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食べすぎ注意?体に起きる異変は本当か
酢の物、浅漬け、サラダなど、きゅうりは「もう一品」というときに大活躍の食材です。さらに豚肉、卵と炒めれば中華風のメインに、夏はそうめんにきゅうりを入れればビタミンやミネラルも補給できます。ただし、きゅうりに関しては「体を冷やす」ということや「ビタミンCを壊す」といった話もあります。実際のところはどうなのでしょうか、検証してみましょう。
きゅうりが体を冷やす根拠としては「水分が多いから」というものがあります。これについていえば、たしかにきゅうりの水分含有量は95.4%程度と多いですが、他の夏野菜、たとえばトマトやなすは94.0%、ピーマンは93.3%とかなり水分が含まれています。また夏野菜でなくとも、レタスは95.9%、小松菜は94.1%といったように、野菜にはそもそもかなりの水分が含まれているので、とりたててきゅうりだけが水分が多いということはありません。
またきゅうりにはカリウムが比較的多く含まれており、このカリウムには「ナトリウム尿中排泄促進作用」つまり塩分(ナトリウム)を尿として排出し、血圧を低下させる作用があります。塩分を取りすぎることの多い現代の食生活では、大変ありがたい機能です。ただし、これはいわゆる一般的な「利尿作用」とは異なります。
こういった点を踏まえると「きゅうりは体を冷やす」という点については、とりたてて栄養学的には根拠がないといえます。ただし、食欲が落ちる暑い夏に、冷やしたまま簡単に食べることができるという意味では、それなりに利点の大きな野菜と言えるかもしれません。
アスコルビン酸酸化酵素はたしかに「還元型」ビタミンCを「酸化型」ビタミンCにします。このことがビタミンCを「壊す」と言われてきたことの根拠です。たしかに、「酸化型」になるとビタミンCはその活性を持たなくなり「壊れる」と思われていた時期がありました。しかし、現在ではビタミンCはいったん「酸化型」になっても、体内に入ればまた元の「還元型」ビタミンCに戻ることができることがわかっています。
このことから、ビタミンCが「酸化型」に変化するだけではビタミンCを「壊す」ということにはならないので、問題ないと言えます。この言説は、以前の知識の名残が今でも残っている事例と考えていいでしょう。
この成分が含まれているのは、きゅうりのほかにスイカ、かぼちゃ、ズッキーニなどが挙げられます。ただし、市販されているものであればそこまで神経質になる必要はないようです。一方、家庭菜園で栽培したきゅうりなどについては、苦味を強く感じた場合は食べないでおいた方がいいかもしれません。またきゅうりは水分が多くて食べやすいことから、夏場などつい食べすぎてしまうことはあるかもしれません。この場合は、水分の過剰摂取でお腹を壊すことはありえます。
農林水産省の「食事バランスガイド」によると、大人が1日に摂取することを推奨されている野菜量は350グラムです。きゅうりを含む色の薄い「淡色野菜」と、色の濃い「緑黄色野菜」をうまく組み合わせて食べることが大事です。このように考えるとバランスよく食べるには、きゅうりは1日1本から2本くらいが目安と言えそうです。
きゅうりは身体を冷やす、は本当か。
「きゅうりは体を冷やす」と言われていることの根拠としては、「水分含有量が多く、利尿作用があるから」というものがあるようです。この点については、栄養学的な視点からの記事を元にすれば、基本的には間違っていると言えそうです。きゅうりが体を冷やす根拠としては「水分が多いから」というものがあります。これについていえば、たしかにきゅうりの水分含有量は95.4%程度と多いですが、他の夏野菜、たとえばトマトやなすは94.0%、ピーマンは93.3%とかなり水分が含まれています。また夏野菜でなくとも、レタスは95.9%、小松菜は94.1%といったように、野菜にはそもそもかなりの水分が含まれているので、とりたててきゅうりだけが水分が多いということはありません。
またきゅうりにはカリウムが比較的多く含まれており、このカリウムには「ナトリウム尿中排泄促進作用」つまり塩分(ナトリウム)を尿として排出し、血圧を低下させる作用があります。塩分を取りすぎることの多い現代の食生活では、大変ありがたい機能です。ただし、これはいわゆる一般的な「利尿作用」とは異なります。
こういった点を踏まえると「きゅうりは体を冷やす」という点については、とりたてて栄養学的には根拠がないといえます。ただし、食欲が落ちる暑い夏に、冷やしたまま簡単に食べることができるという意味では、それなりに利点の大きな野菜と言えるかもしれません。
ビタミンCを壊す、は本当か。
ビタミンCを壊すという点に関しては、きゅうりに含まれる「アスコルビナーゼ(アスコルビン酸酸化酵素)」という酵素の作用が根拠とされます。ただしこの点についても、現代の考え方に沿っていえば、根拠とならないと言えそうです。アスコルビン酸酸化酵素はたしかに「還元型」ビタミンCを「酸化型」ビタミンCにします。このことがビタミンCを「壊す」と言われてきたことの根拠です。たしかに、「酸化型」になるとビタミンCはその活性を持たなくなり「壊れる」と思われていた時期がありました。しかし、現在ではビタミンCはいったん「酸化型」になっても、体内に入ればまた元の「還元型」ビタミンCに戻ることができることがわかっています。
このことから、ビタミンCが「酸化型」に変化するだけではビタミンCを「壊す」ということにはならないので、問題ないと言えます。この言説は、以前の知識の名残が今でも残っている事例と考えていいでしょう。
食べすぎるとお腹を壊す、は本当か。
ウリ科の植物には「ククルビタシン」という苦味成分が含まれています。少量では問題は起きませんが、多量に接種した場合には腹痛や下痢などの食中毒に似た症状が現れることもあるようです。ただし、この成分が増加する原因は日照不足や低温、水分不足や窒素過多といった、ウリ科植物の育成条件にあります。この成分が含まれているのは、きゅうりのほかにスイカ、かぼちゃ、ズッキーニなどが挙げられます。ただし、市販されているものであればそこまで神経質になる必要はないようです。一方、家庭菜園で栽培したきゅうりなどについては、苦味を強く感じた場合は食べないでおいた方がいいかもしれません。またきゅうりは水分が多くて食べやすいことから、夏場などつい食べすぎてしまうことはあるかもしれません。この場合は、水分の過剰摂取でお腹を壊すことはありえます。
農林水産省の「食事バランスガイド」によると、大人が1日に摂取することを推奨されている野菜量は350グラムです。きゅうりを含む色の薄い「淡色野菜」と、色の濃い「緑黄色野菜」をうまく組み合わせて食べることが大事です。このように考えるとバランスよく食べるには、きゅうりは1日1本から2本くらいが目安と言えそうです。
<参考サイト>
母子栄養協会「夏野菜で体を冷やすってホント?」
https://boshieiyou.org/summerveg/
アスコルビナーゼの活性について|岐阜県立岐阜総合学園高等学校(PDF)
https://school.gifu-net.ed.jp/ena-hs/ssh/H24ssh/sc3/31218.pdf
「きゅうりを食べ過ぎたら【管理栄養士監修】」|マイナビ子育て
https://kosodate.mynavi.jp/articles/19477
母子栄養協会「夏野菜で体を冷やすってホント?」
https://boshieiyou.org/summerveg/
アスコルビナーゼの活性について|岐阜県立岐阜総合学園高等学校(PDF)
https://school.gifu-net.ed.jp/ena-hs/ssh/H24ssh/sc3/31218.pdf
「きゅうりを食べ過ぎたら【管理栄養士監修】」|マイナビ子育て
https://kosodate.mynavi.jp/articles/19477
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