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DATE/ 2020.05.16

動画にVR…家の中で子どもと楽しく遊ぶ方法

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で学校の休校、幼稚園・保育園の休園が続いています。突然の外出自粛のなかで、どう過ごしたらいいのか分からず、戸惑っている方、お困りの方も多いはず。

 そこで、この記事では家の中でお子さんと楽しく過ごす方法をご案内いたします。できることなら、この長期休暇を逆手にとって有効活用したいものですよね。今だからこそお得に使える無料コンテンツの情報も満載です。

オンライン動物園が「バZOOる」?

 いま、自宅で過ごす子どもたちのために電子書籍や学習教材などさまざまなコンテンツが無料で公開されています。インターネット環境が整っていることが前提となりますが、まずはそのいくつかを紹介していきます。

 たとえば「オンライン動物園」という試みがあります。札幌市円山動物園では、「今日の円山動物園」と題してTwitterで動画を配信しています。同じ北海道の旭山動物園もSNSで動物たちの動画を配信。動物を意味する英単語「ZOO」と「バズる」掛けて、これらの人気動画を「バZOOる動画」と呼んで賑わっているようです。このほか、上野動物園や神戸どうぶつ王国など、たくさんの動物園でこのような試みがなされています。ぜひお気に入りの動物園を調べてみてください。

動物園だけでなく、水族館でも動画配信

 動物つながりでいうと、アカデミー賞の短編アニメーション賞ノミネート作「ダム・キーパー」がYouTubeで無料配信されています。本作は、風車を回す仕事をしている孤独でいじめられっ子のブタの少年が主人公の物語です。漫画では、『動物のお医者さん』が白泉社のアプリ「マンガPark」で無料配信されます。どちらも親子で楽しめる作品です。

 同じく水族館でも動画配信があります。葛西臨海水族園やサンシャイン水族館、京都水族館、海遊館など、こちらも好みの水族館をチェックしてみてください。世界一のクラゲの水族館として有名な加茂水族館は、「かもすいLIVE!」として、クラゲの展示など水槽内をYouTubeで配信しています。

 動物園の話に戻りますが、淡路島モンキーセンターでは猿の様子を、日本平動物園ではホッキョクグマの様子をYouTubeでライブ配信しています。動物といえば、Nintendo Switchのゲームソフト「あつまれ どうぶつの森」が日本だけでなく世界中で人気を集め、大きな話題となっていますね。

「かはくVR」と「おうちでみんぱく」

 動物園、水族館ときたら博物館ですね。国立唯一の総合科学博物館である国立科学博物館では「地球館」と「日本館」の展示をVRで鑑賞できる「かはくVR」を提供しています。VR映像として鑑賞するには専用のゴーグルなど必要ですが、3Dビュー映像はPCやスマートフォンがあれば楽しむことができます。

 大阪の国立民族学博物館のウェブサイト「おうちでみんぱく」は、バーチャルミュージアムやワークショップの動画、ぬりえなどさまざまな学びのコンテンツを公開しています。
 
 ほかにも、東京国立博物館、東京国立近代美術館、国立西洋美術館、東京富士美術館などの博物館や美術館はストリートビューで館内を見ることができます。

おでかけ気分でオンラインで市場に

 おでかけ気分の延長で、オンライン陶器市やオンライン豊洲市場にお出掛けするのもおすすめです。毎年4月29日~5月5日に開催され、全国から約100万人が訪れる有田焼の陶器市ですが、残念ながら今年は延期となりました。そこで開催されているのが「Web有田陶器市」です。

 4月29日から5月6日に予定されていた「第105回益子春の陶器市」も中止が決まり、ネットで開催されることとなりました。豊洲市場は取引が大きく減少し打撃を受けています。そこでなんとかフードロスを減らすために、通販サイトの「豊洲市場ドットコム」では、特別価格で新鮮な食材を販売しています。こうした「オンライン市場」は、ショッピングだけでなく、社会科見学にもなりますね。

 そのほかにも、フードロスに取り組むプロジェクトはたくさんあります。たとえば、株式会社ビビッドガーデンの運営するオンライン・マルシェ「食べチョク」では「コロナでお困りの野菜や肉、魚の生産者さん」というカテゴリーがあり、農家・漁師さんの応援することができます。

困ったときは官公庁のまとめサイト

 ここまでいくつかのオンラインサービスを紹介してきましたが、まだまだたくさんあります。ここでは紹介しきれないので、もっと知りたいという方は文科省のまとめサイト「子供の学び応援コンテンツリンク集」や経済産業省の「学びを止めない未来の教室」を覗いてみてください。YAHOO!JAPANきっず「おうち学校」もおすすめです。

 スポーツ庁の「子供の運動あそび応援サイト」というものもあります。アタマだけでなくてカラダも動かしたいですよね。「スポーツを通して様々なものをコーディネートする」コーディスポーツを掲げるコーディスポーツは、「家でもできる!親子体操」をYouTubeで公開しています。テレビ朝日の番組「ワイドスクランブル」で取り上げられて、話題となりました。

 室内での運動にちょっと抵抗があるという方も、工作や塗り絵など手の運動であれば、スペースもとらないし、騒音を気にすることもありません。少し検索すると、ダウンロードできる工作や塗り絵を公開しているサイトがたくさん出てくるはずです。

オフラインの楽しさを再発見

 ここまではオンラインのコンテンツを紹介してきましたが、オンラインで遊べる環境が万全ではないという方もいることでしょう。また、インターネットやゲームや動画の長時間利用による依存症が懸念されています。インターネットは便利ですが、依存症などのリスクがある点にも注意しましょう。

 インターネットがなくても、家にあるものでできることはたくさんあります。たとえば、絵本を読んだり、料理や掃除、折り紙、新聞やチラシや段ボールを使った工作、ボードゲームやトランプ。オフラインでも、掃除するときは「雑巾がけ競争」というふうにイベント化、ゲーム化するなど、ちょっと工夫すれば何気ないことも、たちまち楽しい遊びになります。その「ちょっとした工夫」が大変ですが、それが楽しめるようになれば、向かうところ敵なしです。

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