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ビジネスシーンで避けるべき「言葉遣い」とは
「ファミコン敬語」という言葉を知っていますか?これはファミレスやコンビニの店員さんが話す独特な敬語のことで、「~でよろしかったでしょうか?」「1万円からお預かりします」「おつりの方は〇円になります」などが、その代表的な言い回し。よく耳にはするものの実はこれらは間違った言葉遣い、違和感をおぼえる方もいるかもしれません。
しかし「ファミコン敬語」は、失礼のないよう丁寧にという気持ちから誤用されることも多く、嫌な印象を持つほどでもないという意見も聞かれますが、それよりももっと相手をイラッとさせ嫌われる言葉遣いもあるのではないでしょうか。
そこで今回は、仕事相手や店員さんなどの、ビジネスシーンで嫌われる言葉遣いをアンケートしました。
・「半年後のローンチに向け来週木曜キックオフな。予定あるならリスケして」とか横文字を使いたがりな先輩が、仕事デキる雰囲気を出してきて痛い。(25歳・男性)
・取引先の営業さんが「バジェット的にはいかがでしょうか?」「アジェンダは、エビデンスを固めてからお持ちします」とか言うが、何を言っているのか分からないし胡散臭い。(32歳女性)
日本語で言えばいいものを、相手が知らない可能性もあるカタカナ言葉は聞く人をうんざりさせがち。言葉の響きでごまかしているけれど、実は言葉に酔っているだけで中身は空っぽなのでは?と思われてしまうこともあるようです。
2.「あの~」「え~」「なんか~」が多過ぎる
・プレゼンなど人前で話す時に、「え~本日は、え~お足下の悪い中、え~」と、「え~」を頭に何十回もつける上司。クライアントがイライラしていないか心配。(38歳男性)
・質問をしても「なんか~」という言葉からしか話せない若い店員にイラっとします。自信がなく断定するのが怖いからか、曖昧にしすぎ。(45歳女性)
「え~」の乱用で話がスピーディーに進まないのも、「なんか~」と緩い話し方をするのも、ビジネスの場では不安げに見えてしまいます。話すのが苦手な人にありがちですが、伝える内容を整理してから話す努力も必要です。
3.媚び?聞いてない?と感じる雑な相槌
・自分が何を言っても「ごもっとも」「なるほどですね~」「さすが!」と相槌を打ちまくる取引先の方。褒めとけばいいという媚びた感じが嫌。(46歳男性)
・話している途中で「はいはいはい」と被せてきたり、急かすように「ええ、ええ」とずっと相槌を打ってくる仕事相手。聞きたくない感が出ている。(40歳男性)
「聞いている」と伝える相槌は会話というコミュニケーションには欠かせず、聴き上手と言われる人は相槌が的確で好感を持たれやすいものです。しかし使い方を間違えると相手を不快にさせてしまうこともあり、相槌は打っておけばいい訳ではありません。
4.カタギっぽくない「恐い」言葉遣い
・「俺がケツを持ってやる」とか「このミスをどう落とし前つけるか考えろ」とか、いちいち普通の人が使わないような恐い言葉を使う上司。女性社員からは品が悪い、任侠映画の観過ぎとすこぶる評判が悪い。(35歳女性)
・通販会社と定期購入商品のキャンセルのタイミングで揉めた時に、「ケジメとして今回返金はするので返送料は負担してください。それで手打ちに」と言われた。「ケジメ」や「手打ち」って一般人はあまり使わない言葉だし、定期購入していた客に言う言葉じゃないだろうと思ってムカついた。(39歳男性)
カタギっぽくない言い回しをする男性の言葉遣いは、威嚇して、自分を大きく見せたくてカッコつけている、と捉えられがち。ビジネスの場にはそぐわない上に、パワハラ、モラハラと思われることもあるので厳禁です。
5.「普通に~」「ヤバい」若手社員のスラング
