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江戸時代の小1教材レベルが高すぎる…
中国古典思想の研究家:田口佳史氏によると、江戸時代、小学1年生ほどの子供に教えた「小学」という書物の巻頭には、驚くほど深い話が載っていたという。
天命之謂性…天の命ずるこれを性という
意味は、「ひとつ君、天に代わって人間として生まれて、私の意思である健全な社会と、愉快な人生を皆につくってやってほしい。しかし人間は厄介だよ。したがって、これを持っていきなさい、といって授かるのが性だ」ということです。
『易経』などでは、これを「性命」と言って、天性と生命の両方から成り立っているのが人間であるとしている。「人間は天性、天分を本当に大切にしなければいけない」ということを真っ先に子どもに教える教育がおこなわれていたのだ。
人生において最大の難問とも言える「何のために生まれ、何のために生きていくのか?」という問いが、小学1年生にされていた江戸時代の教育レベルの高さに、我々現代人は驚きを禁じえない。
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