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DATE/ 2017.01.28

目指せ「大人女子」オバサン認定の境界線とは?

 女性も40歳を越えたら、世間から見ればれっきとしたオバサン。しかし最近ではその年齢になっても、成熟したからこその美しさやかっこよさを備えた女性たちは「大人女子」と呼ばれ、羨望の眼差しを向けられることも。

 大人女子とオバサンは、いったいどこが違うのでしょうか。今回はこれをやってしまったら「オバサン」認定されてしまうという境界線を約30人にインタビューして調査し、素敵な大人女子であるためのポイントをご紹介していきます。

これをやったらオバサン認定!大人女子との境界線は?

<ファッション篇>
・とにかく寒がりで、冬はおしゃれなコートよりダウンを優先
・ストッキングの色が白っぽい、タイツはデニール数が高め
・夏でもノースリーブや生足など、肌の露出を極端に避ける
・海に行っても水着にならない、海に入らない
・チュニック丈のお尻が隠れる洋服ばかり着る
・10年以上前の服を平気で着て、流行物をバカにしている
・アクセサリーがジャラジャラと過剰
・下着に気を使わず、合わないサイズを付けてハミ肉が多い

 ファッションに関して「オバサン」は、機能や安心感を優先してしまい、見た目は二の次。大人女子は、少し無理をしてもおしゃれであるかどうかや、きれいでありたいという願望を大切にする人のようです。TPOを考えなかったり、細部にこだわらなかったりすると、オバサン一直線かもしれません。

<メイク、ヘア篇>
・髪型がいつも同じで、10年以上変化なし
・こまめに白髪を染めず、生え際の白が目立つ
・髪がパサパサと乾燥し、ボリュームがない
・最新コスメを使わないため、マスカラはにじみ、ファンデはよれ気味
・ファンデーションが肌よりも一段白め
・ノーメイクなのを自慢だと思っている
・ナチュラルメイク、無造作ヘアが苦手
・眉毛の形や口紅の色などが、若いときのまま
・突然パッツン前髪をつくり、若返ろうとする

 メイクやヘアースタイルに関しては、オバサンは更新することを忘れがち。よく女性は自分が一番輝いていた時のメイクをそのまま何十年も踏襲すると言われますが、それがまさにオバサン。ファッションよりもさらに変化、進化するコスメやヘアケアに敏感であることが、大人女子のたしなみです。

<会話篇>
・話が長く、同じ話を何度もする
・人の話を最後まで聞かず、自分の話にすり替える
・昔の話、楽しかった若い頃の話ばかりする
・子ども、旦那、老後の話題がほとんど
・他人の噂話が好きで、話のネタが他人のことばかり
・一方的に自分の話だけをして電話を切ってしまう
・思い込みで人の話を聞くので、勘違いしやすい
・いつでもどこでも、声のボリュームが大きい

 この特徴をまとめると、「おかあさん」との会話にも当てはまる気がしませんか?母親に似た言動の女性を見ると、もしかしたら人は「オバサン」と感じるのかも。大人女子は、話し上手である前に聞き上手でなければなりません。また話題や知識の豊富さなどで、他人に刺激を与えられる存在でもあるようです。

<習慣、生活篇>
・女子会が好きで、男性がまざるのを面倒くさがる
・折りに触れ、トイレに行っておかないと気が済まない
・無理なことでも、1度はゴリ押しを試みる
・自分は間違っていないという意識を常に持っている
・わからないことを自分で調べず、手っ取り早く人に聞く
・酒量が多く、酔うと泣いたり怒ったり感情的になりがち
・他人の劣化に敏感で、年齢にこだわる

 「あるある!」なオバサンの言動が続出しましたが、トイレが近いなど仕方のないものもありながら、他はほぼ自分本位な点が目立ちます。遠慮がなくなり図々しくなり、楽をしがちなのもオバサンの特徴。対して大人女子は、周りを見渡し空気を読んで気を配れる人。自分さえ良ければという行動は控えます。

大切なのは「女性」としての魅力を伸ばす意識

 いかがでしたか?
 どうやら大人女子とは「お母さん」や「妻」を超えて、ひとりの「女」として魅力がある人のことだという印象を受けました。

 これだけオバサン認定ポイントがあると、あなたもひとつやふたつは当てはまるものもあるはずです。しかし、やってはいけないことばかりを気にするのではなく、自分の「女性」としての魅力を伸ばしていくよう意識することが大切かもしれませんね。
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
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今井むつみ
一般社団法人今井むつみ教育研究所代表理事 慶應義塾大学名誉教授