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詰め替え用がボトル入りより高い理由
地球環境の大切さに改めて注目が集まる中、シャンプーや洗剤などは詰め替え用を買うことで省資源に貢献している人も多いと思います。また、ボトル入りよりもお得だからと詰め替え用を選んでいる人も多いでしょう。しかし、実は詰め替え用が本体よりも高くなっている場合もあるのをご存知ですか? 企業側からしても容器代のかからない詰め替え用の方が断然コストは削減できているので安くなるはずなのに、なぜこういうことが起こるのでしょうか?
つまり、詰め替え用が高いのではなく、安く設定しているボトル入りの価格に対して、詰め替え用はそのままの価格になっているので割高に見えてしまっているのです。ちなみに、ボトル入りと詰め替え用では、詰め替え用の方が内容量が少なくなっていますが、詰め替え時に溢れないためという理由の他に、割高感を見えにくくするためともいわれています。
こうした初回購入のハードルを下げて、継続購入で利益を取っていくマーケティング手法は、シャンプーや洗剤以外にも活用されています。例えばプリンターの場合は、本体の価格を安く設定して消費者に買ってもらい、インクを継続して買ってもらうことで利益を出す手法がよくとられています。定期購入することでフィギュアを完成させていく雑誌も、創刊号だけは格安の価格設定がされているのを見たこともあるでしょう。物を売る企業にとって大きな課題になる「入り口となる商品をいかに売るか」を解決するために有効な手段であることがうかがえます。
あるメーカによると「基本的には詰め替え用の方がお得な価格に設定している。しかし、他社から乗り換えてもらいたい、新商品を試してもらうために買ってもらいたい場合に、ボトル入りの価格を低く設定することがある」とのことなので、消費者としては商品やタイミングによってどちらが安いかを見極めるのが賢い買い物の仕方となるでしょう。
企業のマーケティング戦略の一環
そもそも詰め替え用とは空になった容器に入れるものなので、まずはボトル入りを買う必要があります。一度ボトル入りを買えば「ボトルを捨てるのももったいない」と詰め替え用を継続して買いたくなるのが消費者の心理というもの。その心理をうまく生かして、まずは利益度外視でボトル入りを売って、詰め替え用を継続購入してもらうことで利益を出すのは、マーケティング手法のひとつとして有効だとされています。つまり、詰め替え用が高いのではなく、安く設定しているボトル入りの価格に対して、詰め替え用はそのままの価格になっているので割高に見えてしまっているのです。ちなみに、ボトル入りと詰め替え用では、詰め替え用の方が内容量が少なくなっていますが、詰め替え時に溢れないためという理由の他に、割高感を見えにくくするためともいわれています。
こうした初回購入のハードルを下げて、継続購入で利益を取っていくマーケティング手法は、シャンプーや洗剤以外にも活用されています。例えばプリンターの場合は、本体の価格を安く設定して消費者に買ってもらい、インクを継続して買ってもらうことで利益を出す手法がよくとられています。定期購入することでフィギュアを完成させていく雑誌も、創刊号だけは格安の価格設定がされているのを見たこともあるでしょう。物を売る企業にとって大きな課題になる「入り口となる商品をいかに売るか」を解決するために有効な手段であることがうかがえます。
必ずしも詰め替え用が割高とは限らない
では、詰め替え用は割高だからボトル入りを買った方が良いのか、というとそうとは限らないのが実状です。店頭で価格を確認してみると、確かに詰め替え用の方がお得に設定されている商品があることも確認できました。あるメーカによると「基本的には詰め替え用の方がお得な価格に設定している。しかし、他社から乗り換えてもらいたい、新商品を試してもらうために買ってもらいたい場合に、ボトル入りの価格を低く設定することがある」とのことなので、消費者としては商品やタイミングによってどちらが安いかを見極めるのが賢い買い物の仕方となるでしょう。
エコを取るか、お得を取るか
環境のことを考えるのであれば詰め替え用を選んだ方が良いものの、お得を取るのであればボトル入りを選んだ方が良いと、消費者としてはどちらに判断基準を置くかによって選ぶべき方も変わってくるでしょう。もし詰め替え用を選ぶ場合には大容量や箱買いすることで確実にお得に購入することもできるので、買い方を工夫してみることをオススメします。<参考サイト>
・シャンプーや洗剤、実はボトル入りより詰め替え用のほうが割高だった!│Business Journal
https://biz-journal.jp/2015/12/post_12725.html
・シャンプーや洗剤、実はボトル入りより詰め替え用のほうが割高だった!│Business Journal
https://biz-journal.jp/2015/12/post_12725.html
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