社会人向け教養サービス 『テンミニッツ・アカデミー』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
「お金持ち」になる人の考え方はココが違う!
1億円が手に入ったら、あなたならどうしますか?
ここで、具体的な投資を考えるひとはお金持ち、なんとか消費しようとする人は貧乏だ、という話があります。確かに投資がうまい人はお金持ちになるかもしれません。しかし、お金持ちの考え方という点から見てみると、単に投資だけの話ではなく、働き方や考え方まで見えてきます。
たしかに、日本経済が上り調子だったころには、成長する企業で出世することがお金持ちへの道だったかもしれません。しかし、現代ではこの道は大変せまい。むしろ現代で活躍している人たちは、ベンチャー企業で魅力的な価値を生み出している人たちかもしれません。
損得勘定抜きにだれかを信頼し、関係を築いていれば、さまざまなサポートが期待できるでしょう。大きな富を得たいときに、孤立無援ではそれも不可能です。だから、信頼してもらえるように他者と価値を共有しながら進むべきではないでしょうか。先に上げた本の著者も、「ギブアンドテイク」のような損得勘定を否定しています。
しかし、この客の需要に応えるにはどういう商品がいいのだろうかという発想の方が、より本質的な考え方かもしれません。客の言葉そのものが、現在ある商品が提供するものよりもより本来的な需要である可能性を秘めているからです。
ここで、具体的な投資を考えるひとはお金持ち、なんとか消費しようとする人は貧乏だ、という話があります。確かに投資がうまい人はお金持ちになるかもしれません。しかし、お金持ちの考え方という点から見てみると、単に投資だけの話ではなく、働き方や考え方まで見えてきます。
自分のアイデアやスキルで勝負する
『普通の人がお金持ちになりたくなったら』(井口晃著、ワニブックス)では、組織や体裁にとらわれず、時代が求めることを自分たちから情報発信していけば、お金は儲かる、といっています。いい企業に入って出世してお金持ちになろうと考えるのは、時代遅れだということです。たしかに、日本経済が上り調子だったころには、成長する企業で出世することがお金持ちへの道だったかもしれません。しかし、現代ではこの道は大変せまい。むしろ現代で活躍している人たちは、ベンチャー企業で魅力的な価値を生み出している人たちかもしれません。
人間関係は利用するものではない
何よりもお金を優先する人間は、お金が儲かるところではビジネスパートナーをつくりますが、それだけでは単発に終わることが多いようです。しかし、これでは信頼関係が築けませんよね。損得勘定抜きにだれかを信頼し、関係を築いていれば、さまざまなサポートが期待できるでしょう。大きな富を得たいときに、孤立無援ではそれも不可能です。だから、信頼してもらえるように他者と価値を共有しながら進むべきではないでしょうか。先に上げた本の著者も、「ギブアンドテイク」のような損得勘定を否定しています。
「競争する」よりも「応える」ことを大事にしよう
何かを売る際にお客さんと話せば、多くの気付きがあるはずです。「こういうプランがあったらいいのになぁ」とか「こういう商品はないの?」といった話を聞くでしょう。これに対して、より多く売る競争にさらされている販売員であれば、「でもこの点は他の商品にはないですよ」と、自分の売るものを別の視点から見て価値付けするかもしれません。これもある意味、企業にとっては立派な販売員といえます。しかし、この客の需要に応えるにはどういう商品がいいのだろうかという発想の方が、より本質的な考え方かもしれません。客の言葉そのものが、現在ある商品が提供するものよりもより本来的な需要である可能性を秘めているからです。
より良くしようとする場所にお金は集まる
このように、何か新しいもの、人の役に立つもの、もしくはもっと世の中が面白くなるようなものを生み出したい、と考える人のもとに、お金は集まってくるのではないでしょうか。これまでに「お金持ち」となった人々を思い浮かべてみれば明らかです。最近では、こうした「発想」をネット上に発表しお金を集めるクラウドファウンディングも盛んになってきました。お金持ちの原点には、人を喜ばせたいという気持ちがあることはたしかだといえるでしょう。
<参考文献>
『普通の人がお金持ちになりたくなったら』(井口晃著、ワニブックス)
『普通の人がお金持ちになりたくなったら』(井口晃著、ワニブックス)
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
「学ぶことが楽しい」方には 『テンミニッツTV』 がオススメです。
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,600本以上。
『テンミニッツ・アカデミー』 で人気の教養講義をご紹介します。
なぜ空海が現代社会に重要か――新しい社会の創造のために
エネルギーと医学から考える空海が拓く未来(1)サイバー・フィジカル融合と心身一如
現代社会にとって空海の思想がいかに重要か。AIが仕事の仕組みを変え、超高齢社会が医療の仕組みを変え、高度化する情報・通信ネットワークが生活の仕組みを変えたが、それらによって急激な変化を遂げた現代社会に将来不安が増...
収録日:2025/03/03
追加日:2025/11/12
『武功夜話』は偽書か?…疑われた理由と執筆動機の評価
歴史の探り方、活かし方(5)史実・史料分析:秀吉と秀次編〈下〉
豊臣秀次事件に対する見方を変えた『武功夜話』だが、実は偽書疑惑もある。今回は、そのことに鋭く迫っていく。『武功夜話』は、豊臣秀吉に仕えて大名まで上り詰めた前野長康の功績を中心に記された史料だが、その発表・出版の...
収録日:2025/04/26
追加日:2025/11/28
日本企業が世界のビジネスに乗り遅れた要因はオウンゴール
内側から見たアメリカと日本(6)日本企業の敗因は二つのオウンゴール
日本企業が世界のビジネスに乗り遅れた主な要因として、二つのオウンゴールを挙げる島田氏。その一つとして台湾のモリス・チャン氏によるTSMC立ち上げの話を取り上げるが、日本はその動きに興味を示さず、かつて世界を席巻して...
収録日:2025/09/02
追加日:2025/11/25
歴史作家・中村彰彦先生に学ぶ歴史の探り方、活かし方
編集部ラジオ2025(29)歴史作家の舞台裏を学べる
この人生を生きていくうえで、「歴史」をひもとくと貴重なヒントにいくつも出会えます。では、実際にはどのように歴史をひもといていけばいいのか。
今回の編集部ラジオでは、歴史作家の中村彰彦先生がご自身の方法論...
今回の編集部ラジオでは、歴史作家の中村彰彦先生がご自身の方法論...
収録日:2025/10/17
追加日:2025/11/27
なぜ「何回説明しても伝わらない」のか?鍵は認知の仕組み
何回説明しても伝わらない問題と認知科学(1)「スキーマ」問題と認知の仕組み
なぜ「何回説明しても伝わらない」という現象は起こるのか。対人コミュニケーションにおいて誰もが経験する理解や認識の行き違いだが、私たちは同じ言語を使っているのになぜすれ違うのか。この謎について、ベストセラー『「何...
収録日:2025/05/12
追加日:2025/11/02


