社会人向け教養サービス 『テンミニッツ・アカデミー』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
居酒屋店員に「嫌われる」客の特徴
コロナ禍で一時期休業も相次いだ居酒屋も、ここ最近はちらほら営業を再開しています。メニューも豊富で値段も手頃、個室や大人数にも対応できる席数のある居酒屋は、使い勝手のいい大人の社交場。気軽に楽しめるからこそ、ついついお酒も進んで泥酔してしまった経験のある方も多いのではないでしょうか。
そんな酔ったお客さんを相手に仕事をする居酒屋の店員さんたちですが、酔客の他にも、業務を煩わせる困ったお客さんが多そうです。今回は居酒屋で働く人や、居酒屋のアルバイト経験者のみなさんに「居酒屋で嫌われるお客さん」について聞いていきます。
・気分が悪くなりトイレで寝てしまったり、長時間個室を占領するお客さんには困ります。小さい店だとトイレはひとつしかない場合もあり、他のお客さんから苦情も。
・グラスを倒したりお皿を割ったり、そんな状態まで酔っぱらっても飲み続けるお客。そうなると粗相は1度じゃ済まないことが大半ですから、帰れ!と思いますね。
・たくさんお酒を注文してくれるのは有り難いですが、飲み比べ大会のようになったり、イッキコールをするお客さんには参ります。急性アルコール中毒にでもなられると、店としての信用にも傷がつきますし。
「楽しく飲んで食べて、気持ちよく酔ってもらえるのは嬉しいのですが…」というのは個人経営の居酒屋オーナー。しかし、度を越してしまう酔っぱらい客は、店員さんたちの仕事をムダに増やすばかりではなく、他のお客さんにも迷惑が。危ないな、と思う団体客などには時間制を設けたり、ラストオーダーを早くとるといった対処をすることもあるそうです。
・別々のお客さん同士が仲良くなって一緒に飲むのはよくあることですが、相手に歓迎されていないのに、ずっと絡む人には困ります。ひとりで、カップルで、しっとり飲みたい人がいることも分かって。
・ひとりで来店する高齢男性には注意が必要。店員を捕まえては話しかけるのですが話が長く、酔ってくると声も大きくなりがち。酒にも弱く足腰も弱いため、自分で歩いて帰れないような状態になる老人は「もう来るな」と願います。
お酒を飲み、食事するだけではなく、酒場の雰囲気や人とのコミュニケーションも居酒屋の楽しみのひとつかも知れませんが、そこを求め過ぎるお客さんは嫌われるようです。「大勢で騒ぐのも迷惑ですが、ひとりで飲む方の言動も侮れないんですよ」と居酒屋アルバイトの女性が語ってくれました。
・例えば、「ネギを増やして」とか「刺身盛り合わせに何を入れて」とか、勝手にカスタマイズしてくるお客。忙しいピークに、メニューにないものを「そんなの簡単だろう」とばかりに要求されると腹が立ちます。
・店員も人間ですからミスもありますが、「この分安くしてよ」とか「一杯サービスしろよ」とか、ケチくさく値下げやお詫びを求めてくる客。ただ謝るだけでは気が済まないタイプは面倒です。
高級店であれば、そのサービスやホスピタリティも価格に見合ったものを期待しますが、居酒屋でも「わたしは客だぞ」とばかりに厚遇されたがるお客さんは嫌われます。アルバイト店員を管理する居酒屋の店長さんは「常連さんに特別サービスをすることもありますが、それをデフォルトのように期待され“こんなに来てやってるのに特別扱いしてくれない”となる方も。ですから、常連と言えども、お客さんには均一な対応が大切だとスタッフにも伝えています」と、その苦労を語ってくれました。
皆さんにも、身に覚えのある居酒屋での言動がありましたか?
居酒屋という場所は、日々の仕事や多忙な生活から離れて、気軽に束の間の解放感を味わえるところだからこそ、アルコールの力も手伝って羽目を外してしまいがち。それがあまりにひどいと、電話番号や名前を控えておき、次回は予約を受け付けない、いわゆる「出禁」を実施しているというお店もありました。そんなブラックリストに名を連ねないように、最低限のマナーと節度を心掛けたいものですね。
そんな酔ったお客さんを相手に仕事をする居酒屋の店員さんたちですが、酔客の他にも、業務を煩わせる困ったお客さんが多そうです。今回は居酒屋で働く人や、居酒屋のアルバイト経験者のみなさんに「居酒屋で嫌われるお客さん」について聞いていきます。
とにかく「酔い過ぎ」 吐く、寝る、こぼす客たち
・店内で吐かれると悲惨です。匂いも残るし、その後の清掃も大変。カウンターで吐かれたときは、他のカウンターにいたお客さんが全員帰ってしまいました。営業妨害に近いです。・気分が悪くなりトイレで寝てしまったり、長時間個室を占領するお客さんには困ります。小さい店だとトイレはひとつしかない場合もあり、他のお客さんから苦情も。
・グラスを倒したりお皿を割ったり、そんな状態まで酔っぱらっても飲み続けるお客。そうなると粗相は1度じゃ済まないことが大半ですから、帰れ!と思いますね。
・たくさんお酒を注文してくれるのは有り難いですが、飲み比べ大会のようになったり、イッキコールをするお客さんには参ります。急性アルコール中毒にでもなられると、店としての信用にも傷がつきますし。
「楽しく飲んで食べて、気持ちよく酔ってもらえるのは嬉しいのですが…」というのは個人経営の居酒屋オーナー。しかし、度を越してしまう酔っぱらい客は、店員さんたちの仕事をムダに増やすばかりではなく、他のお客さんにも迷惑が。危ないな、と思う団体客などには時間制を設けたり、ラストオーダーを早くとるといった対処をすることもあるそうです。
