社会人向け教養サービス 『テンミニッツTV』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
あなたの歯磨き大丈夫?正しい歯磨きの方法とは
みなさんは日々、歯をどのようにケアしていますか?将来入れ歯は避けたいし、一生付き合うものだからこそ大切にしたいですよね。毎食後こまめに歯磨きをしたり、歯磨きのあとによ~くうがいをしたりと、念入りにケアしている人も多いようです。でもそのやり方、実は間違っているかもしれません。
今回は歯磨きの新常識について解説します!
特に50歳をすぎると、歯ぐきが下がって歯の内層部が露出しやすくなっているため、そこを歯磨きで痛めてしまうと歯の抜けやすさにつながる危険性が。
忙しい日中は、「デンタルフロス(歯間ブラシ)」だけでも十分歯のケアになるようです。歯間をキレイにすることで唾液が通り、唾液に含まれる殺菌・抗菌力の効果が行きわたりやすくなるからだとか。
歯ブラシでのゴシゴシ磨きよりも、デンタルフロスで歯間を掃除するほうがより重要だという歯科医師の指摘も見られます。
ちなみに歯磨き粉の成分を流しすぎないよう、磨いた後のうがいは軽めでOK。時間がない場合は、水やお茶で口をゆすぐだけでも効果的です。
虫歯の原因である歯垢は、唾液の少ない就寝中に激増します。寝る前にできるだけ歯垢を取り除いておき、起きたら口内をすすいで、増えた分を流します。できれば歯磨きをしたほうがよいですが、忙しい朝の時間と頻度を考えると、朝食後のほうが効率的でしょう。
ちなみに起きてすぐ水を飲むと就寝中に増えた細菌も飲み込むことになるので、習慣化している人は気をつけましょう。
また、歯磨き粉に含まれるフッ素が水に濡れることで効力が薄まってしまう点からも、歯ブラシを濡らすのはおすすめではありません。
歯磨きは、歯ブラシが乾いている状態で行いましょう。
実は筆者も以前、実験的に塩で歯を磨き続けたことがありましたが、歯磨き粉を使っていた時よりも虫歯の数が増え、何度も歯科医院に足を運ぶハメになりました。塩には歯周病をおさえるほどの洗浄・殺菌効果はほとんどなく、それどころか固い塩の結晶によってかえって歯が傷つき、汚れがたまりやすくなるそうです。
塩で歯磨きは、やめておきましょうね。
いつまでも健康でいるためにも、正しい歯磨き習慣を身につけましょう!
今回は歯磨きの新常識について解説します!
歯磨きのしすぎは危険
食事のたびに念入りに歯磨きをする人も多いですが、やりすぎは禁物です。強く、一日に何度も磨いていると歯のエナメル質が弱くなり、かえって虫歯になりやすい歯になってしまうからです。特に50歳をすぎると、歯ぐきが下がって歯の内層部が露出しやすくなっているため、そこを歯磨きで痛めてしまうと歯の抜けやすさにつながる危険性が。
忙しい日中は、「デンタルフロス(歯間ブラシ)」だけでも十分歯のケアになるようです。歯間をキレイにすることで唾液が通り、唾液に含まれる殺菌・抗菌力の効果が行きわたりやすくなるからだとか。
歯ブラシでのゴシゴシ磨きよりも、デンタルフロスで歯間を掃除するほうがより重要だという歯科医師の指摘も見られます。
食べた後は、やっぱり早めの歯磨きを
とはいえ、やはり食べた後は軽く歯磨きをしたほうがいいでしょう。昨今では「唾液の効果を高めるため、食後30分の歯磨きはNG」という意見もありますが、食後すぐに磨くのを避けるのは酸蝕症(虫歯とは異なる)の人の場合のみ。普段の食生活では「食後10分以内」の歯磨きがよいとされています。ちなみに歯磨き粉の成分を流しすぎないよう、磨いた後のうがいは軽めでOK。時間がない場合は、水やお茶で口をゆすぐだけでも効果的です。
食べた後の歯磨きより「寝る前」が大切
「寝る前にちゃんと歯磨きをしなさい!」と口酸っぱく言われてきた人も多いはず。その通り、もっとも効果的な歯磨きのタイミングは「就寝前」です。虫歯の原因である歯垢は、唾液の少ない就寝中に激増します。寝る前にできるだけ歯垢を取り除いておき、起きたら口内をすすいで、増えた分を流します。できれば歯磨きをしたほうがよいですが、忙しい朝の時間と頻度を考えると、朝食後のほうが効率的でしょう。
ちなみに起きてすぐ水を飲むと就寝中に増えた細菌も飲み込むことになるので、習慣化している人は気をつけましょう。
歯ブラシを水に濡らすのはNG
歯ブラシを軽く水で濡らしてから歯磨き粉を使う人はいませんか?歯ブラシに水をつけてしまうと、歯磨き粉がすぐに泡だってしまうためすぐに吐き出したくなり、さらに口に残る清涼感から何となく歯磨きをした気になってしまい、磨き残しの要因となります。また、歯磨き粉に含まれるフッ素が水に濡れることで効力が薄まってしまう点からも、歯ブラシを濡らすのはおすすめではありません。
