社会人向け教養サービス 『テンミニッツ・アカデミー』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
DATE/ 2017.04.21

40代独身男性にありがちな3つの「地雷」ポイント

 2017年4月5日付の朝日新聞によると、50歳までに一度も結婚の経験がない人が、2015年時点で女性で7人に1人、男性で4人に1人と過去最高の割合になることが、国立社会保障・人口問題研究所の調査でわかりました。背景には結婚するほどの経済的余裕がない、親の介護のために結婚を諦めざるを得ない、結婚することに必要性を感じない…など現在の日本社会を反映したさまざまな理由があります。

 今回はこの調査結果ともおおいに関係がある「40代独身男性」を取り上げてみましょう。実はこの男性は「地雷が多い」といわれていることをご存知でしょうか?どんな行動が地雷だと思われてしまうのか。20代女性の声とともに、3つのポイントで説明していきます。

地雷ポイント1:好意を持たれていると勘違い

 「会社の上司と趣味が合って話すようになっただけなのに、好かれてると勘違いされ、しつこいくらいアプローチを受けて困った」

 些細なきっかけから好意を持たれていると勘違いしてしまうことは少なくないかもしれません。しかし、そこから一気にヒートアップしてしまうのが、地雷ポイント。さらに、やんわりと断っても自分が拒絶されていると気付かない鋼の心を持っている場合もあります。あまりにも女性のNOサインに気付かず、無我夢中のアプローチを続けていくと、いつのまにかストーカーになってしまう危険性もあります。相手の女性がどこまで自分を受け入れてくれるかの境界線は、きちんと見極めるようにしましょう。

地雷ポイント2:不相応な「若さ」アピール

 「40代男性とメールでやりとりをしていて、ハイテンションで顔文字を乱用したメールにびっくり…本人からは全く想像がつかなくて正直引きました」

 自分が年齢よりも若く見られたいという願望からか、若い人のテンションに合わせようとすることも少なくありませんが、ここにも地雷ポイントが隠れています。若い人にはその姿が無理しているように見えて、逆に良くない印象を与えてしまうことも。20代女性が40代男性に求めるのは「自分と同じような若さ」ではなく、むしろ年上男性の武器ともいえる「年相応の落ち着き」です。若者が持っていないその魅力をアピールしてみてはいかがでしょうか。

地雷ポイント3:上から目線の自慢話

「仕事のことで上司が相談に乗ってくれたんだけど、いつのまにか「俺の若い頃は~」の話に…私の話はどこいっちゃったの?」

 「俺の若い頃は~」はおじさんにありがちな自慢話の枕詞で、これも地雷ポイントです。男性は会話に能力の誇示を求めるといわれ、自慢話をして自分を大きく見せることは男性にとって自己アピールの手段でもあります。しかしこの状況ではまったくの逆効果。女性は自慢話を聞くよりも、自分の話を聞いてもらいたいと思っています。自分の話がしたい気持ちをこらえて、相手の話を聞く姿勢を作ることができれば、あなたを見る目はきっと変わることでしょう。

見た目ではなく内面が大事

 40代独身男性にありがちな3つの地雷ポイントを紹介しましたが、これらはほんの一部です。何よりまず大事なのは「相手がどう思っているかを考えること」。それを気にもとめず、自分の思うがままに行動するさまは、誰が見ても心地良く映ることはありません。特に女性にとっては、そうした振る舞いが気になります。見た目ばかり取りつくろうのではなく、以上のような内面的な部分に注意して、「地雷」と思われないようにしたいものですね。

<参考サイト>
・朝日新聞デジタル(2017年4月5日):生涯未婚率、男性23%・女性14% 過去最高
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
「学ぶことが楽しい」方には 『テンミニッツTV』 がオススメです。
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,600本以上。 『テンミニッツ・アカデミー』 で人気の教養講義をご紹介します。
1

『100万回死んだねこ』って…!?記憶の限界とバイアスの役割

『100万回死んだねこ』って…!?記憶の限界とバイアスの役割

何回説明しても伝わらない問題と認知科学(2)バイアスの正体と情報の抑制

「バイアスがかかる」と聞くと、つい「ないほうが望ましい」という印象を抱いてしまうが、実は人間が生きていく上でバイアスは必要不可欠な存在である。それを今井氏は「マイワールドバイアス」と呼んでいるが、いったいどうい...
収録日:2025/05/12
追加日:2025/11/09
今井むつみ
一般社団法人今井むつみ教育研究所代表理事 慶應義塾大学名誉教授
2

日本でも中国でもない…ラストベルトをつくった張本人は?

日本でも中国でもない…ラストベルトをつくった張本人は?

内側から見たアメリカと日本(1)ラストベルトをつくったのは誰か

アメリカは一体どうなってしまったのか。今後どうなるのか。重要な同盟国として緊密な関係を結んできた日本にとって、避けては通れない問題である。このシリーズ講義では、ほぼ1世紀にわたるアメリカ近現代史の中で大きな結節点...
収録日:2025/09/02
追加日:2025/11/10
3

人間とAIの本質的な違いは?記号接地から迫る理解の本質

人間とAIの本質的な違いは?記号接地から迫る理解の本質

学力喪失の危機~言語習得と理解の本質(5)AIに記号接地は可能か

昨今、めざましい発展を遂げているAI技術。流暢にチャットをやりとりする生成AIはしかし、本当の意味で使っている言葉を理解することができるのだろうか。言語学習の根本にある「記号接地」問題から、人間とAIの本質的な違いに...
収録日:2025/05/12
追加日:2025/10/14
今井むつみ
一般社団法人今井むつみ教育研究所代表理事 慶應義塾大学名誉教授
4

一強独裁=1人独裁の光と影…「強い中国」への動機と限界

一強独裁=1人独裁の光と影…「強い中国」への動機と限界

習近平中国の真実…米中関係・台湾問題(1)習近平の歴史的特徴とは?

「習近平中国」「習近平時代」における中国内政の特徴を見る上では、それ以前との比較が欠かせない。「中国は、毛沢東により立ち上がり、鄧小平により豊かになり、そして習近平により強くなる」という彼自身の言葉通りの路線が...
収録日:2025/07/01
追加日:2025/09/25
垂秀夫
元日本国駐中華人民共和国特命全権大使
5

成長を促す「3つの経験」とは?経験学習の基本を学ぶ

成長を促す「3つの経験」とは?経験学習の基本を学ぶ

経験学習を促すリーダーシップ(1)経験学習の基本

組織のまとめ役として、どのように接すれば部下やメンバーの成長をサポートできるか。多くの人が直面するその課題に対して、「経験学習」に着目したアプローチが有効だと松尾氏はいう。では経験学習とは何か。個人、そして集団...
収録日:2025/06/27
追加日:2025/09/10
松尾睦
青山学院大学 経営学部経営学科 教授