イーロン・マスクの成功哲学
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イーロン・マスクに学ぶ、世界に貢献する「リーダーの矜持」
イーロン・マスクの成功哲学(6)世界を変えるための「リーダー論」
経営ビジネス
桑原晃弥(経済・経営ジャーナリスト)
「起業家は週100時間」働くべきだというイーロン・マスク。その意図はどこにあるのか。また、彼は組織のトップに立つ人間として、一体どのような心構えが大事だと考えているのか。幼い頃から自らの夢のために貪欲に活動してきたマスクには、独自のリーダー論があった。(全7話中第6話)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツTV編集長)
時間:5分48秒
収録日:2022年6月22日
追加日:2022年9月27日
≪全文≫

●トップに立つ人間が現場で最も働くべき


―― 続きまして、リーダー論です。

桑原 はい。

―― まず1つ目ですが、「起業家は週100時間、地獄のように働くべき」。

桑原 アメリカの起業家たちのあいだでは、社員が自分以上に働いてくれると思うなとよく言われます。

―― なるほど。

桑原 日本では逆のことが多いですね。リーダーよりも社員が働けと。しかし、(マスクの場合は)リーダー自身が先頭を切って地獄のように働けと。それで初めてみんながついてきてくれるということです。マスクは本当にハードワーカーで、無茶も言いますが、マスク自身がそうやって働いているからこそみんながついてくるのだろうと思います。

―― 週100時間って、一週間は7日×24時間ですから、相当な割合ですね。

桑原 そうですね。この前ですが、テスラで「週40時間は会社に出社せよ」というような指示を出していました。つまり1日8時間で5日間、働くということですね。ただ、100時間働くのであれば、半分はリモートワークではないかなと思いましたけどね。

―― そうですね。続きまして、「社員が苦痛を感じているなら、その何倍もの苦痛を感じたいのです」。

桑原 「モデル3」を週に5000台量産するというプランがうまくいかなかった時の話ですが、マスクはホテルにも行かずに工場に寝泊まりをして改善に努めていました。

 その時に言っていたのは、別に自分はホテルに行くお金がないわけではないが、それよりも社員と一緒にがんばりたいということです。マスク自身がやはりそういうことをするので、それについてくる社員もいるのだろうと思います。

―― トップに立つ人間として、まさに先頭の覚悟をもった指揮官ですね。

桑原 そうですね。社員はなかなか帰れなくなりますが。

―― そうですね。

桑原 はい。


●「世界に役立つことをしている」、これが一番大事


―― 続きまして、「『私たちは世界に役立つことをしている』。それが一番大事で、それが私のモットーです」。

桑原 これはマスクがスペースXやテスラでよく言っていることです。これは、マスクがリモートワークをやろうという会社が世界のために何かすごいことをしたのかと、喧嘩を売るようなことを言っていたことにも関係します。おそらくマスクにしてみると、自分は世界のために貢...

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