新幹線のWi-Fiがつながりにくい理由
リモートワーク、テレワークが定着しつつある昨今。新幹線での移動時間を利用して作業するという人も多いのではないでしょうか。今は新幹線内でフリーWi-Fiが使える車両が増え、乗車中に仕事をするビジネスパーソンも見かけるようになりました。
しかし新幹線のフリーWi-Fiは気軽に使える反面、回線落ちすることも多く、使いづらさを感じる方も多いことでしょう。
今回は新幹線でWi-Fiがつながりにくい理由について、また新幹線のWi-Fiを使用する時の注意点などをご紹介します!
フリーWi-Fiに対応している路線は増加傾向にありますが、車両によっては未対応のところもあるため、接続しようにもそもそも使えないという場合があります。
使える車両には車内のドア付近にWi-Fiサービスのステッカーが貼っていますので、使用する場合は確認しておくとよいでしょう。
参考までにフリーWi-Fiに対応している車両をご紹介します(※いずれも2021年11月現在のものです)。
<JR東日本>
ネットワーク名(SSID):『JR-EAST FREE Wi-Fi』
東北新幹線、上越新幹線、山形新幹線 E7系、秋田新幹線、北海道新幹線
北陸新幹線(『JR-WEST FREE Wi-Fi』含む)
中央線特急
<JR東海、JR西日本、JR九州>
ネットワーク名(SSID):『Shinkansen Free Wi-Fi』
東海道新幹線、山陽新幹線、九州新幹線
各フリーWi-FiはメールアドレスやSNSアカウントを登録することで使用可能になります。路線によって登録方法が異なりますので、使用する際はご確認くださいね。
なお、災害時にはいずれの路線でも登録不要でフリーWi-Fiが使えるようになります。
【2】接続している端末が多い(使用している乗客が多い)
フリーWi-Fiは通信量に限りがあるため、接続している端末が多い、つまり利用者が多ければ多いほど通信速度が落ちてしまいます。特に新幹線が混み合う時期(週末や連休など)は、まったくといっていいほどつながらないことが多く、要注意です。
【3】トンネル内など電波状況が悪い場所にいる
これは通常の電話回線でも言えますが、トンネル内など電波が届きにくい場所ではWi-Fiもつながりにくくなります。
『JR-EAST FREE Wi-Fi』は1回の接続につき3時間、『Shinkansen Free Wi-Fi』は30分となっています。この時間を過ぎると再度接続(再登録)し直さなければなりません。また、一度登録してから一定の日数が過ぎると、再度登録し直す必要があります。
【2】ゲームや動画視聴、大きなデータファイルの送受信には向かない
前述したように、通信量には限りがあります。フリーWi-Fiでゲームや動画視聴といった膨大な通信量を必要とするアプリの使用は、回線速度遅延の原因になります。そもそもフリーWi-Fiでは、そういった使用用途に向かないと思ったほうがよいでしょう。他に利用したい人のためにも、よほどガラガラという場合を除き、控えたほうが無難です。
仕事でどうしても大きなデータを送受信しなければならないという人や、途中の回線落ちが不安な人は、自分用のモバイルWi-Fiを持っていくと安心です。
【3】セキュリティ面ではリスクが高い
新幹線に限りませんが、基本的にフリーWi-Fiは誰でもアクセスできるものですので、ウイルス感染や個人情報の漏洩などのリスクに晒されやすくなります。
「あらかじめVPN接続を設定しておく」などのセキュリティ対策を講じるか、フリーWi-Fiに接続したら「クレジットカードなどのパスワードや個人情報を使用するサイトを利用しない」「社外秘のデータ使用は避ける」など、十分に気をつけて利用する必要があります。
そんなビジネスパーソンのニーズを満たすため、JR東海では2021年10月から試験的に「S Work車両」というサービスをスタート。「S」とは新幹線のS、そしてシームレスのSをかけています。
最大の特徴は従来の『Shinkansen Free Wi-Fi』に加えて通信容量2倍となった『S Wi-Fi for Biz』というフリーWi-Fiが備えられていること。『S Wi-Fi for Biz』は時間制限がないので、長時間の動画視聴やオンライン会議も可能となっています。
さらに「USB充電器」やのぞき見防止の「簡易衝立」、イザという時に大変助かる「PC用ACアダプタ」などを貸出しているのも嬉しいポイント。また「ビジネスブース」というデッキ部分を改装した個室もあり、短時間の打ち合わせや他人には聞かれたくない通話をする時に便利です。一般の座席シートで仕事をするよりも、ずっと快適に過ごすことができそうですね!
現在はのぞみの7号車が「S Work車両」となっています。評判がよければ今後他の新幹線にも広がっていくでしょう。
とても便利な新幹線のフリーWi-Fi。つながりにくい原因や潜むリスクをよく理解したうえで、気持ち良く利用しましょう!
しかし新幹線のフリーWi-Fiは気軽に使える反面、回線落ちすることも多く、使いづらさを感じる方も多いことでしょう。
今回は新幹線でWi-Fiがつながりにくい理由について、また新幹線のWi-Fiを使用する時の注意点などをご紹介します!
