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清宮パパ~体格づくりの仰天アイデア「納豆寄金」とは?
早稲田実業のスーパー1年生・清宮幸太郎が甲子園に登場する。
なんと言ってもスゴいのは高校1年生にして身長184センチ、体重97キロというプロ野球選手並の体格だ。この体格を活かしたバッティングでぜひ活躍して欲しい。
清宮選手の父は言わずとしれた、あのヤマハ発動機ジュビロの監督をつとめるラグビー界の名将・清宮克幸氏だ。現在配信中の10MTVオピニオンのインタビューでは栄養面と資金についても語っている。
かつて指揮を執った早稲田大学ラグビー部はここ数年優勝から遠ざかっている。復活の鍵として、トレーニング面もさることながら、栄養面が大きなファクターになるとのこと。
選手の体をつくるには高タンパク低カロリーの食事が第一。しかし、それには非常にお金が掛かる。そのために必要となるのは資金面の強化だという。
「やはり現場だけの力ではなんともならないところがあります。特に栄養面は、高タンパク低カロリーの食事を取ろうとすると、お金が掛かるのです。一日に決まった量のタンパク質を体に入れようとすると、それだけでトータルすると何千万という世界です」
清宮氏の早稲田監督時代は、相当な競技収入があり、それをチーム強化費に回すことができたが、現在は仕組みが変わり、競技収入が激減しているそうだ。
そこで、清宮氏が考えたのが「基金」システムである。大事なのは、早稲田ラグビーのサポーターを独自に育てること。単に寄付を集めるより、使用目的を限定して提案することで賛同者が集まってくれるのでは?と期待する。
飛び出したアイデアは「納豆寄金」。
「少し前に僕が会見で話したのは、『納豆寄金』といって、納豆を存分に食べられるような募金システムをつくったらどうかということです。納豆は1パック50円、あるいは100円ぐらいですかね。たとえばヤマハの選手たちは、毎食納豆を2パック食べていますから。100円のパックだと、一食200円で、朝と晩で一日400円。それが30日で、1カ月12,000円になります。年間で約14万円です。
それが一人分ですから、100人いたら1,400万円。何に使うか分からないから寄付をされない方が多いのであれば、目的を限定して提案したら、結構な方が賛同してくれるのではないか」
清宮氏は、自身のことを「思ったことを口に出すだけ」と言うが、ラグビー業界のイノベーターとして、しっかりとメッセージを伝える有言実行型である。
その証拠にヤマハを日本一の座に導き、スポーツ紙一面を飾る快挙を成し遂げたのはご案内の通りだ。
彼の全方位の独自発想は、きっと子育てにも適用され、幸太郎選手のあの体格と技術を作ることにつながったのだろう。
今後も2人の活躍から目が離せない。
なんと言ってもスゴいのは高校1年生にして身長184センチ、体重97キロというプロ野球選手並の体格だ。この体格を活かしたバッティングでぜひ活躍して欲しい。
清宮選手の父は言わずとしれた、あのヤマハ発動機ジュビロの監督をつとめるラグビー界の名将・清宮克幸氏だ。現在配信中の10MTVオピニオンのインタビューでは栄養面と資金についても語っている。
選手の体をつくるには高タンパク低カロリーの食事が第一。しかし、それには非常にお金が掛かる。そのために必要となるのは資金面の強化だという。
「やはり現場だけの力ではなんともならないところがあります。特に栄養面は、高タンパク低カロリーの食事を取ろうとすると、お金が掛かるのです。一日に決まった量のタンパク質を体に入れようとすると、それだけでトータルすると何千万という世界です」
清宮氏の早稲田監督時代は、相当な競技収入があり、それをチーム強化費に回すことができたが、現在は仕組みが変わり、競技収入が激減しているそうだ。
そこで、清宮氏が考えたのが「基金」システムである。大事なのは、早稲田ラグビーのサポーターを独自に育てること。単に寄付を集めるより、使用目的を限定して提案することで賛同者が集まってくれるのでは?と期待する。
飛び出したアイデアは「納豆寄金」。
「少し前に僕が会見で話したのは、『納豆寄金』といって、納豆を存分に食べられるような募金システムをつくったらどうかということです。納豆は1パック50円、あるいは100円ぐらいですかね。たとえばヤマハの選手たちは、毎食納豆を2パック食べていますから。100円のパックだと、一食200円で、朝と晩で一日400円。それが30日で、1カ月12,000円になります。年間で約14万円です。
それが一人分ですから、100人いたら1,400万円。何に使うか分からないから寄付をされない方が多いのであれば、目的を限定して提案したら、結構な方が賛同してくれるのではないか」
清宮氏は、自身のことを「思ったことを口に出すだけ」と言うが、ラグビー業界のイノベーターとして、しっかりとメッセージを伝える有言実行型である。
その証拠にヤマハを日本一の座に導き、スポーツ紙一面を飾る快挙を成し遂げたのはご案内の通りだ。
彼の全方位の独自発想は、きっと子育てにも適用され、幸太郎選手のあの体格と技術を作ることにつながったのだろう。
今後も2人の活躍から目が離せない。
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