を繋いだら(9%)
<女性>
1位:好きという感情が芽生えたら(29%)
2位:手を繋いだら(22%)
3位:キスをしたら(14%)
4位:身体の関係を持ったら(11%)
女性の1位は「好きという感情が芽生えたら」なのです。それぞれの1位を見ると、男性は肉体的、女性は精神的な部分で裏切られると浮気と思うことがわかりますね。多くの女性が「好きという感情が芽生えたら浮気」と考えているため、女性のほうが浮気のボーダーラインに厳しいのでしょう。
なぜ浮気してしまうのか?
そもそも浮気しなければなにも問題ないのですが、現実として浮気騒動は今日もどこかで起きています。一体なぜ、人は浮気するのでしょうか。そして男女の違いはあるのでしょうか。めちゃコミックの「なぜ浮気をしたと思いますか?」という質問への回答を見てみましょう。1位:パートナー以外に気になる相手ができたから(男性・47%、女性・43%)
2位:パートナーとマンネリ化してきたから(男性・24%、女性・22%)
ここでも1位と2位は男女ともに同じで、割合もほぼ同じでした。パートナーとマンネリ化すると他の人が良く見えてしまう……というのはよく聞く話。このふたつの回答は切り離せない関係にあるのかもしれません。そして、このアンケート結果は次のように続きます。
女性3位:浮気相手に流されて(19%)
女性4位:その他(16%)
男性3位:その他(15%)
男性4位:浮気相手に流されて(14%)
「その他」にはいろいろな少数意見が含まれると考えると、3位も男女ともに「浮気相手に流されて」で同じと見ても差し支えないような順位になりました。浮気の原因に男女の違いはあまりないようです。まさに人類すべてに共通する問題なのでしょう。
少数意見の中には、「浮気されたから浮気で仕返し」というものも。確かに、裏切られたら仕返ししたくなりますよね。しかしそれでは、いつまでもパートナーとの問題に決着はつきません。「浮気は絶対許さない」と別れてしまうカップルもいれば、浮気を機にしっかり話し合って絆を強めるカップルもいます。浮気などないに越したことはありませんが、浮気があったときこそきちんと向かい合い、お互いの気持ちを洗いざらい伝え合うことが大切なのではないでしょうか。
<参考サイト>
・めちゃコミック どこからが浮気?男女の浮気観の違いを大調査 ~70%以上が男女で「浮気のライン」は違うと考えていることが判明~
https://sp.comics.mecha.cc/free/mechamaga/articles/b-uwaki-nr
・相模ゴム工業株式会社 ニッポンのセックス 恋愛対象、セックスパートナー、浮気etc
https://sagami-gomu.co.jp/project/nipponnosex/love_sex.html
・浮気調査ナビ 【浮気はどこから?】男女別・浮気の境界線アンケート結果発表!
https://uwaki-pro.com/magazine/21/
・めちゃコミック どこからが浮気?男女の浮気観の違いを大調査 ~70%以上が男女で「浮気のライン」は違うと考えていることが判明~
https://sp.comics.mecha.cc/free/mechamaga/articles/b-uwaki-nr
・相模ゴム工業株式会社 ニッポンのセックス 恋愛対象、セックスパートナー、浮気etc
https://sagami-gomu.co.jp/project/nipponnosex/love_sex.html
・浮気調査ナビ 【浮気はどこから?】男女別・浮気の境界線アンケート結果発表!
https://uwaki-pro.com/magazine/21/
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
「学ぶことが楽しい」方には 『テンミニッツTV』 がオススメです。
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,600本以上。
『テンミニッツ・アカデミー』 で人気の教養講義をご紹介します。
習近平への権力集中…習近平思想と中国の夢と強国強軍
習近平―その政治の「核心」とは何か?(1)習近平政権の特徴
国際社会における中国の動きに注目が集まっている。新冷戦ともいわれる米中摩擦が激化する中、2021年7月に中国共産党は創立100周年を迎えた。毛沢東以来、初めて「思想」という言葉を党規約に盛り込んだ習近平。彼が唱える「中...
収録日:2021/07/07
追加日:2021/09/07
史料読解法…豊臣秀吉による秀次粛清の本当の理由とは?
歴史の探り方、活かし方(4)史実・史料分析:秀吉と秀次編〈上〉
実際に史料をどうやって読み解いていけばいいのか。今回から具体的な史料の読み解き方をケース・スタディしていく。最初は『太閤記』に関する参考資料を用いて、太閤・豊臣秀吉と関白・秀次の関係を考える。そもそも『太閤記』...
収録日:2025/04/26
追加日:2025/11/22
密教の世界観は全宇宙を分割せずに「つないでいく」
エネルギーと医学から考える空海が拓く未来(4)全てをつなぐ密教の世界観
岡本浩氏、長谷川敏彦氏の話を受けて、今回から鎌田氏による講義となる。まず指摘するのは、空海が説く『弁顕密二教論』の考え方である。この著書で空海は、仏教の顕教は「中論」「唯識論」「空観」など世界を分割して見ていく...
収録日:2025/03/03
追加日:2025/11/20
ギャングの代わりに弁護士!? 壮絶なアメリカ労働史の変遷
内側から見たアメリカと日本(4)アメリカ労働史とトランプ支持層
労働経済を学んでいた島田氏は、ウィスコンシン大学留学中、労働者の教化運動に参加している。アメリカ産業史を学習する中、労働運動の実態を触れ、ウォルター・ルーサーとヘンリー・フォードの熾烈な闘いを知ったからだ。労働...
収録日:2025/09/02
追加日:2025/11/18
熟睡のために――認知行動療法とポジティブ・ルーティーン
熟睡できる環境・習慣とは(1)熟睡のための条件と認知行動療法
「熟睡とは健康な睡眠」だと西野氏はいうが、健康な睡眠のためには具体的にどうすればいいのか。睡眠とは壊れやすいもので、睡眠に影響を与える環境要因、内面的要因、身体的要因など、さまざまな要因を取り除いていくことが大...
収録日:2025/03/05
追加日:2025/11/23


