テンミニッツ・アカデミー|有識者による1話10分のオンライン講義
会員登録 テンミニッツ・アカデミーとは
社会人向け教養サービス 『テンミニッツ・アカデミー』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
DATE/ 2023.09.13

婚活で「モテる」趣味とは?

 婚活のプロフィールに「趣味」を書くことはよくありますが、自分の趣味は相手にどんな印象を与えるんだろう、と思ったことがある方もいるでしょう。いろんなサイトで異性にモテる趣味が紹介されていますが、実際のところはどうなのでしょうか。今回は、結婚相談所事業を展開するTMSホールディングスが、結婚相談所で婚活中の男女999名を対象に行った調査による、生の声を反映したランキングを紹介します。

20代、30代の男女が好印象を持つ異性の趣味は?

・20代男性:1位「ドライブ」 2位「散歩」 3位「アニメ」
・20代女性:1位「散歩」 2位「ドライブ」 3位「アニメ」
・30代男性:1位「散歩」 2位「アニメ」 3位「ドライブ」
・30代女性:1位「散歩」 2位「ドライブ」 3位「スポーツジム」

 20~30代の男女の1位、2位は「散歩」「ドライブ」が占めました。コロナによる外出自粛が解禁されたものの、密を避ける趣味が好ましく思われたことで上位にランクインしたものと考えられます。30代男性、20代男女のランキングを見てみると「アニメ」もマイナスイメージではなく好印象を持たれるようになってきています。

40代、50代の男女が好印象を持つ異性の趣味は?

・40代男性:1位「散歩」 2位「ドライブ」 3位「スポーツジム」 4位「ショッピング」 5位「御朱印集め」 6位「車」 7位「ヨガ」 8位「アニメ」 9位「サウナ」 10位「ゲーム」
・40代女性:1位「ドライブ」 2位「散歩」 3位「スポーツジム」 4位「海外旅行」 5位「御朱印集め」 6位「囲碁将棋」 7位「ヨガ」 8位「サウナ」 9位「車」 10位「釣り」
・50代男性:1位「散歩」 2位「ドライブ」 3位「スポーツジム」 4位「車」 5位「ヨガ」 6位「ショッピング」 7位「御朱印集め」 8位「釣り」 9位「サウナ」 10位「海外旅行」
・50代女性:1位「ドライブ」 2位「散歩」 3位「スポーツジム」 4位「海外旅行」 5位「ヨガ」 6位「車」 7位「ショッピング」 8位「サウナ」 9位「ゴルフ」 10位「釣り」

※引用:TMS(https://www.nakoudonet.com/)

 20~30代男女と変わらず、「散歩」「ドライブ」は安定の上位に入っています。3位には共通して「スポーツジム」がランクイン。体を動かす趣味は健康的で活発な印象を持ったり、自己管理ができていると感じることから、人気が高いのではないでしょうか。また、10位まで見てみると40代では「御朱印集め」「ヨガ」が、50代では「車」「ヨガ」が人気だという男女を通じて見えてくる特徴があります。一方で男女で違う部分として男性は「ショッピング」が、女性は「海外旅行」が高いという男女の差も見えてきます。

 この調査結果から、「ゲームは若年層には好印象だが、年齢が上がると印象が良くなくなる」「ドライブは人気だが、車やバイクが趣味と答えると女性人気が減少」「ショッピングに関しては意外と男性のほうが全体的に好印象が多い」などの考察がされています。なお、全世代で人気の低かったのは「サーフィン」「占い」「ゴルフ」となりました。

趣味を話すことのメリットとは?

