イーロン・マスクの成功哲学
この講義シリーズは第2話まで
登録不要無料視聴できます!
▶ 第1話を無料視聴する
閉じる
この講義の続きはもちろん、
5,000本以上の動画を好きなだけ見られる。
スキマ時間に“一流の教養”が身につく
まずは72時間¥0で体験
大事なのはお金じゃない。常識の壁を突破するマスクの言葉
イーロン・マスクの成功哲学(5)夢を実現させるマスクの言葉〈後編〉
桑原晃弥(経済・経営ジャーナリスト)
これまでの常識や過去の成功に囚われることなく、自由な発想で革新的な成果を上げてきたイーロン・マスク。なぜマスクは、失敗への恐怖や周囲の反対をはねのけて、自分のアイデアを信じ、実行することができるのか。マスクの言葉から成功のための方法を学ぶ。(全7話中第5話)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツTV編集長)
時間:11分39秒
収録日:2022年6月22日
追加日:2022年9月20日
≪全文≫

●思い込みの壁を超えないと新しいモノは作れない


―― 続きまして、「恐れるな、自分で自分の限界を決めてはいけない」という項目です。

桑原 はい。

―― まず1つ目が、「どんなものにもためらってはいけません。想像力が限界を決めてしまいます」。

桑原 これは賢い人が多すぎるとダメだという話にもつながると思いますが、やはり世の中には、常識的に見てできないだろう、これ以上は無理だろうというものがあるわけです。

 スポーツの世界でも、なかなか超えられない記録がよくありますが、それを1人が超えれば、あとから何人も超えていくということがあります。アスリートに言わせると、「超えられない壁なのだ」という思い込みを自分の中でつくってしまうと、絶対にそれを超えられないということです。電気自動車にしても同じで、電気自動車はこんなものだと誰かが決めてしまうと、その思い込みを超えられなくなってしまいます。

 テスラが「ロードスター」を発売した時に、GMやトヨタなどが驚いたのは、電気自動車でこんなかっこいい車がつくれるのかということでした。「想像できることは実現できる」という言い方がありますが、逆に、想像できないことは実現できなくなってしまうとすると、自分の想像力をどこまで広げられるかが大事なのです。それがマスクの考え方だと思います。

―― 続きまして、「ずっと同じものの見方をしていては、いつまで経っても変わりませんよ」と。

桑原 これは特にマスクのモノづくりに非常に特徴的です。車とはこういうものだとか、ロケットとはこういうものでこういうつくり方をするのだという常識が業界にはたくさんあります。その常識に縛られてしまうと、いつまでもそれを超えていくことはできないと。

 マスクは、ロケットの価格を100分の1にすると言っていますが、それを実現するためには、それができるかどうかをゼロベースで考える必要があるわけです。

 そして、実際にやってみたら、できてしまう。パソコンに使っているような電池を使って車を走らせることなど誰も想像しなかったのですが、それはただ単に誰もやったことがなかっただけです。そして、実際にやってみたらできるではないかと。ものの見方を変えていくこと、そしてルールに縛られないことが非常に大事なのだと思います。

―― ゼロベース...

スキマ時間でも、ながら学びでも
第一人者による講義を1話10分でお届け
さっそく始めてみる
「経営ビジネス」でまず見るべき講義シリーズ
バブル世代の現実とこれからの生き方
バブル世代は「バブル崩壊世代」、苦労の先に見えるものがある
江上剛
「重要思考」で考え、伝え、聴き、議論する(1)「重要思考」のエッセンス
重要思考とは?「一瞬で大切なことを伝える技術」を学ぶ
三谷宏治
生き続ける松下幸之助の経営観(1)今も生きている幸之助
松下幸之助の考え方には今と昔を貫くものがある
江口克彦
オリエント 東西の戦略史と現代経営論に学ぶ(1)ビジネスのヒントは歴史にあり
『失敗の本質』、中国古典…ビジネスのヒントを歴史に学ぶ
三谷宏治
人生100年時代の「ライフシフト概論」(1)人生100年時代のインパクト
80歳まで現役でいるために大切なこと…人生100年時代の発想法
徳岡晃一郎
野獣の経営、家畜の経営(1)経営センスが育つ土壌
ファーストリテイリングで経営者が育つ理由
楠木建

人気の講義ランキングTOP10
「アメリカの教会」でわかる米国の本質(1)アメリカはそもそも分断社会
「キリスト教は知らない」ではアメリカ市民はつとまらない
橋爪大三郎
豊臣兄弟~秀吉と秀長の実像に迫る(2)秀吉の実像と「太閤神話」
秀吉・秀長の出自は本当は…実像は従来のイメージと大違い
黒田基樹
平和の追求~哲学者たちの構想(6)EU批判とアメリカの現状
理想を具現化した国連やEUへの批判がなぜ高まっているのか
川出良枝
戦争とディール~米露外交とロシア・ウクライナ戦争の行方
「武器商人」となったアメリカ…ディール至上主義は失敗!?
東秀敏
熟睡できる環境・習慣とは(1)熟睡のための条件と認知行動療法
熟睡のために――自分にあった「理想的睡眠」の見つけ方
西野精治
何回説明しても伝わらない問題と認知科学(1)「スキーマ」問題と認知の仕組み
なぜ「何回説明しても伝わらない」のか?鍵は認知の仕組み
今井むつみ
逆境に対峙する哲学(1)日常性が「破れ」て思考が始まる
逆境に対峙する哲学カフェ…西洋哲学×東洋哲学で問う矛盾
津崎良典
生成AI「Round 2」への向き合い方(1)生成AI導入の現在地
生成AIの利活用に格差…世界の導入事情と日本の現状
渡辺宣彦
「重要思考」で考え、伝え、聴き、議論する(1)「重要思考」のエッセンス
重要思考とは?「一瞬で大切なことを伝える技術」を学ぶ
三谷宏治
組織心理学とは何か~『武器としての組織心理学』と概論
なぜ組織に「心理学」が必要か?多様化と個の時代の処方箋
山浦一保