社会人向け教養サービス 『テンミニッツ・アカデミー』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
「移住したい国ランキング」日本は何位?
リモートワークがすっかり市民権を得て、地方移住が話題にもなる昨今ですが、今回は海外移住のお話です。アメリカのフィンテック企業・レミトリーが「移住したい国」という調査を実施したのですが、果たして日本は何位に入ったでしょうか?
1位に輝いたのはカナダ。30か国が「最も移住したい国」としてカナダを選んでいたという結果になりました(あくまで検索データによる推定ではありますが)。続いて2位に入ったのが日本。レミトリーは素晴らしい景色や治安の良さ、雇用機会の多さなどで評価されたのでは、と分析しています。続いて3位はスペイン、4位はドイツ、5位はカタールでした。
では日本へのラブコールを送った、「最も移住したい国」として選んでいたのはどこでしょうか?世界で人気1位のカナダとアメリカ、北米の2大国が日本を選んでいたことに加え、アジアからの人気が高く、ネパール、ミャンマー、タイ、ラオス、カンボジア、台湾、フィリピン、インドネシア。他にはオーストラリア、ジョージア、モンテネグロがありました。ちなみに日本が最も関心を持っている対象はイギリスでした。
アジア内から日本への人気が高かったように全体的な傾向を見ると近場を選んでいる国や地域が多く、ヨーロッパ諸国はスペインやドイツ、スイスなどが人気でした。フィンランド、スウェーデンの北欧国がスペインを選んだのは暖かさに惹かれたのかもしれないですし、ポーランド、チェコなどがドイツを選んでいるのは距離的な近さに加えて仕事探しという面もあるのかも、など地図で見るといろいろと想像がかき立てられます。
親日という観点でその他の国も該当するのでしょうか?アウンコンサルティング株式会社が発表した「世界11カ国の親日度調査」を見ると、台湾、タイ、アメリカ、オーストラリアは「大好き」が50%超。一方で日本「大好き」率50%超なのに移住先1位に別の国を挙げていたのはシンガポール。シンガポールがラブコールを送ったのはオーストラリアでした(隣国のマレーシアもオーストラリアへの移住意向が強いようです)。
コロナ禍ということで現実的にはすぐ海外移住するのは難しい時期ではあるものの、グローバルな移動に制限がない世になれば、こうした海外移住がより活発化するのかもしれませんね。
日本は世界2位! 13の国と地域からラブコール
2020年1月から10月の期間で、「海外への移住方法」についてGoogleのグローバル検索は29%増加したとのことで、コロナ禍で海外移住を考える人は世界的に増えているようです。「移住したい国」調査では、101の国と地域の検索データを元に、最も検索された場所のランキングを作成。さらに、各国ごとにどこへの移住希望が最も高いのか、という情報もまとめています。1位に輝いたのはカナダ。30か国が「最も移住したい国」としてカナダを選んでいたという結果になりました(あくまで検索データによる推定ではありますが)。続いて2位に入ったのが日本。レミトリーは素晴らしい景色や治安の良さ、雇用機会の多さなどで評価されたのでは、と分析しています。続いて3位はスペイン、4位はドイツ、5位はカタールでした。
では日本へのラブコールを送った、「最も移住したい国」として選んでいたのはどこでしょうか?世界で人気1位のカナダとアメリカ、北米の2大国が日本を選んでいたことに加え、アジアからの人気が高く、ネパール、ミャンマー、タイ、ラオス、カンボジア、台湾、フィリピン、インドネシア。他にはオーストラリア、ジョージア、モンテネグロがありました。ちなみに日本が最も関心を持っている対象はイギリスでした。
アジア内から日本への人気が高かったように全体的な傾向を見ると近場を選んでいる国や地域が多く、ヨーロッパ諸国はスペインやドイツ、スイスなどが人気でした。フィンランド、スウェーデンの北欧国がスペインを選んだのは暖かさに惹かれたのかもしれないですし、ポーランド、チェコなどがドイツを選んでいるのは距離的な近さに加えて仕事探しという面もあるのかも、など地図で見るといろいろと想像がかき立てられます。
親日度合いと関係あり? 調べてみると
