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DATE/ 2021.08.11

不倫はどこから?定義はあるのか?

 「あの2人は不倫している」「夫の浮気癖が治らない」など、何気なく使っている「不倫」と「浮気」という言葉。ほぼ同意ではありますが、婚外恋愛または既婚者と関係がある場合は「不倫」と呼ばれ、単なる浮気よりももっと非難される対象となることも。他人事のようでいて、実は誰にでも身近に起こる可能性のある「不倫」について、その定義や浮気との境界線を改めて確認しましょう。

既婚者に「浮気」はない?「不倫」の定義とは

 まず「不倫」とは、既婚者が配偶者以外の異性と関係を持つことです。あるいは本人が独身でも、恋愛相手が既婚者であれば同じく「不倫」と定義されます。ちなみに男女ともに結婚しているパターンが、W不倫です。

 例えば、つい出来心で1、2回の肉体関係を持ってしまった既婚男性が「あれは続いてないし事故みたいなもので、ちょっとした浮気だよ」と主張したとしても、それはまぎれもない「不倫」。また独身女性が「家庭を壊す気はないしお互い本気じゃないし、ちょっと遊んだだけ」と言っても側から見ればこちらも「不倫」。「浮気」は、独身同士の男女間のみでしか使えない言葉なのです。

不倫は不貞行為、「魔が差した」は通用しません

 また不倫は離婚の大きな原因となることも多く、法的に「不貞行為」と認定されれば離婚の訴訟請求だけではなく慰謝料請求される事案です。ここで言う不貞行為は、ズバリ「婚姻関係がありながら、別の異性と肉体関係があること」。たった一度の成り行き任せの過ちであったとしても、配偶者に決定的な証拠を握られれば不貞行為があったとみなされる可能性は高いです。

 また、キスや手を繋ぐ、抱きしめるなどの濃厚接触では不貞行為とまでは認められませんが、継続的であったり、やめてと伝えても改善しないなど、それによって精神的なダメージを受けた配偶者から慰謝料請求されるケースも。その場合、不倫した配偶者とその相手、どちらにも慰謝料を求められることになります。

世間の妻や夫が「不倫かも」と思うラインはここ

 法的に不倫という不貞行為と認定されなければセーフ、と思った人もいるかもしれませんが、される側によっては「不倫かも」と感じる行為にも注意しなければなりません。それが度重なれば配偶者は精神的な苦痛を負うわけですから、そこを主張されればセーフから一転、アウトになるリスクも。その許されざるラインについて世間の意見も聞いてみました。

【特定の相手と密に会ったり、連絡を取り合っている】
 「夫が学生時代からの親友女性と15年近く定期的に会い、ラインで悩み相談などを頻繁にやり取り。肉体関係はないと言っているが、精神的には不倫されている気分」、「妻が仕事でお世話になっている男性と、仕事に繋がるからとしょっちゅう飲みに行く。呼び出されれば行く彼女のようで怪しい」。

【配偶者に内緒で、異性とデートや食事をしている】
 「会社の飲み会と言いつつ、女の子達から今日もごちそうさま的にラインがよく来ています。嘘をついてる時点で夫に下心があるし不倫していない保証はない」、「男性と会ったのがバレると妻は”ご飯食べただけじゃん”と言いますが、全ての恋愛や不倫はそこから始まる気がする」。

【親密なスキンシップがムダに多い】
 「夫の趣味のサークルのイベント写真をSNSで見たら、腕を絡めたり肩に頭を乗せ甘えている女性が。数枚同じようなのがあり夫もまんざらではない様子から、これは関係あるなと疑っている」、「夫の経営する飲食店に行ったら、女性常連客が夫にベタベタ。お客さんだからと夫は言うが、触り方って関係性が出るので不倫しているかも」。

【男女混合の旅行や、急な外泊】
「仕事トラブルで会社に泊まった夫は、翌日は意外とこざっぱりしていて徹夜感なし。急な外泊は不倫の可能性高しです」、「今まで同窓会に行ったことがなかった妻が、同窓会旅行で温泉へ行くと言い出したのが怪しいと思ったことがある」。

 浮気心ではなく「不倫かも」と思われる行為には、以下のような共通点が。
・配偶者に嘘を吐いたり、秘密がある
・不特定多数にチャラチャラするのではなく、特定の相手と仲が良い
・一方的ではなく、双方向の想いが見える

 素敵な人だな、なんだか気になる、そんなレベルの片思い程度の好意を一方的に持っているのであれば浮気とまではカウントされませんが、その気持ちを相手に伝えたり、あわよくばとデートに誘ったり2人きりになろうと行動を起こしたのなら「浮気」、そして最終的に肉体関係に陥ったのであれば「不倫」です。

 世論は不倫に厳しいですが、「自分は不倫している」と認めるのを躊躇する人は意外とおり、ちょっとした出来心、遊びだった、本気ではない、単なる気の迷い、など自分は「浮気」程度だと思いたい人も多いのでは。それは「不倫」と言う言葉の重さが分かっているからこその逃げだということを自覚して、離婚や裁判などの最悪の事態になる前に不倫関係を清算することをお勧めします。

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