社会人向け教養サービス 『テンミニッツ・アカデミー』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
DATE/ 2020.09.08

あなたの周りの「結婚できない人」の特徴は?

 「この人は結婚できないだろうな」と思ってしまう知人、友人があなたの周りにいませんか?「こんなに素敵な人なのになぜ結婚できないの?」と皆が不思議に思うシングルもいますが、「結婚できないのも分かる…」と周りに納得されてしまうシングルには、どんな特徴があるのでしようか。

アンケート「あなたの周りの結婚できない人ってどんな人?」

 20~50代の男女30人に「あなたの周りにいる人で、本人は結婚したいと思っているが”結婚できない”という人の特徴は?」というアンケートを実施。見た目や年齢ではなく、結婚できない人の性質や性格などの傾向を探ってみたところ、以下のような目立った特徴が挙げられました。

1・自己評価が低く卑屈
 「どうせ私なんて…」とか「俺なんてモテないし…」と自己評価が低く、自分は結婚できないと半ば諦めムードな姿勢の人は結婚できない、との声が集まりました。「あまりに自分に自信がなく、どうせ結婚できないという雰囲気を出している卑屈な感じだと異性にはモテないし、自ら結婚のチャンスを遠ざけていると思う」という意見も。

2・プライドがムダに高い
 前項とは逆に、自分に自信がありプライドが高過ぎても結婚できない人が多いとの回答も。「別に結婚したいわけでもない、みたいなことを言っている先輩は一生結婚できないと思う」「プライドが高くて相手に合わせたり妥協ができない人に結婚は無理」などの意見も多く、自己評価が低い人と同様に結婚したいと周りに見せられないタイプだとも言えます。

3・相手の欠点や短所ばかり見る
 「男性とデートしても、どこが気になった、こんなところが不満、とマイナスポイントを細々チェックする女友達は結婚できないなと思う」、「欠点ばかりみている人は、いつも相手に幻滅しては結婚が遠のいている」など、マイナス方式で結婚相手を評価する人は結婚できないとの声も。せっかくの長所も欠点探しに明け暮れると見えなくなってしまい、結婚に踏み切れないのかもしれません。

4・自分を棚に上げて条件が厳しい
 「こんな職種は嫌、年収はいくら以上、バツイチはナシ、など”あんた何様だよ”と思うような条件を口にする女友達。条件通りの人にあなたは選ばれるほどの女ですか?と言ってやります」と語ってくれた人もいますが、自分の身の丈に合わない理想の相手を上から目線で探す人も結婚できないタイプ。自分がどう思われているかは考えず、相手に厳しいだけでは確かに結婚できなさそうですね。

5・変化を恐れて慎重過ぎる
 結婚したら、住環境や経済事情、生活習慣などの変化はつきもの。たとえ不本意でも家族で我慢したりやり繰りしたりが当たり前ですが、「結婚できない人は、今の生活を変えたくない気持ちが強い」「結婚によるデメリットを考え過ぎている」など、結婚によってもたらされる変化に躊躇してしまう人が多いよう。優柔不断なところがある人も結婚とは縁遠くなりそうです。

結婚できない人は、実は〇〇が一番大事!?

 アンケート結果を見てみると「結婚できない人」と思われている人には、失敗したくない、傷付きたくない、損したくない、我慢したくない、恥をかきたくない…、そんな結婚や恋愛への後ろ向きな気持ちが共通している印象がありました。

 それゆえ、必要以上に慎重になって相手への条件を並べたり、欠点を探ったり、失うものやデメリットを考え臆病になり、結婚から遠ざかってしまっているようです。それは総じて、実は「自分が一番大事」で、自分を守りたい人が多いとも言えるのではないでしょうか。もしかすると、「自分より大事」と錯覚でも思えるような相手と出会えた時が、「結婚できない人」が「結婚できる人」へと変われるチャンスなのかもしれませんね。
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
物知りもいいけど知的な教養人も“あり”だと思います。
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,600本以上。 『テンミニッツ・アカデミー』 で人気の教養講義をご紹介します。
1

「宇宙の階層構造」誕生の謎に迫るのが宇宙物理学のテーマ

「宇宙の階層構造」誕生の謎に迫るのが宇宙物理学のテーマ

「宇宙の創生」の仕組みと宇宙物理学の歴史(1)宇宙の階層構造

宇宙とは何かを考えるうえで中国の古典である『荘子』・『淮南子(えなんじ)』に由来する「宇宙」という言葉が意味から考えてみたい。続いて、地球から始まり、太陽系、天の川銀河(銀河系)、局所銀河群、超銀河団、そして大...
収録日:2020/08/25
追加日:2020/12/13
岡朋治
慶應義塾大学理工学部物理学科教授
2

知ってるつもり、過大評価…バイアス解決の鍵は「謙虚さ」

知ってるつもり、過大評価…バイアス解決の鍵は「謙虚さ」

何回説明しても伝わらない問題と認知科学(3)認知バイアスとの正しい向き合い方

人間がこの世界を生きていく上で、バイアスは避けられない。しかし、そこに居直って自分を過大評価してしまうと、それは傲慢になる。よって、どんな仕事においてももっとも大切なことは「謙虚さ」だと言う今井氏。ただそれは、...
収録日:2025/05/12
追加日:2025/11/16
今井むつみ
一般社団法人今井むつみ教育研究所代表理事 慶應義塾大学名誉教授
3

図書館の便利な活用法…全国の図書館からの「お取り寄せ」

図書館の便利な活用法…全国の図書館からの「お取り寄せ」

歴史の探り方、活かし方(2)図書館「レファレンス」の活用

公共図書館では質の高い「レファレンス」サービスを提供しているが、活用する人は限られている。だが、実は全国の図書館ネットワークを縦横無尽に活用できる、驚くほどに便利な仕組みなのだ。今回は図書館のレファレンスで何が...
収録日:2025/04/26
追加日:2025/11/15
4

脳内の量子的効果――ペンローズ=ハメロフ仮説とは

脳内の量子的効果――ペンローズ=ハメロフ仮説とは

エネルギーと医学から考える空海が拓く未来(2)量子論と空海密教の本質

「ワット・ビット連携」の概念がある。これは神経と血管の関係にも似ており、両者が密接に関係するところから、それをもとに人間の本質について考察していくことになる。また、中村天風の思想から着想を得て、人間の心には霊性...
収録日:2025/03/03
追加日:2025/11/13
5

偉大だったアメリカを全否定…世界が驚いたトランプの言動

偉大だったアメリカを全否定…世界が驚いたトランプの言動

内側から見たアメリカと日本(2)アメリカの大転換とトランプの誤解

アメリカの大転換はトランプ政権以前に起こっていた。1980~1990年代、情報機器と金融手法の発達、それに伴う法問題の煩雑化により、アメリカは「ラストベルト化」に向かう変貌を果たしていた。そこにトランプの誤解の背景があ...
収録日:2025/09/02
追加日:2025/11/11