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DATE/ 2019.12.24

飲む点滴!「甘酒」の健康効果とは?

話題沸騰中の甘酒、実は2種類ある

 甘酒といえば、神社のふるまい酒などでおなじみの日本人にとって身近な存在ですよね。この甘酒が現在、人気沸騰中です。人気の秘密は「飲む点滴」、「飲む美容液」とも呼ばれる健康・美容効果。しかし身近な甘酒だからこそ、どんな成分がそれほどまでの効果をもたらすのかよくわからないという方もいらっしゃるかもしれませんね。

 まず、甘酒には「米麹」と「酒粕」の2種類あることをご存知でしょうか。このふたつの違いは次のようになります。

 米麹:蒸した米に麹菌をつけ、発酵させてつくった甘酒。米の甘みだけが感じられる優しい味わいで、カロリーも抑えられます。
 酒粕:米麹をアルコールで発酵させ、砂糖を加えて造った甘酒。甘みがしっかり感じられますがカロリーは高め。

 健康・美容効果がより高いのは、米麹のほうです。なぜなら、麹菌が米のデンプンを分解して生成されるブドウ糖を、より多く含んでいるのが米麹の甘酒だからです。ただし米麹の甘酒は甘みが弱いので、物足りなく感じる方は米麹と酒粕をブレンドした甘酒を選ぶとおいしく飲めるでしょう。

「飲む点滴」に納得の健康・美容効果

 甘酒に含まれる有効成分は、活力のもとになるブドウ糖だけではありません。消化吸収を助ける麹菌、腸内環境を整える食物繊維、オリゴ糖、代謝を促進するビタミンB群など豊富な栄養素が含まれています。それでは、具体的にどの成分にどんな効果があるのか見てみましょう。

 疲労回復:栄養素の分解や消化のサポートをする麹菌のはたらきで、エネルギーのもとが吸収しやすくなります。エネルギーのもとといえばブドウ糖。さらに代謝を助けるビタミンB群も含まれるため、まさに点滴をしたような疲労回復効果が期待できます。

 腸内環境の改善:食物繊維が腸の動きを促進して便秘を解消し、オリゴ糖が腸内善玉菌の食料となって善玉菌を増やします。森永製菓の研究では、善玉菌の一種である乳酸菌が甘酒の成分を摂取することにより1か月で約1.5倍に増加したという結果が出ています。

 美肌・アンチエイジング:糖質や脂質からのエネルギー生成と皮膚や粘膜の健康維持を担当するビタミンB群を摂取すると、代謝が活性化して肌も健やかに保たれるので美肌効果が望めます。さらに、麹菌の酵素には抗酸化作用によるアンチエイジング効果があると考えられています。

 またブドウ糖は血糖値を速やかに上昇させるので、甘酒を飲むと満腹感が得られます。栄養豊富な甘酒を飲めば食事量を減らしても比較的安全なので、置き換えダイエットに活用したり食前に飲んで食事量を調整したりしてもよいでしょう。

飲むときの注意点と効果的な飲み方

 このようにうれしい効果がたくさんの甘酒ですが、たくさん飲めばそれだけ効果が得られるというわけではありません。ブドウ糖を多く含むことからもわかるように、甘酒は糖質が多いため、飲み過ぎれば体重が増えてしまいます。特に高血糖といわれている方、糖尿病と診断されている方は主治医と相談して飲むようにしてください。

 また甘酒は「酒」とつきますが、米麹の甘酒は麹の発酵によりつくられているのでアルコールは入っていません。一方、酒粕の甘酒はアルコールを使っているので、完全にノンアルコールとは言い切れません。食品表示法の食品表示基準により、アルコール度数1%未満の商品にはノンアルコールの表示が許可されているため、酒粕の甘酒には微量のアルコールが含まれている可能性もあります。このため、お酒に弱い方、妊娠中の女性、子ども、運転をする方などは米麹の甘酒を選ぶとよいでしょう。

 甘酒の効果を最大限に引き出すなら、一度に飲む量は50~120ml程度、1日の総量は200ml程度が目安とされます。さらに、飲む時間帯にも気を配ってみましょう。朝に飲めばブドウ糖の効果で脳が覚醒します。昼ならブドウ糖に加えて代謝を促進するビタミンB1の効果で精力的に仕事や勉強に取り組めます。そして夜なら疲労回復効果でまた明日への活力を養えます。

 うまく生活の中に甘酒を取り入れて、毎日の健康と美容に活かしてくださいね。

<参考サイト>
・かわしま屋 甘酒の正しい飲み方とは?飲み過ぎには要注意!?健康効果・効能も徹底解説
https://kawashima-ya.jp/contents/?p=4500
・森永製菓 甘酒Lob.
https://www.morinaga.co.jp/company/rd/amazake_labo/
・マルコメ 麹と酵素とそのはたらき
https://www.marukome.co.jp/koji/enzyme/
・東京医科大学 疲労回復のための栄養素の効果的な摂取
http://www.tmu-ph.ac/recovery/02.php
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