「心から幸せになるためのメカニズム」を学ぶ
この講義シリーズは第2話まで
登録不要で無料視聴できます!
第1話へ
▶ この講義を再生
この講義の続きはもちろん、
6,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
(会員の方に広告は表示されません)
幸せも不幸せも伝染する――幸せの輪を広げて世界平和へ
「心から幸せになるためのメカニズム」を学ぶ(7)幸福度を高める方法
前野隆司(武蔵野大学ウェルビーイング学部長・教授/慶應義塾大学名誉教授)
幸福度はどうすれば高めることができるのか。その方法として、4つの因子を意識するといいのだが、それぞれ些細なことでも少しずつ積み重ねていくことが大事だ。また、つらいときには「メタ認知」を行うといい。自分を上から見ることによってそうした状態を乗り越えられたとき、元の状態に戻っていくことができる。実は、幸せも不幸せもうつっていく。つまり、個人が幸せになれば、その幸せは周りにも伝染していくのだ。(全7話中第7話)
時間:7分26秒
収録日:2020年7月1日
追加日:2020年9月15日
≪全文≫

●「幸せの4つの因子」の実践方法


 最後にまとめとして、幸福度を高める方法についてお話しします。先ほどから述べているように、「やってみよう」「ありがとう」「なんとかなる」「ありのままに」という4つの因子を意識すると幸せになるわけですね。すでに述べたことも多いのですが、ここでまとめてみます。

 まず、「やってみよう」因子は夢や目標を明確化して、これワクワクすることに取り組んでみてください。夢や目標の明確化が苦手だという人は、放置しておいても構いません。強みを明確化するのもいいのです。本当は強みがあるといいですが、強みがないことをネガティブに思わないように、強みを磨こうと思うのでもいいのです。次に、成し遂げたことを明確化する。モチベーションを向上させるために行動を起こすこともいいでしょう。このように、「やってみよう」と思える人は幸せです。この点にワクワクした人は、この「やってみよう」に取り組んでみてください。

 2つ目の「ありがとう」因子に移ります。感謝を可視化するワークがあります。今日1日感謝したことを3つ書いてから眠りにつきましょう。これによって幸福度が高まることが分かっています。感謝不足だと思う人、さらにそうでない人でも、ぜひ一度取り組んでみることをお勧めします。とても優しい気持ちになって、「今日も良いことあったなあ」と幸せな気持ちで眠りにつけるのです。人間には心配事がたくさんあるので、失敗した、どうしようなどと思いがちですが、そういった嫌な気持で眠りにつくよりも、感謝で1日を終えて幸せな気持ちで眠りにつくと、次の朝も目覚めが良いのです。

 次に、利他的な行動を取るといいでしょう。立っている人に席を譲るなど、小さなことでも構いません。より大きなボランティアなどさまざまなことがあるでしょうが、利他的な行動を取ると幸せになります。対話、傾聴、許容が重要です。嫌いな人のことは話さないようにするのではなく、あの人も一生懸命取り組んでいるのだから許してあげようというような優しさを持つのです。加えて、ユーモア・冗談・笑いも重要です。さらには、笑顔・ハグ・スキンシップにも効果があります。これは最近では「3密(を避ける)」ということで家庭でないと難しいでしょうが、とにかくコミュニケーションは幸福度を高めることが分かっています...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
(会員の方に広告は表示されません)
「哲学と生き方」でまず見るべき講義シリーズ
AI時代にリベラルアーツがなぜ必要か(1)AIに置き換わる仕事と人間がやる仕事
AI時代にリベラルアーツがなぜ必要か…人間がやるべきこととは?
橋爪大三郎
何回説明しても伝わらない問題と認知科学(1)「スキーマ」問題と認知の仕組み
なぜ「何回説明しても伝わらない」のか?鍵は認知の仕組み
今井むつみ
伊能忠敬に学ぶ「第二の人生」の生き方(1)少年時代
伊能忠敬に学ぶ、人生を高めて充実させる「工夫と覚悟」
童門冬二
神話の「世界観」~日本と世界(1)踊りと物語
世界の神話の中で異彩を放つ日本神話の世界観
鎌田東二
「ホメロス叙事詩」を読むために(1)ホメロスを読む
2700年前のホメロスの叙事詩が感動を与え続ける理由
納富信留
現代の小児科学と最高の子育て(1)現代の小児科学の役割
困難の克服と幸せな人生の獲得、それが小児科学の目的
高橋孝雄

人気の講義ランキングTOP10
ロシア人の見る「ロシアの歴史」(3)ヴァイキング招致説とキエフ・ルーシ
ロシアの起源はヴァイキング?…キエフ・ルーシの興亡と、ロシアとウクライナの決定的な「歴史的溝」
上月豊久
小澤開作と満洲事変・日中戦争(1)少年時代の苦労と五族協和の夢
満洲で「五族協和」に命を懸けた小澤征爾の父・小澤開作
小澤俊夫
民主主義の本質(1)近代民主主義とキリスト教
なぜ民主主義が「最善」か…法の支配とキリスト教的背景
橋爪大三郎
高齢者のフレイル・認知症とその予防対策(4)認知症と共生社会の実現に向けた対策
その物忘れ、認知症かも…加齢による物忘れとの違いと一番大事なこと
小川純人
「重要思考」で考え、伝え、聴き、議論する(1)「重要思考」のエッセンス
重要思考とは?「一瞬で大切なことを伝える技術」を学ぶ
三谷宏治
『万葉集』と律令社会~官僚の心得と歌宴(4)郡家の発掘と新田山を詠んだ東歌
「東歌」に刻印された奈良時代の真実とは?…地方に気をつかい地方のパワーを取り込んで中央政権はできていた
上野誠
文明語としての日本語の登場(1)古代日本語の復元
なぜ「てふてふ」が蝶々?日本語の変遷を追う…まずは万葉仮名から
釘貫亨
プラトン『ポリテイア(国家)』を読む(14)ポリスと魂の堕落過程〈下〉僭主の末路
僭主制は欲望の奴隷…過度の自由が過度の隷属に転換する
納富信留
『オデュッセイア』で読み解く神話の秘密(1)物語の構造を読み解くおもしろさ
『オデュッセイア』の面白さの秘密を神話の構造から読み解く…なぜ波乱万丈の神話が人間の創作の源泉になったか
松村一男
第2次トランプ政権の危険性と本質(1)実は「経済重視」ではない?
トランプ政権の極右ポピュリズム…文化戦争を重視し経済軽視
柿埜真吾