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キャンプのマナー違反!実際にあった迷惑行為
昨今、大流行中のキャンプ。グッズ展開やSNS、動画投稿も盛んに行われ、初心者・経験者問わず、個人・グループまで、さまざまな人が楽しむことができるようになっています。
しかし多くの人がキャンプ場に詰めかけるようになったため、キャンプ場ではルール違反、マナー違反によるトラブルが問題になっています。
今回はキャンプが初めて、これから行くという人のために、実際にある迷惑行為の事例をもとにキャンプでのマナーやルールを解説していきます。
車から降りる時、道具類を出す時など、開け閉めはできるだけ最小限に抑え、特に静かで音が響きやすい朝・晩の時間帯は控えましょう。
早く楽しみたいと気がはやるかもしれませんが、お隣さんに声もかけないというのは「自己中心的」「不躾な人」という悪印象を持たれてしまい、ささいなことでトラブルに発展しやすくなります。割当てられたサイトに着いたら、まずはお隣のキャンパーに挨拶・声かけをするのがマナーです。
たとえ広く見えるキャンプ場でも人がキャンプできる範囲は限られていますし、より大勢の人が楽しむためにも、割当てられたサイト内で楽しむのがいちキャンパーとしてのマナーです。
故意かどうかにかかわらず、他の利用者のサイトに立ち入るのは決して褒められた行為とはいえません。立ち入り禁止区域はもちろん、気づかず立ち入った場合はきちんと謝罪し、自分のサイトに戻りましょう。
子ども連れの場合、はしゃいだ子どもが木や枝を折ったり傷つけたりしてしまうこともあります。大人がよく見守り、自然の大切さを教えるようにしたいものです。
この時間帯は、人も生き物も休む時間ですから、騒ぐのは御法度。ランタンなどの灯りは消し、静かな夜を過ごしましょう。
テント内なら多少騒いでも大丈夫だろう、と酒盛りの続きをする人もいますが、テントは布製で防音効果はほとんどありません。消灯時間には、音によりいっそうの注意をはらう必要があります。
中にはもとは木だからといってそのまま放置する人もいるようですが、炭が自然にかえることはありません。炭やたき火はきちんと消火して冷まし、持ち帰るか、キャンプ場が指定する場所に廃棄しましょう。
注意すべきことはありますが、それでもキャンプで過ごす時間は、何にも代えがたい、極上のひとときです。心からリフレッシュするためにも、人や環境への配慮、思いやりを忘れずに楽しみましょう。
しかし多くの人がキャンプ場に詰めかけるようになったため、キャンプ場ではルール違反、マナー違反によるトラブルが問題になっています。
今回はキャンプが初めて、これから行くという人のために、実際にある迷惑行為の事例をもとにキャンプでのマナーやルールを解説していきます。
車のドアの開閉音がうるさい
キャンプ場に着いてまず気をつけたいのが、車のドアやトランクの開閉音です。意外に感じられるかもしれませんが、開ける時の「グオオン……」という音や、閉める時の「バンッ!」という音は、かなり耳障りなものとされます。キャンプ場は建物のような音をさえぎるものが少なく、普段以上に周囲の音が響くからです。車から降りる時、道具類を出す時など、開け閉めはできるだけ最小限に抑え、特に静かで音が響きやすい朝・晩の時間帯は控えましょう。
隣接サイトの人に挨拶をしない
自分がキャンプしている区画(サイト)の隣に来た人が、目も合わせず粛々とテントを張り始める……別サイトとはいえ、こちらはどこか落ち着かず緊張してしまいますよね。早く楽しみたいと気がはやるかもしれませんが、お隣さんに声もかけないというのは「自己中心的」「不躾な人」という悪印象を持たれてしまい、ささいなことでトラブルに発展しやすくなります。割当てられたサイトに着いたら、まずはお隣のキャンパーに挨拶・声かけをするのがマナーです。
大声で騒ぐ・大音量で音楽を流す
