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DATE/ 2022.04.05

自分が「老い」を感じた瞬間

 アラフォーあたりを過ぎると気持ち的にはまだまだ若いつもりでいても、「もしかしてこれが老化?」と自覚する瞬間があると思います。身体的にも精神的にも、これまでとは違うという感覚。皆さんはどんなサインに自分の「老い」を意識するようになったのでしょうか。

 今回は30台半ば~50歳までの男女26人に、「老い」を感じた瞬間についてリサーチしました。

身体的な「老い」を感じた瞬間とは

 まずは身体的な「老い」を感じた瞬間から、多く集まった声をご紹介します。

1・白髪、うねり、切れ毛や薄毛、髪質の変化
 髪質の変化で老いを自覚する人が多数。「髪をまとめるとショボショボした毛が目立ち疲れた雰囲気になった」「数本見つかる程度だった白髪が増殖し始めた時」という女性や、「抜け毛が増え髪がカールするようになった」という男性も。このタイミングでシャンプーや髪型を変えた人も多くいました。

2・寝たいのに長くは寝られず、早起きに
 たっぷり睡眠をとりたいのに「疲れているから昼まで寝ようと思っても朝5時に起きてしまう」「トイレや喉の乾きで何度も目が覚め熟睡できない」。若い時とは違って長時間の睡眠が難しいと感じている人も多いですが「早寝早起きになった」という悪くない声も。結果、夜はすぐ眠くなるという傾向に。

3・太りやすく、体重は同じでも服のサイズがアップ
 食べる量は変わらない、もしくは減っているのに「太りやすくなった」と嘆く人も多数。男性では「お腹が出て来た時」、女性では「体重は変わっていないのに、これまでのサイズがキツくなった時」と、体型の変化や脂肪の増加で老化を自覚。お腹、二の腕、背中、腰などに特に老化で太ったというサインが出ています。
 
4・さっぱり味や野菜を好み、味覚が変化
 「焼肉屋ではカルビよりロース、肉よりもキムチやナムルばかり頼んでしまう」という女性や、「昔はラーメン半チャーハンセットに餃子をペロリだったのに、今はこってりラーメン一杯で夕飯が食べられないほど胸焼け」という男性。脂で胃もたれしやすく、コッテリ味は量が食べられなくなったと味覚や食事量の変化に老化を感じる人も。

5・かかとや皮膚の乾燥がひどい
 肌が粉をふく、かかとがガサガサ、ハンドクリームやリップが手放せない、など肌の乾燥で老いを自覚した人は男女ともに多し。「昔は脂取り紙やさっぱりシート的なものが必需品だったのに、今使ったら肌がガビガビになってしまう」と、若い頃との大きな変化を実感している人の声が集まりました。

6・トイレに行く回数が増えた
 頻尿で老いを感じたという声も。「出先でもすぐトイレに行きたくなるので何度も面倒」、「トイレを済ませて出掛けたのに、たった1時間でもう尿意」など、煩わしく感じている方も。そのため水分摂取を控えている人もいますが、熱中症や脱水のリスクもあるので冷たい飲物から温かい飲物に変えるなどの努力をされているという意見も。

精神的な「老い」を感じた瞬間とは

 続いて、気持ちや生活習慣、メンタル的な「老い」を感じた瞬間をお聞きしました。

1・気が短くなり、恥らいがなくなった
 「以前はまあいいかとスルーできた他人の言動が、ひとこと言わないと気が済まなくなった」、「我慢することが苦手になりすぐ文句を言ってしまい、もしかして自分も老害予備軍?と焦った時」など、短気になり思った事を口にすることに恥らいを感じなくなったことに老いを自覚した人も多いです。

2・新しいことにチャレンジするのが億劫
 何かにハマったり、刺激を求める事にハードルを感じてしまうようになったと老化を感じている人も。新しいチャレンジにはそれなりの覚悟も気力体力も必要ですが、それ以上に好奇心がないと始まりません。「今のままでいい」と思い始めている自分に気付いた、との意見もあり、安定志向が強くなる傾向も。

3・とにかく早く家に帰りたい
 仕事帰りのデートや飲み会が楽しみだったはずなのに、いつの間にか「早く帰りたい」と思うようになって老いを意識した人も。「外食よりお惣菜を買って家でのんびり食べたいし、飲み会も絶対二次会には参加しない」「明日の体調のことを考えて、早く帰りたい気持ちが強くなってきた」など、アフター5を自宅でゆっくり過ごしたい願望が高まるようです。

4・恋愛が面倒くさくなった
 「40台になったら男性にときめきや恋愛感情を持つことが皆無に」という女性や、「恋愛に振り回されるより、自分の時間を優先するようになった時」という男性。恋愛や異性への興味が薄れ、恋愛に楽しさよりも面倒くささを感じてしまう自分に気付いて老いを感じたという独身男女が結構多く、「ペットがいれば恋人はいらなくなった」と言う人も。

5・物欲が減った
 「誕生日に何が欲しい?と夫に聞かれたが何も思い浮かばなかった時」、「せっかくセールに行ったのに買いたいものがなく帰って来た時」など、物欲の低下に老いを感じた人も。欲しいという気持ちは日々のモチベーションアップにも繋がりますが、現状維持や現状に満足し始めるのは老化のサインでもあるのでは。

 少し前までは「アンチ・エイジング」や「美魔女」、「エイジレス」といった老化に抗うワードが話題になることも多く、若さ至上主義というような考え方も根強くあったかと思います。しかし「老い」は誰もが通る道であり生理現象であって、本来は良いも悪いもないものです。

 しかし人生100年時代と言われる今、あまり早く老け込んでしまうのも考えもの。身体は「老い」をしっかり自覚して労いメンテナンスすることが大切ですが、精神的な「老い」を認めて現状維持や安定だけを求めてしまうには、人生は長過ぎます。時には安定した日常から少し抜け出し、好奇心やフットワーク、チャレンジ精神を奮い立たせ、老いを加速させないスパイスで自分に刺激をプラスしていきたいですね。

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