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「世界で最も売れた日本の漫画」TOP10
2022年8月、『ワンピース』のコミックス全世界発行部数が5億部を突破しました。これが「最も多く発行された単一作者によるコミックシリーズ」として登録されたギネス世界記録を更新するものだったのも、記憶に新しいところです。世界を席巻する日本の漫画戦線、どうなっているのでしょうか(発行部数、巻数等は2022年12月現在)。
【1位】『ONE PIECE(ワンピース)』尾田栄一郎:5億1000万部
【2位】『ゴルゴ13』さいとう・たかを/さいとうプロ:3億部
【3位】『ドラゴンボール』鳥山明:2億6000万部
となっています。
ダントツ1位の『ONE PIECE(ワンピース)』は1997年より「週刊少年ジャンプ」(集英社)に連載中の作品(コミック既刊は104巻)。伝説の海賊王が残した「ひとつなぎの大秘宝」をめぐって多くの海賊たちが戦う時代、少年ルフィが海賊王を目指し、仲間とともに大いなる旅を続ける物語です。
2位の『ゴルゴ13』は1968年11月から「ビッグコミック」(小学館)で連載中(コミック既刊は207巻)。寡黙なスナイパー「ゴルゴ13」ことデューク東郷の活躍は50年以上続いているのです。本作は究極の完全分業体制でも有名。2021年9月の作者没後も、さいとう自身の遺志により連載は継続しています。
3位の『ドラゴンボール』は1984年11月から1995年6月まで「週刊少年ジャンプ」(集英社)に連載されました(コミックは全42巻)。主人公孫悟空をはじめ、個性豊かで多彩なキャラや戦い方(「かめはめ波」「どどん波」など)、ストーリーの斬新さで漫画、アニメ、ゲームのファンを世界に獲得しています。
【4位】『名探偵コナン』青山剛昌:2億5000万部
【4位】『NARUTO -ナルト-』岸本斉史:2億5000万部
高校生探偵工藤新一が幼児化した江戸川コナンとして難事件の謎を解決する推理漫画『名探偵コナン』は、1994年1月より「週刊少年サンデー」で連載中(コミック既刊は102巻)の30年選手。大人の女性人気の高さが特徴で、怪盗キッドや安室透などのイケメンキャラ、ストーリーの随所での恋愛要素が飽きずに読める秘密です。
『NARUTO -ナルト-』は、日本以上に海外での評価が高い忍者漫画。1999年9月から2014年11月まで「週刊少年ジャンプ」(集英社)に連載されました(コミックは全72巻)。主人公うずまきナルトの落ちこぼれからの成長ぶり、それを取り巻くサスケやサクラ、カカシ先生の魅力、圧巻の忍術や体術が人気を支えています。
6位以下にランクインの作品を、まとめて紹介しましょう。
【6位】『こちら葛飾区亀有公園前派出所』秋本治:1億5650万部
【7位】『鬼滅の刃』吾峠呼世晴:1億5000万部
【8位】『美味しんぼ』雁屋哲原作、花咲アキラ作画:1億3500万部
【9位】『BLEACH』久保帯人:1億3000万部
【10位】『SLAM DUNK』井上雄彦:1億2029万部
いずれも、読んでいなくてもタイトルだけは記憶にある作品ではないでしょうか。なかでも『ブリーチ』は、日本国内より海外で人気の作品。20周年を記念して2022年秋発表のアニメが海外で大きな反響を受け、『ナルト』を抜いたとも言われます。
世界で日本の漫画が受ける理由は、絵のタッチの繊細さやリアルさ、子供だけでなく大人も楽しめるストーリーとキャラクター、細かい心情描写と成長していく主人公などがあげられます。
ちなみに、海外の漫画で最も売れているのは、フランスの『アステリックス』ルネ・ゴシニ原作、アルベール・ユデルゾ作画(3億5000万部以上)。続いてスヌーピーで知られるアメリカの『ピーナッツ』チャールズ・M・シュルツ(3億7000万部)。3位がフランスのルネ・ゴシニ原作、ベルギーの漫画家モーリス作画による『ラッキー・ルーク(ルキ・ルク)』(3億部)です。
日本の漫画、アニメ、ゲームが世界に認められていることは、日本が「文化輸出立国」として認められていること。こうしたソフトパワーは、軍事力以上とも言われています。ジャポニスムで世界を席巻した北斎・歌麿の21世紀版として、次に現れるのはどんな作品でしょうか。
ダントツ『ワンピース』に続く2~3位も超有名作品
「漫画全巻ドットコム」によると、歴代発行部数トップ3は【1位】『ONE PIECE(ワンピース)』尾田栄一郎:5億1000万部
【2位】『ゴルゴ13』さいとう・たかを/さいとうプロ:3億部
【3位】『ドラゴンボール』鳥山明:2億6000万部
となっています。
ダントツ1位の『ONE PIECE(ワンピース)』は1997年より「週刊少年ジャンプ」(集英社)に連載中の作品(コミック既刊は104巻)。伝説の海賊王が残した「ひとつなぎの大秘宝」をめぐって多くの海賊たちが戦う時代、少年ルフィが海賊王を目指し、仲間とともに大いなる旅を続ける物語です。
