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DATE/ 2020.07.29

働けなくなった時に生活費を補える保険とは?

 ウィズコロナ、アフターコロナというフレーズが飛び交う世の中になり、働き方も大きく変わってきています。先行きが見えづらい中、「もし働けなくなったら家族をどう養えばよいだろうか」という不安を抱く人も少なくないのではないでしょうか。そうした時の対策について考えてみたいと思います。

病気やケガで働けなくなってしまった時に

 「働けなくなった時」の定義はいろいろありますが、失業してしまった時は公的保険である雇用保険による失業給付の制度があります。今回は広く知られている雇用保険ではなく、病気やケガで働けなくなってしまった時の備えとして位置づけられている就業不能保険に焦点を当ててみたいと思います。

 就業不能保険は、病気やケガで働けなくなった時に備える保険の総称です。雇用保険とは違い失業が条件ではなく、病気やケガで働けない状態になっていること、が条件となります。細かい条件は保険会社によって異なりますが、「病気やケガで働けない」=入院や在宅療養が続き、就業不能になっている、ことを指すケースが一般的です。ライフネット生命の「働く人への保険2」を例にとると、就業不能状態に該当してから60日、あるいは180日の支払い対象外期間が過ぎても継続した場合に給付金を受け取ることができます。つまり、長期間にわたって働けなくなるような事態に備えた保険、という位置づけになります。

 長期を見越した保険なので、働けなくなった初期は別の形でカバーする必要があります。例えば会社員や公務員は健康保険から傷病手当金として1年半は給与のおよそ2/3の金額を受け取れるほか、それ以降も障害年金を受け取れる場合があります。また、治療費についても高額療養費制度により自己負担額は一定額にまで抑えられる仕組みが整えられています。

 そのため、就業不能保険が必要になるタイプは、おおまかに言えば病気やケガで働けなくなった際の収入減に十分な対策ができていない人や、公的保険が必ずしも十分ではない国民健康保険に入っている人と言えるでしょう。

名前は似ている「収入保障保険」内容は?

 また、就業不能保険とは似た名前で収入保障保険というものがありますが、似て非なる商品になります。被保険者が保険期間中に死亡、または高度障害になった際に、満期まで死亡保険金を年金形式で毎月決まった額を受け取れるという保険になります。定期保険と似ていますが、定期保険は保険期間中に受け取れる死亡保険金が期間中一定です。保険期間の初期であっても終盤であっても代わりません。一方収入保障保険は保険期間の残りが短くなるにつれ受け取れる保険金総額が少しずつ減っていきます。その分保険料は定期保険より割安で済む、という仕組みです。

 加入するケースとして最も多く考えられるのは、被保険者が死亡した際、残された家族への備え、です。残された家族がどの程度生活費を必要としているかは人生のステージによって異なるので、住宅ローンを完済する〇年後までは毎月定額で保険金が支払われるようにしたい、子供が独立する〇年後まで、など状況に合わせて商品を選べることになります。従来の定期保険よりも人生プランに合わせて柔軟に対応できると言えそうです。

 保険と言えば死亡保険と医療保険くらいだったかつてに比べれば、商品の種類が多種多様になってきています。家族の人数も経済状況も、人生は人それぞれ。自分に合った保険を選び、少しでも人生の不安を軽減していきましょう。

<参考サイト>
・ライフネット生命の就業不能保険「働く人への保険2」保険内容の特長を解説
https://www.lifenet-seimei.co.jp/product/disability/
・就業不能保険は必要?メリット・デメリットを紹介 - 就業不能保険資料請求
https://life.insweb.co.jp/shugyo/merit-demerit.html
・収入保障保険とはどんな保険? メリットやデメリットから、必要性までマルっと徹底解説!|保険相談ナビ
https://www.hokennavi.jp/cont/column-life-di-013/

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