日本企業の弱点と人材不足の克服へ
この講義シリーズは第2話まで
登録不要無料視聴できます!
第1話へ
▶ この講義を再生
この講義の続きはもちろん、
5,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
(会員の方に広告は表示されません)
なぜ「変人」をリーダー候補として探す必要があるのか
日本企業の弱点と人材不足の克服へ(6)次世代リーダー登用の仕組みを変える
西山圭太(東京大学未来ビジョン研究センター客員教授/元・経済産業省商務情報政策局長)
人材を見つけるにはどうすればいいか。どの組織も組織内では同質的になりやすく、縦割りの組織では部門間の交流は少ない。よって、横の交流という点でいわゆる「変人」を探すのも一つの手だ。また、次世代リーダーを決めるための仕組みも変えてみてはどうだろう。リーダー研修や人事評価などを細かく行う仕組みがあるから、より良いリーダーが選ばれるとは決していえないだろう。(全8話中第6話)
※インタビュアー:神藏孝之(テンミニッツTV論説主幹)
時間:9分06秒
収録日:2020年10月28日
追加日:2021年1月31日
≪全文≫

●リーダー候補として「変人」を探す意味


―― 千里を走る馬がいても、目利きがいないと取り立てられません。人材を抜擢できなくなっている日本の組織構造です。

 特に古い会社であればあるほど、何年入社で、そこから上・下5年くらいの中で上げていく。要は同質性です。だいたい似たような高校・大学を出ているので、“歯型”も同じです。それが同じ者ばかりが会社の中にいて、競争している。そんなところに人材はいません。やはり目利きが、千里を走る馬をまず見つけることが重要。でも、見つけた人材を中に置けば、いじめに遭ったりしてだいたい(その才能・能力が)殺されてしまう。だから、いかにそうならないような仕組みをつくるか。そのあたりが大事です。

西山 私は(東京電力ホールディングス株式会社取締役等で)東京電力に4年間ほど行きましたが、その時にやったことが2つあります。一つは、「変人の会」という飲み会をつくったことです。

 どの組織も組織である以上、同質的になります。会議に行っても、同じような感じの人が座っています。「この人たち、みんな親戚かな」と思うぐらい、同じような感じになるのです。そこである種、リーダー候補を探すためでもあるんですが、「変人の会」をつくりました。

 リーダー候補の人たちに、「リーダーにもっと向いている人を探してください」と言っても、みんな「それは私でしょ」という話にしかなりません。「私たちではありません」とは絶対にならないので、「変人」として探せばいいかと思ったのです。

「あなた方は変人ですか?」と聞けば、「いえ、変人ではありません」となります。そこで「じゃあ、変人をちょっと入れましょう」ということになったのです。

 ただ「変人」といっても、人事の人たちはどういう人が変人か分からない。あるいは「変人」と言うと、その人に悪いと思っているのかもしれません。選んでもらっても同じような人が集まってしまうので、このやり方はダメだと思いました。

 たまたまですが、私の周りにはいろいろな人が話をしに来ていただけるので、ある時、「変人の友だちは変人に違いない」という勝手な理屈を立てました。そして私のところに来た人で、「君はどう見ても変人だ」と私が勝手に思った人に、「君の知り合いを5、6人集めろ」と言ったのです。すると実際、変人が揃うのです。

―― なるほど。

西山 変人を...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
(会員の方に広告は表示されません)
「経営ビジネス」でまず見るべき講義シリーズ
チームパフォーマンスを高める心理的安全性(1)心理的安全性が注目される理由
なぜ今「心理的安全性」なのか、注目を集める背景に迫る
青島未佳
ハラスメント防止に向けた風土づくり(1)ハラスメントの概要
増え続けるハラスメント…その背景としての職場の特徴
青島未佳
組織改革の要諦~活性化と人材活用(1)準備、スピード、タイミング
組織改革は最初に全体像と将来像を示すのが重要
秋池玲子
Microsoft Copilot~AIで仕事はどう変わるか(1)「生成AI」の画期性
「生成AI」実装の衝撃…人工知能の歴史と特長
渡辺宣彦
これから必要な人材と人材教育とは?(1)人手の供給不足とマクロ経済への影響
ごく一部の人手不足が「致命的」になる…Oリング・セオリー
柳川範之
メンタルヘルスの現在地とこれから(1)「心を病む」とはどういうことか
なぜ「心の病」が増えている?メンタルヘルスの実態に迫る
斎藤環

人気の講義ランキングTOP10
AI大格差~最新研究による仕事と給料の未来(1)最新研究から見えてくる未来像
AI大格差…なぜ日本の雇用環境では「ショックが大きい」のか?
宮本弘曉
編集部ラジオ2026(14)小宮山宏先生:知識の構造化のために
【10min名作探訪】テンミニッツ・アカデミーの意義と発想法
テンミニッツ・アカデミー編集部
イラン戦争と終末論(1)イラン戦争の戦略的背景と米国の政策
なぜイラン戦争がこのタイミングなのか?戦略的背景に迫る
東秀敏
教養としての「ユダヤ人の歴史とユダヤ教」(1)ユダヤ人とは誰のことか
ユダヤ人とは?なぜ差別?お金持ち?…『ユダヤ人の歴史』に学ぶ
鶴見太郎
知識の構造化のために(1)テンミニッツTVの問題意識
「知識の爆発」の時代、不可欠なのは世界の全体像の把握
小宮山宏
ロシアのハイブリッド戦争と旧ソ連諸国(1)ロシアの勢力圏構想とNATO拡大
「ハイブリッド戦争」の実像…ロシアが考えていることとは何か?
廣瀬陽子
ウェルビーイングを高めるDE&I(1)人と組織を取り巻く環境変化:前編
人材はコストではない!人的資本経営が注目されている背景
青島未佳
インフレの行方…歴史から将来を予測する(4)10年後の物価…5つのシナリオ
5つのシナリオ分析…10年後の日本の物価水準はどうなる?
養田功一郎
小澤開作と満洲事変・日中戦争(1)少年時代の苦労と五族協和の夢
満洲で「五族協和」に命を懸けた小澤征爾の父・小澤開作
小澤俊夫
「逆・タイムマシン経営論」で見抜く思考の罠(3)飛び道具トラップと「文脈剥離」
IT業界で次々に発動される飛び道具トラップのメカニズム
楠木建