2位の『ゴルゴ13』は1968年11月から「ビッグコミック」(小学館)で連載中(コミック既刊は207巻)。寡黙なスナイパー「ゴルゴ13」ことデューク東郷の活躍は50年以上続いているのです。本作は究極の完全分業体制でも有名。2021年9月の作者没後も、さいとう自身の遺志により連載は継続しています。
3位の『ドラゴンボール』は1984年11月から1995年6月まで「週刊少年ジャンプ」(集英社)に連載されました(コミックは全42巻)。主人公孫悟空をはじめ、個性豊かで多彩なキャラや戦い方(「かめはめ波」「どどん波」など)、ストーリーの斬新さで漫画、アニメ、ゲームのファンを世界に獲得しています。
同率4位は大人の女性と海外の心をつかんだ作品
圧倒的なトップ3に迫る勢いなのが、同率4位の2作品です。【4位】『名探偵コナン』青山剛昌:2億5000万部
【4位】『NARUTO -ナルト-』岸本斉史:2億5000万部
高校生探偵工藤新一が幼児化した江戸川コナンとして難事件の謎を解決する推理漫画『名探偵コナン』は、1994年1月より「週刊少年サンデー」で連載中(コミック既刊は102巻)の30年選手。大人の女性人気の高さが特徴で、怪盗キッドや安室透などのイケメンキャラ、ストーリーの随所での恋愛要素が飽きずに読める秘密です。
『NARUTO -ナルト-』は、日本以上に海外での評価が高い忍者漫画。1999年9月から2014年11月まで「週刊少年ジャンプ」(集英社)に連載されました(コミックは全72巻)。主人公うずまきナルトの落ちこぼれからの成長ぶり、それを取り巻くサスケやサクラ、カカシ先生の魅力、圧巻の忍術や体術が人気を支えています。
6位以下にもmade in Japanの魅力がたっぷり
6位以下にランクインの作品を、まとめて紹介しましょう。
【6位】『こちら葛飾区亀有公園前派出所』秋本治:1億5650万部
【7位】『鬼滅の刃』吾峠呼世晴:1億5000万部
【8位】『美味しんぼ』雁屋哲原作、花咲アキラ作画:1億3500万部
【9位】『BLEACH』久保帯人:1億3000万部
【10位】『SLAM DUNK』井上雄彦:1億2029万部
いずれも、読んでいなくてもタイトルだけは記憶にある作品ではないでしょうか。なかでも『ブリーチ』は、日本国内より海外で人気の作品。20周年を記念して2022年秋発表のアニメが海外で大きな反響を受け、『ナルト』を抜いたとも言われます。
世界で日本の漫画が受ける理由は、絵のタッチの繊細さやリアルさ、子供だけでなく大人も楽しめるストーリーとキャラクター、細かい心情描写と成長していく主人公などがあげられます。
ちなみに、海外の漫画で最も売れているのは、フランスの『アステリックス』ルネ・ゴシニ原作、アルベール・ユデルゾ作画(3億5000万部以上)。続いてスヌーピーで知られるアメリカの『ピーナッツ』チャールズ・M・シュルツ(3億7000万部)。3位がフランスのルネ・ゴシニ原作、ベルギーの漫画家モーリス作画による『ラッキー・ルーク(ルキ・ルク)』(3億部)です。
日本の漫画、アニメ、ゲームが世界に認められていることは、日本が「文化輸出立国」として認められていること。こうしたソフトパワーは、軍事力以上とも言われています。ジャポニスムで世界を席巻した北斎・歌麿の21世紀版として、次に現れるのはどんな作品でしょうか。
<参考サイト>
・アニメ!アニメ!:「ワンピース」全世界累計発行部数が5億冊突破!
https://animeanime.jp/article/2022/08/04/71206.html
・漫画全巻ドットコム:歴代発行部数ランキング
https://www.mangazenkan.com/r/rekidai/total/
・FICTION HORIZON20 :Best Selling Comics of All Time (Ranked)
https://fictionhorizon.com/best-selling-comics-of-all-time/
・アニメ!アニメ!:「ワンピース」全世界累計発行部数が5億冊突破!
https://animeanime.jp/article/2022/08/04/71206.html
・漫画全巻ドットコム:歴代発行部数ランキング
https://www.mangazenkan.com/r/rekidai/total/
・FICTION HORIZON20 :Best Selling Comics of All Time (Ranked)
https://fictionhorizon.com/best-selling-comics-of-all-time/
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