新幹線でフリーWi-Fiがつながりにくくなるパターン3つ
【1】乗っている車両がフリーWi-Fiに対応していないフリーWi-Fiに対応している路線は増加傾向にありますが、車両によっては未対応のところもあるため、接続しようにもそもそも使えないという場合があります。
使える車両には車内のドア付近にWi-Fiサービスのステッカーが貼っていますので、使用する場合は確認しておくとよいでしょう。
参考までにフリーWi-Fiに対応している車両をご紹介します(※いずれも2021年11月現在のものです)。
<JR東日本>
ネットワーク名(SSID):『JR-EAST FREE Wi-Fi』
東北新幹線、上越新幹線、山形新幹線 E7系、秋田新幹線、北海道新幹線
北陸新幹線(『JR-WEST FREE Wi-Fi』含む)
中央線特急
<JR東海、JR西日本、JR九州>
ネットワーク名(SSID):『Shinkansen Free Wi-Fi』
東海道新幹線、山陽新幹線、九州新幹線
各フリーWi-FiはメールアドレスやSNSアカウントを登録することで使用可能になります。路線によって登録方法が異なりますので、使用する際はご確認くださいね。
なお、災害時にはいずれの路線でも登録不要でフリーWi-Fiが使えるようになります。
【2】接続している端末が多い(使用している乗客が多い)
フリーWi-Fiは通信量に限りがあるため、接続している端末が多い、つまり利用者が多ければ多いほど通信速度が落ちてしまいます。特に新幹線が混み合う時期(週末や連休など)は、まったくといっていいほどつながらないことが多く、要注意です。
【3】トンネル内など電波状況が悪い場所にいる
これは通常の電話回線でも言えますが、トンネル内など電波が届きにくい場所ではWi-Fiもつながりにくくなります。
新幹線のフリーWi-Fiを使う時に気をつけること
【1】1回につき、利用時間に制限がある『JR-EAST FREE Wi-Fi』は1回の接続につき3時間、『Shinkansen Free Wi-Fi』は30分となっています。この時間を過ぎると再度接続(再登録)し直さなければなりません。また、一度登録してから一定の日数が過ぎると、再度登録し直す必要があります。
【2】ゲームや動画視聴、大きなデータファイルの送受信には向かない
前述したように、通信量には限りがあります。フリーWi-Fiでゲームや動画視聴といった膨大な通信量を必要とするアプリの使用は、回線速度遅延の原因になります。そもそもフリーWi-Fiでは、そういった使用用途に向かないと思ったほうがよいでしょう。他に利用したい人のためにも、よほどガラガラという場合を除き、控えたほうが無難です。
仕事でどうしても大きなデータを送受信しなければならないという人や、途中の回線落ちが不安な人は、自分用のモバイルWi-Fiを持っていくと安心です。
【3】セキュリティ面ではリスクが高い
新幹線に限りませんが、基本的にフリーWi-Fiは誰でもアクセスできるものですので、ウイルス感染や個人情報の漏洩などのリスクに晒されやすくなります。
「あらかじめVPN接続を設定しておく」などのセキュリティ対策を講じるか、フリーWi-Fiに接続したら「クレジットカードなどのパスワードや個人情報を使用するサイトを利用しない」「社外秘のデータ使用は避ける」など、十分に気をつけて利用する必要があります。
JR東海がビジネスマン向けの新サービスを開始!
「せっかく新幹線でフリーWi-Fiが使えるんだし、移動中も気兼ねなく仕事がしたい!」そんなビジネスパーソンのニーズを満たすため、JR東海では2021年10月から試験的に「S Work車両」というサービスをスタート。「S」とは新幹線のS、そしてシームレスのSをかけています。
最大の特徴は従来の『Shinkansen Free Wi-Fi』に加えて通信容量2倍となった『S Wi-Fi for Biz』というフリーWi-Fiが備えられていること。『S Wi-Fi for Biz』は時間制限がないので、長時間の動画視聴やオンライン会議も可能となっています。
さらに「USB充電器」やのぞき見防止の「簡易衝立」、イザという時に大変助かる「PC用ACアダプタ」などを貸出しているのも嬉しいポイント。また「ビジネスブース」というデッキ部分を改装した個室もあり、短時間の打ち合わせや他人には聞かれたくない通話をする時に便利です。一般の座席シートで仕事をするよりも、ずっと快適に過ごすことができそうですね!
現在はのぞみの7号車が「S Work車両」となっています。評判がよければ今後他の新幹線にも広がっていくでしょう。
とても便利な新幹線のフリーWi-Fi。つながりにくい原因や潜むリスクをよく理解したうえで、気持ち良く利用しましょう!
<参考サイト>
東海道新幹線のビジネス環境の整備について(JR東海)
https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000041340.pdf
東海道新幹線「のぞみ」のビジネスパーソン向け「S Work車両」とは何か(ITメディアビジネス)
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2109/03/news045.html
東海道新幹線のビジネス環境の整備について(JR東海)
https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000041340.pdf
東海道新幹線「のぞみ」のビジネスパーソン向け「S Work車両」とは何か(ITメディアビジネス)
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2109/03/news045.html