歯磨きは、歯ブラシが乾いている状態で行いましょう。
塩で歯磨きは逆効果
歯周病予防に効果があるとうたわれてきた塩。実のところ、虫歯や歯周病予防に効果がないことが、今の専門家の間では常識になっています。実は筆者も以前、実験的に塩で歯を磨き続けたことがありましたが、歯磨き粉を使っていた時よりも虫歯の数が増え、何度も歯科医院に足を運ぶハメになりました。塩には歯周病をおさえるほどの洗浄・殺菌効果はほとんどなく、それどころか固い塩の結晶によってかえって歯が傷つき、汚れがたまりやすくなるそうです。
塩で歯磨きは、やめておきましょうね。
まとめ
歯垢が残る口の中は細菌の温床。阪神淡路大震災や東日本大震災でも、避難所生活においてオーラルケアが十分でなく、口内環境が悪化したために体調を崩す人も多かったそうです。いつまでも健康でいるためにも、正しい歯磨き習慣を身につけましょう!
<参考サイト>
・歯のアンテナ:歯磨き粉の代わりに塩を使うのは効果的?ホントのところ
http://haisha-yoyaku.jp/antenna/dentifrice-salt
・増田歯科医院:口臭の改善に!常に唾液を出すのが効果的
http://www.masudashika-implant.com/dentalblog/356.html
・DENPRE:歯磨きで歯ブラシを濡らす?濡らさない?
https://icashica.com/shica/contents/dentifrice/5925.html
・歯のアンテナ:歯磨き粉の代わりに塩を使うのは効果的?ホントのところ
http://haisha-yoyaku.jp/antenna/dentifrice-salt
・増田歯科医院:口臭の改善に!常に唾液を出すのが効果的
http://www.masudashika-implant.com/dentalblog/356.html
・DENPRE:歯磨きで歯ブラシを濡らす?濡らさない?
https://icashica.com/shica/contents/dentifrice/5925.html
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
自分を豊かにする“教養の自己投資”始めてみませんか?
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,600本以上。
『テンミニッツTV』 で人気の教養講義をご紹介します。
55年体制は民主主義的で、野党もブレーキ役に担っていた
55年体制と2012年体制(1)質的な違いと野党がなすべきこと
戦後の日本の自民党一党支配体制は、現在の安倍政権における自民党一党支配と比べて、何がどのように違うのか。「55年体制」と「2012年体制」の違いと、民主党をはじめ現在の野党がなすべきことについて、ジェラルド・カ...
収録日:2014/11/18
追加日:2014/12/09
5Gはなぜワールドワイドで推進されていったのか
5Gとローカル5G(1)5G推進の背景
第5世代移動通信システムである5Gが、日本でもいよいよ導入される。世界中で5Gが導入されている背景には、2020年代に訪れるというデータ容量の爆発的な増大に伴う、移動通信システムの刷新がある。5Gにより、高精細動画のような...
収録日:2019/11/20
追加日:2019/12/01
マスコミは本来、与野党機能を果たすべき
マスコミと政治の距離~マスコミの使命と課題を考える
政治学者・曽根泰教氏が、マスコミと政治の距離を中心に、マスコミの使命と課題について論じる。日本の新聞は各社それぞれの立場をとっており、その報道の基本姿勢は「客観報道」である。公的異議申し立てを前提とする中立的報...
収録日:2015/05/25
追加日:2015/06/29
BREXITのEU首脳会議での膠着
BREXITの経緯と課題(6)EU首脳会議における膠着
2018年10月に行われたEU首脳会議について解説する。北アイルランドの国境問題をめぐって、解決案をイギリスが見つけられなければ、北アイルランドのみ関税同盟に残す案が浮上するも、メイ首相や強硬離脱派はこれに反発している...
収録日:2018/12/04
追加日:2019/03/16
健康経営とは何か?取り組み方とメリット
健康経営とは何か~その取り組みと期待される役割~
近年、企業における健康経営®の重要性が高まっている。少子高齢化による労働人口の減少が見込まれる中、労働力の確保と、生産性の向上は企業にとって最重要事項である。政府主導で進められている健康経営とは何か。それが提唱さ...
収録日:2021/07/29
追加日:2021/09/21