 そもそも、趣味について話すことにはさまざまなメリットがあります。ひとつは「会話のきっかけになること」です。婚活では初対面の人と話すことになりますが、共通の話題がない中で会話をするのは大変なもの。趣味は会話の糸口になり、共通の趣味であれば気軽に盛り上がれますし、相手の趣味の話に興味を持ち耳を傾けることで話題に困らなくもなります。

 もうひとつは「その人の価値観がわかること」です。相手がどんな人かを知ろうとした時、趣味を聞けばインドア派なのかアウトドア派なのか、大人数で楽しむのが好きなのか一人でいるのが好きなのかなど、さまざまな情報を得ることができるのです。同じように、自分の趣味を相手に伝えることで、自分が何に興味を持っていて、どんな性質の人間かを知ってもらうきっかけにもなります。趣味を話すことで相手と価値観が合うか、思考性が近いか、などを知ることができるのです。

 いかがでしたか? 今回は調査結果をもとにした生の声をお伝えしましたので、趣味を記載するときの参考になさってください。また、自分は無趣味だという人もぜひこの機会にこうした趣味に取り組んでみるのも良いかもしれません。趣味で婚活の結果が左右されるわけではありませんが、相手との会話の切り口を作る良いきっかけとして、ぜひ活用してみてくださいね。
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
「学ぶことが楽しい」方には 『テンミニッツTV』 がオススメです。
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,600本以上。 『テンミニッツ・アカデミー』 で人気の教養講義をご紹介します。
1

実は「コンテンツ世界収益ベストテン」に日本勢が5つも!

実は「コンテンツ世界収益ベストテン」に日本勢が5つも!

エンタテインメントビジネスと人的資本経営(2)日本人が知らない世界エンタメ市場

「エンタテインメントビジネス」とは何か。例えば日本では、株式欄での業種区分に「エンタテインメント」はない。そもそも日本は、経済産業としてエンタテインメントを理解していない。あえて定義するなら「コンテンツによって...
収録日:2025/05/08
追加日:2025/10/21
水野道訓
元ソニー・ミュージックエンタテインメント代表取締役CEO
2

台湾でクーデターは起きるのか?想定シナリオとその可能性

台湾でクーデターは起きるのか?想定シナリオとその可能性

クーデターの条件~台湾を事例に考える(1)クーデターとは何か

サヘル地域をはじめとして、近年、世界各地で多発しているクーデター。その背景や、クーデターとはそもそもどのような政治行為なのかを掘り下げることで国際政治を捉え直す本シリーズ。まず、未来の“if”として台湾でのクーデタ...
収録日:2025/07/23
追加日:2025/10/04
上杉勇司
早稲田大学国際教養学部・国際コミュニケーション研究科教授 沖縄平和協力センター副理事長
3

なぜ算数が苦手な子どもが多いのか?学力喪失の真相に迫る

なぜ算数が苦手な子どもが多いのか?学力喪失の真相に迫る

学力喪失の危機~言語習得と理解の本質(1)数が理解できない子どもたち

たかが「1」、されど「1」――今、数の意味が理解できない子どもがたくさんいるという。そもそも私たちは、「1」という概念を、いつ、どのように理解していったのか。あらためて考え出すと不思議な、言葉という抽象概念の習得プロ...
収録日:2025/05/12
追加日:2025/10/06
今井むつみ
一般社団法人今井むつみ教育研究所代表理事 慶應義塾大学名誉教授
4

不動産暴落、大企業倒産危機…中国経済の苦境の実態とは?

不動産暴落、大企業倒産危機…中国経済の苦境の実態とは?

習近平中国の真実…米中関係・台湾問題(7)不動産暴落と企業倒産の内実

改革開放当時の中国には技術も資本もなく、工場を建てる土地があるだけだった。経済成長とともに市民が不動産を複数所有する時代となり、地価は高騰し続けた。だが、習近平政権による総量規制は不動産価格を低下させ、消費低迷...
収録日:2025/07/01
追加日:2025/10/16
垂秀夫
元日本国駐中華人民共和国特命全権大使
5

成長を促す「3つの経験」とは?経験学習の基本を学ぶ

成長を促す「3つの経験」とは?経験学習の基本を学ぶ

経験学習を促すリーダーシップ(1)経験学習の基本

組織のまとめ役として、どのように接すれば部下やメンバーの成長をサポートできるか。多くの人が直面するその課題に対して、「経験学習」に着目したアプローチが有効だと松尾氏はいう。では経験学習とは何か。個人、そして集団...
収録日:2025/06/27
追加日:2025/09/10
松尾睦
青山学院大学 経営学部経営学科 教授