テンミニッツTV|有識者による1話10分のオンライン講義
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DATE/ 2021.11.14

いつも「お金がない人」の共通点

 「お金がない」という言葉が口癖になっている人、周りにいませんか? お金がない事情は人それぞれですが、お金がない人にはいくつかの共通点を見ることができます。今回はそのポイントを紹介するので、もし自分自身でお金がないと感じている方がいれば、自分と照らし合わせながら読んでみてください。

お金がない人の共通点

・自分の支出額を把握していない

 自分がひと月にどれくらい支出をしているかを意識しているかしていないかでもお金の使い方は大きく変わってきます。お金のない人は自分がどれだけお金を使ったのかを管理していないので、「気付いたらお金を使いすぎてしまった」という状況に陥ってしまいがち。改めて自分の支出詳細をまとめてみると、思ったよりも大きい金額になって驚くことになるのです。

・浪費が多い

 支出は、生活に必要な支出である「消費」、将来のための支出である「投資」、そしてその時の憩いで使ってしまう無駄な支出である「浪費」の3つに分けられることができます。お金のない人は、この中でも浪費が多くなってしまう傾向にあります。高い買い物だけでなく、コンビニでよくある「必要なわけではないけど目についたから」で買ってしまう、ついで買いも浪費のひとつになります。

・キャッシュレスサービスを複数利用している

 最近はキャッシュレス決済が広く普及したことで、現金でお金を払う機会が少なくなった人も多いでしょう。例えばQRコード決済は、スマホを操作するだけでお金を使っている感覚がないので、気付いたら使いすぎていることも少なくありません。

 さらに、クレジットカードにしろQRコード決済にしろ、各サービスによってさまざまなポイント還元やキャンペーンなどの特典があるので、色んなサービスを使い分けている人も多いでしょう。しかし、カードが複数枚になったり、○○Payを複数使い分けているとお金の管理が難しくなってしまいます。自分が管理できる範囲に留めておくのが賢明です。

改善策は?

・何にお金を使っているのか把握する

 お金の管理ができていない人は、まずは家計簿をつけたりして、自分の支出を客観的に見ることが大切です。そうすると自分が思うよりもコンビニで買い物をしすぎている、思ったよりも交通費がかさんでいるといった発見があるはずです。その上で、それは必要経費なのか、それとも無駄な出費になっているのかを洗い出してみましょう。そうすれば削ることができる無駄な支出が見えてくるはずです。

・使える金額を決める

 月々の固定費はいくらなのか、貯金としてとっておく分はいくらなのか、その上で今月はいくら使えるのかを決めるのが一番確実な方法です。上限を意識していれば、その中でやりくりする意識が生まれるのでお金の使いすぎを防ぐことができます。もし大きな買い物をしたいときは勢いで買うのではなく、自由に使えるお金の中から積み立てて買うようにしましょう。

・固定費を見直す

 自由に使える金額が少ないと感じた場合には、固定費を見直してみるのも良いでしょう。光熱費や携帯料金などはリーズナブルなサービスが提供されている場合もありますので、切り替えることで固定費を抑えられることができます。また、月額制の有料サービスを使用している場合には、本当に必要なのかを改めて考えてみるのも良いでしょう。複数の有料サービスを契約しているとそれなりの金額になっているので、節約できるポイントでもあります。

借金に手を出すのはなるべく避けましょう

 気軽にお金を借りられるカードローンやキャッシュレスなどのサービスもありますが、安易に手をだすのは避けるようにしましょう。借金には必ず利子が発生しますが、これはお金を借りさえしなければ本来必要のない支出になってしまうためです。まずはお金の使い方を見直して、健全な収支を実現することを考えるようにしましょう。

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