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DATE/ 2023.12.21

意外としがち?友人を失うNG行為5選

 気の置けない友人だからこそ「これくらい許してもらえるだろう…」と甘えが出てしまったり、わがままが出てしまうこともありますよね。しかし付き合いの長い友達や無二の親友と言えども度を超えた失礼な態度が続けば、友情を壊してしまうことにもなりかねません。友人との関係や距離感に悩む人は、この機会に自分の友人への言動を振り返ってみましょう。

失ってからでは遅い! 友情を壊す5つの行為。

 以下のような行為は、どんなに親しい友人でも友情にヒビが入ることがあります。

【いつもグチや不幸自慢を聞かせる】

 お互いに仕事や家庭のグチなどを話し日頃の鬱憤を発散できるのは仲の良い友人ならでは。しかし会うたびに不幸でネガティブな話をしたり、グチを聞いてもらうことが目的のような時間ばかりだと、相手の気持ちまで暗く重い気分にし「会いたくない」と思われるようになってしまいます。友人をストレスの捌け口にしていませんか。

【自慢話ばかりしている】

 モテて困る、仕事で期待されていて大変、子どもが私に似なくて優秀、など謙遜しつつも自慢話を繰り広げる人がいます。時々なら「すごいね」「頑張ってるね」と褒められたり一緒に喜んでもらえることも多いですが、相手の状況や環境を無視して自慢話ばかりしていると、聞く方もモヤモヤが溜まっていき避けられてしまうことも。SNSなどで幸せ自慢を匂わせる人も友人が離れていきがちです。

【ドタキャンや遅刻が多い】

 年齢を重ねるとそれぞれの事情が増え友人関係が最優先という訳にはいきません。お互い様だから、とドタキャンや遅刻、リスケなどは受け入れられるようになる一方、「子どもがいるから仕方ない」「仕事だから仕方ない」と開き直って約束を守らない人は確実に友人を失います。そのようなことが度重なると、もう誘うのはやめておこうと思うのが普通です。

【正論を押し付けてくる】

 「〇〇すべき」「〇〇するのが常識だよ」と、友達を思って良かれとアドバイスする人も友人を失う可能性が。友達は対等でないと長続きしないため、偉そうに正論や持論の押し付けをされると、その関係性が壊れてしまうこともあります。私はこう思う、これは私の考えだけど、などあくまでいち意見として伝えることで、フラットな関係を維持できるのではないでしょうか。

【ギブアンドテイクができない】

 自分から誘わない、幹事はやりたくない、いつも話を聞いてもらう側。そんな、友人間や仲間内で常に「楽な立場」でいたいタイプは知らぬ間に友人が離れていくことがあります。損得関係のない友達でも、やってもらって当たり前、面倒なことを押し付けて平気でいると、相手も「毎回なんで私がお膳立てをするのか」と感じて当然。感謝には言葉だけでなくお返しの言動が必要です。

 その他に、「いつも仲間内の悪口や噂話をする」「口が軽い」「友達への嫉妬心が強い」など、ネガティブな感情を孕んだ行為が、友人を失うことに繋がりやすいという声も聞かれました。

対等な関係を意識して「お互い様」な友情を。

 大概のことは大目に見てくれる気を遣わないでいい友達や、本音を言い合える友人は有り難いものです。しかし友情は永遠ではありません。特に、優しくて懐の深い友人には依存したり甘えが加速してしまうこともありますから、一方的にお世話になったり頼っていないかと考えてみることも必要です。

 友人同士は、家族や仕事関係者との関係性とは違い、お互いが「繋がっていたい」「一緒にいて楽しい」という気持ちのみで成り立つ間柄でもあります。ですから「親しき仲にも礼儀あり」という本質を忘れて相手の気分を損ねる機会が増えてしまうと、別に無理をしてまで友達でいなくてもいいのでは?と感じ、簡単に離れていってしまうことも。お互いを尊重し、感謝の気持ちを忘れない関係を維持していきたいですね。
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