そうした中でジョージア、モンテネグロが日本を選んだのはある意味イレギュラーなのですが、ジョージアは親日国としても知られています。少し前には牛丼チェーンの松屋がジョージア料理のシュクメルリ定食を販売して話題になったこともありました。親日という観点でその他の国も該当するのでしょうか?アウンコンサルティング株式会社が発表した「世界11カ国の親日度調査」を見ると、台湾、タイ、アメリカ、オーストラリアは「大好き」が50%超。一方で日本「大好き」率50%超なのに移住先1位に別の国を挙げていたのはシンガポール。シンガポールがラブコールを送ったのはオーストラリアでした(隣国のマレーシアもオーストラリアへの移住意向が強いようです)。
コロナ禍ということで現実的にはすぐ海外移住するのは難しい時期ではあるものの、グローバルな移動に制限がない世になれば、こうした海外移住がより活発化するのかもしれませんね。
<参考サイト>
・The Most Popular Countries for Moving Abroad | Remitly
https://www.remitly.com/gb/en/landing/where-the-world-wants-to-live
・【世界11カ国の親日度調査】日本への好感度、日本旅行前の情報収集について|アウンコンサルティング株式会社のプレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000062.000034654.html
・The Most Popular Countries for Moving Abroad | Remitly
https://www.remitly.com/gb/en/landing/where-the-world-wants-to-live
・【世界11カ国の親日度調査】日本への好感度、日本旅行前の情報収集について|アウンコンサルティング株式会社のプレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000062.000034654.html
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
“社会人学習”できていますか? 『テンミニッツTV』 なら手軽に始められます。
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,500本以上。
『テンミニッツ・アカデミー』 で人気の教養講義をご紹介します。
ヒトは共同保育の動物――生物学からみた子育ての基礎知識
ヒトは共同保育~生物学から考える子育て(1)動物の配偶と子育てシステム
「ヒトは共同保育の動物だ」――核家族化が進み、子育ては両親あるいは母親が行うものだという認識が広がった現代社会で長谷川氏が提言するのは、ヒトという動物本来の子育て方法である「共同保育」について生物学的見地から見直...
収録日:2025/03/17
追加日:2025/08/31
日本の弾道ミサイル開発禁止!?米ソとは異なる宇宙開拓の道
未来を知るための宇宙開発の歴史(7)米ソとは異なる日本の宇宙開発
日本は第二次大戦後に軍事飛行等の技術開発が止められていたため、宇宙開発において米ソとは全く違う道を歩むことになる。日本の宇宙開発はどのように技術を培い、発展していったのか。その独自の宇宙開拓の過程を解説する。(...
収録日:2024/11/14
追加日:2025/09/02
天平期の天然痘で国民の3割が死亡?…大仏と崩れる律令制
「集権と分権」から考える日本の核心(3)中央集権と六国史の時代の終焉
現代流にいうと地政学的な危機感が日本を中央集権国家にしたわけだが、疫学的な危機によって、それは早い終焉を迎えた。一説によると、天平期の天然痘大流行で3割もの人口が減少したことも影響している。防人も班田収授も成り行...
収録日:2025/06/14
追加日:2025/09/01
世界は数学と音楽でできている…歴史が物語る密接な関係
数学と音楽の不思議な関係(1)だれもがみんな数学者で音楽家
数学も音楽も生きていることそのもの。そこに正解はなく、だれもがみんな数学者で音楽家である。これが中島さち子氏の持論だが、この考え方には古代ギリシア以来、西洋で発達したリベラルアーツが投影されている。この信念に基...
収録日:2025/04/16
追加日:2025/08/28
発がんリスク、心身の不調…シフトワークの悪影響に迫る
睡眠から考える健康リスクと社会的時差ボケ(5)シフトワークと健康問題
社会的時差ボケの発生には、働き方も大きな影響をもっている。特にシフトワークによって不規則な生活リズムを強いられる業種ではその回避が難しい。今回は、発がんリスク、メンタルヘルスの不調など、シフトワークが抱える睡眠...
収録日:2025/01/17
追加日:2025/08/30