ひとり客にも注意 距離感を間違えるお客さんたち
・若い女性店員にちょっかいを出したり、何度もしつこく話相手をさせようとするお客さん。忙しい時間帯は仕事に支障が出るし、キャバクラじゃないのでやめて欲しいです。・別々のお客さん同士が仲良くなって一緒に飲むのはよくあることですが、相手に歓迎されていないのに、ずっと絡む人には困ります。ひとりで、カップルで、しっとり飲みたい人がいることも分かって。
・ひとりで来店する高齢男性には注意が必要。店員を捕まえては話しかけるのですが話が長く、酔ってくると声も大きくなりがち。酒にも弱く足腰も弱いため、自分で歩いて帰れないような状態になる老人は「もう来るな」と願います。
お酒を飲み、食事するだけではなく、酒場の雰囲気や人とのコミュニケーションも居酒屋の楽しみのひとつかも知れませんが、そこを求め過ぎるお客さんは嫌われるようです。「大勢で騒ぐのも迷惑ですが、ひとりで飲む方の言動も侮れないんですよ」と居酒屋アルバイトの女性が語ってくれました。
「サービスされて当然」な、偉そうな客はNGです
・安いチェーン系の居酒屋なのに「ビールがぬるい」とか「この枝豆、冷凍の?」と、クオリティーを過剰に求めてくるお客。それなりが嫌なら高級店に行けよ、と思います。・例えば、「ネギを増やして」とか「刺身盛り合わせに何を入れて」とか、勝手にカスタマイズしてくるお客。忙しいピークに、メニューにないものを「そんなの簡単だろう」とばかりに要求されると腹が立ちます。
・店員も人間ですからミスもありますが、「この分安くしてよ」とか「一杯サービスしろよ」とか、ケチくさく値下げやお詫びを求めてくる客。ただ謝るだけでは気が済まないタイプは面倒です。
高級店であれば、そのサービスやホスピタリティも価格に見合ったものを期待しますが、居酒屋でも「わたしは客だぞ」とばかりに厚遇されたがるお客さんは嫌われます。アルバイト店員を管理する居酒屋の店長さんは「常連さんに特別サービスをすることもありますが、それをデフォルトのように期待され“こんなに来てやってるのに特別扱いしてくれない”となる方も。ですから、常連と言えども、お客さんには均一な対応が大切だとスタッフにも伝えています」と、その苦労を語ってくれました。
皆さんにも、身に覚えのある居酒屋での言動がありましたか?
居酒屋という場所は、日々の仕事や多忙な生活から離れて、気軽に束の間の解放感を味わえるところだからこそ、アルコールの力も手伝って羽目を外してしまいがち。それがあまりにひどいと、電話番号や名前を控えておき、次回は予約を受け付けない、いわゆる「出禁」を実施しているというお店もありました。そんなブラックリストに名を連ねないように、最低限のマナーと節度を心掛けたいものですね。
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
雑学から一段上の「大人の教養」はいかがですか?
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,600本以上。
『テンミニッツ・アカデミー』 で人気の教養講義をご紹介します。
習近平への権力集中…習近平思想と中国の夢と強国強軍
習近平―その政治の「核心」とは何か?(1)習近平政権の特徴
国際社会における中国の動きに注目が集まっている。新冷戦ともいわれる米中摩擦が激化する中、2021年7月に中国共産党は創立100周年を迎えた。毛沢東以来、初めて「思想」という言葉を党規約に盛り込んだ習近平。彼が唱える「中...
収録日:2021/07/07
追加日:2021/09/07
熟睡のために――認知行動療法とポジティブ・ルーティーン
熟睡できる環境・習慣とは(1)熟睡のための条件と認知行動療法
「熟睡とは健康な睡眠」だと西野氏はいうが、健康な睡眠のためには具体的にどうすればいいのか。睡眠とは壊れやすいもので、睡眠に影響を与える環境要因、内面的要因、身体的要因など、さまざまな要因を取り除いていくことが大...
収録日:2025/03/05
追加日:2025/11/23
密教の世界観は全宇宙を分割せずに「つないでいく」
エネルギーと医学から考える空海が拓く未来(4)全てをつなぐ密教の世界観
岡本浩氏、長谷川敏彦氏の話を受けて、今回から鎌田氏による講義となる。まず指摘するのは、空海が説く『弁顕密二教論』の考え方である。この著書で空海は、仏教の顕教は「中論」「唯識論」「空観」など世界を分割して見ていく...
収録日:2025/03/03
追加日:2025/11/20
史料読解法…豊臣秀吉による秀次粛清の本当の理由とは?
歴史の探り方、活かし方(4)史実・史料分析:秀吉と秀次編〈上〉
実際に史料をどうやって読み解いていけばいいのか。今回から具体的な史料の読み解き方をケース・スタディしていく。最初は『太閤記』に関する参考資料を用いて、太閤・豊臣秀吉と関白・秀次の関係を考える。そもそも『太閤記』...
収録日:2025/04/26
追加日:2025/11/22
不動産暴落、大企業倒産危機…中国経済の苦境の実態とは?
習近平中国の真実…米中関係・台湾問題(7)不動産暴落と企業倒産の内実
改革開放当時の中国には技術も資本もなく、工場を建てる土地があるだけだった。経済成長とともに市民が不動産を複数所有する時代となり、地価は高騰し続けた。だが、習近平政権による総量規制は不動産価格を低下させ、消費低迷...
収録日:2025/07/01
追加日:2025/10/16