グループや家族連れで起きやすいのが、キャンプ場でのどんちゃん騒ぎ。非日常の空間で気分が高揚するのは仕方ありませんが、キャンプに来る人の目的はさまざまで、中には自然の中でゆっくり静かに過ごしたいという人もいます。キャンプ場によっては大声禁止・音楽禁止という場所もあるので来る前によく確認し、周囲への配慮は怠らないようにしましょう。他のキャンパーのサイトに立ち入る
無断で横切られた、準備や動画撮影で気づかないのか勝手にサイト内に立ち入られた……といったケースが散見されます。たとえ広く見えるキャンプ場でも人がキャンプできる範囲は限られていますし、より大勢の人が楽しむためにも、割当てられたサイト内で楽しむのがいちキャンパーとしてのマナーです。
故意かどうかにかかわらず、他の利用者のサイトに立ち入るのは決して褒められた行為とはいえません。立ち入り禁止区域はもちろん、気づかず立ち入った場合はきちんと謝罪し、自分のサイトに戻りましょう。
キャンプ内の木を勝手に切る、傷つける
薪用にとキャンプ内に生えている木を勝手に切る人がいます。キャンプ場の草木はキャンプ場の所有物ですので、決してしてはいけません。薪は持ち込む、またはキャンプ場で用意されたものを使うなどしましょう。そもそも薪に、水分の多い生木は向きません。子ども連れの場合、はしゃいだ子どもが木や枝を折ったり傷つけたりしてしまうこともあります。大人がよく見守り、自然の大切さを教えるようにしたいものです。
消灯時間になっても騒ぐ、おしゃべりをする
多くのキャンプ場では消灯時間(クワイエットタイム)が設けられています。時間はキャンプ場によって異なりますが、22時~翌7時ごろです。この時間帯は、人も生き物も休む時間ですから、騒ぐのは御法度。ランタンなどの灯りは消し、静かな夜を過ごしましょう。
テント内なら多少騒いでも大丈夫だろう、と酒盛りの続きをする人もいますが、テントは布製で防音効果はほとんどありません。消灯時間には、音によりいっそうの注意をはらう必要があります。
ゴミを適切に処理しない、放置する
キャンプ場に限らずですが、ゴミのポイ捨ては論外。他人の迷惑であるばかりでなく、火災などの事故、環境や野生動物保護の観点からも問題行為です。炭・たき火を放置する
多くのキャンプ場では初心者の人でも楽しめるよう、たき火用の炉が用意されています。たき火はそこで行えばよいのですが、使い終わったらほかのゴミ同様、きちんと後始末をするのが鉄則。特に炭は、適切に処理しないと火災につながり、深刻な事態となりかねません。中にはもとは木だからといってそのまま放置する人もいるようですが、炭が自然にかえることはありません。炭やたき火はきちんと消火して冷まし、持ち帰るか、キャンプ場が指定する場所に廃棄しましょう。
トラブルが重なると、キャンプ場閉鎖の可能性も
大自然の中にいると、つい開放的になってはしゃぎすぎてしまうでしょう。しかしマナーやルールを知らない・守らないのは、事故やトラブルのもと。せっかくのレジャーが台無しになってしまいます。時にはトラブルが相次いだせいで、キャンプ場がやむなく値上げ、あるいは閉鎖に……と思わぬ事態に発展してしまうこともありえます。注意すべきことはありますが、それでもキャンプで過ごす時間は、何にも代えがたい、極上のひとときです。心からリフレッシュするためにも、人や環境への配慮、思いやりを忘れずに楽しみましょう。
<参考サイト>
・キャンプ場で守るべきマナーとは?楽しくキャンプをするための6つのルール(ケニーズ・ファミリー・ビレッジ)
https://www.kfv.co.jp/camp-manners/
・キャンプの安全ーマナーを守って楽しいキャンプを(一般社団法人日本オートキャンプ協会 キャンナビ)
https://japancamp.jp/safe-camp2/
・キャンプ場で守るべきマナーとは?楽しくキャンプをするための6つのルール(ケニーズ・ファミリー・ビレッジ)
https://www.kfv.co.jp/camp-manners/
・キャンプの安全ーマナーを守って楽しいキャンプを(一般社団法人日本オートキャンプ協会 キャンナビ)
https://japancamp.jp/safe-camp2/
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