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DATE/ 2017.09.24

合コンでも人気「自衛官」の年収とは?

 いま合コンやお見合いで人気を集めている職業といえば、ずばり「自衛官」。「安定した収入」「頼れる体力」「魅力の制服姿」の3本柱が婚活ターゲットになっているようです。日本の陸海空を守る、彼らの年収実態を調べてみました。

防衛費予算の4割強を頭割りすると880万円

 自衛官は言うまでもなく国家公務員。優秀な隊員を集めるため「一般企業の正社員や一般公務員よりも高水準」の年収が、防衛省によって確保されています。

 それはいくらなのか。防衛費予算の43.3%に当たる防衛省・自衛隊の総人件費を単純に頭数で割ると、2016年で平均880万円にのぼります。実際には、この予算の中には非常時だけ招集される予備自衛官への日当なども含まれています。

 一方、国税庁「民間給与実態統計調査」(平成27年分)によるサラリーマン全体の平均年収は420万円(男性521万円、女性276万円)、1世帯あたり所得の中央値は428万円(厚労省国民生活基礎調査)となっています。

高校生でも月給98,500円也

 自衛官になるには、さまざまなコースがあります。一般募集されるのは「一般幹部候補生」「医科・歯科幹部」「技術海上・技術航空幹部」「陸上自衛官(看護)」「技術海曹」「航空学生(海上・航空)」「一般曹候補生」「自衛官候補生」「防衛大学校学生」「防衛医科大学校医学科学生」「防衛医科大学校看護学科学生(自衛官コース)」「高等工科学校生徒」「貸費学生」「予備自衛官補」という15のコース。

 防衛大学校で給与が支払われることはよく知られていますが、「高等工科学校生徒」といわれる高校生であっても、身分は「特別国家公務員」。彼らには、月額98,500円(平成28年4月現在)の生徒手当が支給されています。

30歳の自衛官年収は、高卒で440万円

 自衛官の階級は複雑ですが、大きくは幹部か一般(曹士)に分類されます。

 入隊区分が一般(曹士)の場合、高卒と大卒に待遇面での区別がないのは、ほかの公務員と変わりません。例えば、高卒で一般曹候補生試験を受けて自衛隊に入隊した場合、30歳では勤続12年目となるので、身分はだいたい2曹、年収は約440万円になります。同じ30歳でも大卒者で勤続8年であれば、身分は3曹どまりで、年収は384万円ぐらいと差が出ます。(ただし、昇進には個人差があるため、この限りではありません)

 一般幹部候補生として入隊した場合は、1年間の幹部学校を経て部隊勤務につくので、30歳ではほとんどの人は1尉の待遇を受けます。年収は約431万円と、この時点では高卒自衛官より少ないのが普通。

 転職サイトDODA(デューダ)の平均年収ランキング2016によると、30歳の平均年収は426万円(男性450万円、女性377万円)となっている。民間と比べても妥当な金額といえるのではないだろうか。

自衛官ならではの「手当」も知りたい

 ここまでは階級によって定まっている「号俸」にボーナス約4カ月分を加えた計算ですが、実際には自衛官にはさまざまな手当が支給されます。扶養手当や寒冷地手当などは一般企業でもなじみがありますが、乗組手当、航空手当、落下傘隊員手当、特殊作戦隊員手当、特殊勤務手当などは自衛官独特のものとなっています。

 たとえば海上自衛隊の場合、潜水艦や護衛艦などの艦艇勤務をすると、乗組手当と航海手当が加算されます。乗組手当は水上艦艇で月給の33%、潜水艦の場合は44.5%。上の30歳自衛官では月収にして約10万円のアップ。危険度に応じた報酬は大きいといえます。

 ちなみに、防衛大臣等の国務大臣の年収は、約2500万円です。

<参考サイト>
・民間給与実態統計調査(平成27年分)
https://www.nta.go.jp/kohyo/tokei/kokuzeicho/minkan/gaiyou/2015.htm#a-01
・各種世帯の所得等の状況
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa16/dl/03.pdf
・我が国の防衛と予算(平成30年度概算要求の概要)
http://www.mod.go.jp/j/yosan/2018/gaisan.pdf
・DODA:平均年収ランキング2016
https://doda.jp/guide/heikin/
(10MTV編集部)

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