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DATE/ 2020.10.02

最も電気代のかかる「家電」とは?

 在宅ワークが拡がり、家で過ごす時間も増えたのではないでしょうか。こうなると気になるのは電気代。うまく節約したいところです。では効率的に電気代を節約するにはどうすればいいのでしょうか。まずはどういった家電が電気をより多く消費しているのかというところから考えてみましょう。

古い家電の多くは買い替えたほうがお得

 資源エネルギー庁の資料(2015年)によると、例えば夏の昼間14時を基準とした在宅世帯の電気使用量は、エアコン、冷蔵庫、照明器具、テレビの4つで8割以上を占めているそうです。さらにこのうちの58%はエアコン。ちなみに設定温度を2℃あげると、10%の節電効果が得られるそうです。

 もっと思い切った省エネをするには、買い替え時にエネルギー効率の良いものにすることだと思われます。エアコンの場合、2018年型と2008年型を比較すると約4%の省エネになります。新しいものになればなるほど、省エネ性能は進んでいます。また、そのほかの機器でも最新家電の省エネ効果はかなり高いようです。同様の10年間で比較すると、冷蔵庫で約43%、テレビで約48%の省エネになります。また照明器具にいたっては、電球型LEDランプにすれば、従来の電球と比べて約85%の省エネ効果があります。

エアコンの電気代は年間16000円から52000円

 ここでは電気器具ごとに、年間どれだけの金額がかかっているのか、2020年現在での情報を見てみましょう。以下、「エネチェンジ」というサイトに詳細な計算がありましたので一部抜粋します。各機器における年間の電気代はおおよそ以下の通り。

1. エアコン 約16,000円から52,000円
2. 洗濯乾燥機 約5,800円から21,000円
3. 食器洗い乾燥機 約15,000円
4. 冷蔵庫 約6,700円から9,300円
5. 照明器具(1台あたり) 約2,500円

 エアコンは部屋の広さによってかかる電気代が大きく異なります。6畳向けのもので16000円程度、20畳向けのもので52000円程度。洗濯乾燥機は毎日使用した場合の試算ですが、縦型洗濯機(洗濯容量11kg/乾燥容量6kgヒーター乾燥)で21000円程度、ドラム型の同容量のもので5800円程度です。冷蔵庫もサイズによって異なりますが、こちらは容量の大きなものの方が電気代は安くなる傾向があります。

エアコンは「自動」モードで

 では、どのようにすれば電気代を節約できるのでしょうか。それぞれの機器別に情報を整理します。まずエアコンは「自動」に設定しましょう。「弱」の方が節約できるイメージがありますが、実際は設定温度に到達するまでに電力を使い続けます。「弱」なのでそれだけ時間がかかるというわけです。この点「自動」であれば、設定温度になったあとは電力をあまり使わずに運転してくれます。また、エアコンの働きを助けるサーキューレーターや扇風機も使い、設定温度は夏28℃、冬20℃を目安にするといいようです。それでも暑ければ設定温度を下げるのではなく、「風量」を強くした方が電気代としては節約になります。また、使用している時期は2週間に1度のフィルター掃除も忘れずに。

 洗濯乾燥機は、まず乾燥機を使う必要があるかどうか、よく考えた方がいいようです。試算によると、洗濯1回にかかる電気代は2、3円程度ですが、乾燥まで行うと15円から60円になるとのこと。干せるときは干しましょう。また、ドラム式はどちらかと言えば乾燥に向いているとのことなので、干す時間がないという人は、ドラム式の方が節約になるかもしれません。

 冷蔵庫は気温が低い時期は「弱」モードで大丈夫です。冷気がいきわたるよう、冷蔵室は詰め込み過ぎないようにしましょう。目安としては7割まで。逆に冷凍庫は凍った食材が多い方が電力を使わないので、多めに詰めていいようです。また、開いている時間が長ければ長いほど冷気が逃げ、温度が上がってしまうので余計電力が消費されます。扉の開閉時間はなるべく減らす意識をもつだけでも、だいぶ違ってくるようです。

<参考サイト>
・政府の節電ポータルサイト「節電.go.jp」 2015 Archive|経済産業省 資源エネルギー庁
https://www.enecho.meti.go.jp/category/electricity_and_gas/setsuden/archive/2015summer/todo/02.html
・省エネポータルサイト|経済産業省 資源エネルギー庁
https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/general/choice/
・【2020年最新版】電気代の高い家電11選、一番電気代のかかる家電は?|電気とガスのかんたん比較 エネチェンジ
https://enechange.jp/articles/large-consumption-consumer-electronicses
・【電気代の高い家電ランキング】TOP5の「金額」と家電ごとに違う電気代「節約対策」|マネーの達人
https://manetatsu.com/2020/07/277759/

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