・社長がご馳走してくれた時、生まれて初めてフグを食べた部下が「普通に美味いです!」と言ってその場が凍りついた。想像通り美味しいという意味でしょうが、年輩者のいるところでの口を聞き方じゃない。(34歳男性)
・いい話も悪い話も「ヤバい」で済ませる新入社員にイラッ。語彙力の無さも情けないが、そもそもビジネスの場で「ヤバい」「ガチで」「~的な感じです」など友達と話すような言葉を使うのもやめるべき。(44歳男性)
最近耳にする「普通に〇〇」という言葉ですが、若者のスラングに疎くなくても、「普通に〇〇」と褒められたらイラッとするだけで嬉しくないという人が多数派。また「ヤバい」も浸透しているわりに、頭が悪そうに感じるため仕事の場では封印すべきという声が多く聞かれました。
言葉遣いや話し方で、その人の性格や気質が推し量られてしまうこともあります。特にビジネスの場においては、それが仕事への信用度や安心感にも繋がるもの。相手にどう聞こえるか、それを意識することが重要なことかもしれませんね。
しかし「ファミコン敬語」は、失礼のないよう丁寧にという気持ちから誤用されることも多く、嫌な印象を持つほどでもないという意見も聞かれますが、それよりももっと相手をイラッとさせ嫌われる言葉遣いもあるのではないでしょうか。
そこで今回は、仕事相手や店員さんなどの、ビジネスシーンで嫌われる言葉遣いをアンケートしました。
ビジネスシーンで使わない方がいい、5つの言葉遣い
1.カタカナ言葉、横文字を乱用する・「半年後のローンチに向け来週木曜キックオフな。予定あるならリスケして」とか横文字を使いたがりな先輩が、仕事デキる雰囲気を出してきて痛い。(25歳・男性)
・取引先の営業さんが「バジェット的にはいかがでしょうか?」「アジェンダは、エビデンスを固めてからお持ちします」とか言うが、何を言っているのか分からないし胡散臭い。(32歳女性)
日本語で言えばいいものを、相手が知らない可能性もあるカタカナ言葉は聞く人をうんざりさせがち。言葉の響きでごまかしているけれど、実は言葉に酔っているだけで中身は空っぽなのでは?と思われてしまうこともあるようです。
2.「あの~」「え~」「なんか~」が多過ぎる
・プレゼンなど人前で話す時に、「え~本日は、え~お足下の悪い中、え~」と、「え~」を頭に何十回もつける上司。クライアントがイライラしていないか心配。(38歳男性)
・質問をしても「なんか~」という言葉からしか話せない若い店員にイラっとします。自信がなく断定するのが怖いからか、曖昧にしすぎ。(45歳女性)
「え~」の乱用で話がスピーディーに進まないのも、「なんか~」と緩い話し方をするのも、ビジネスの場では不安げに見えてしまいます。話すのが苦手な人にありがちですが、伝える内容を整理してから話す努力も必要です。
3.媚び?聞いてない?と感じる雑な相槌
・自分が何を言っても「ごもっとも」「なるほどですね~」「さすが!」と相槌を打ちまくる取引先の方。褒めとけばいいという媚びた感じが嫌。(46歳男性)
・話している途中で「はいはいはい」と被せてきたり、急かすように「ええ、ええ」とずっと相槌を打ってくる仕事相手。聞きたくない感が出ている。(40歳男性)
「聞いている」と伝える相槌は会話というコミュニケーションには欠かせず、聴き上手と言われる人は相槌が的確で好感を持たれやすいものです。しかし使い方を間違えると相手を不快にさせてしまうこともあり、相槌は打っておけばいい訳ではありません。
4.カタギっぽくない「恐い」言葉遣い
・「俺がケツを持ってやる」とか「このミスをどう落とし前つけるか考えろ」とか、いちいち普通の人が使わないような恐い言葉を使う上司。女性社員からは品が悪い、任侠映画の観過ぎとすこぶる評判が悪い。(35歳女性)
・通販会社と定期購入商品のキャンセルのタイミングで揉めた時に、「ケジメとして今回返金はするので返送料は負担してください。それで手打ちに」と言われた。「ケジメ」や「手打ち」って一般人はあまり使わない言葉だし、定期購入していた客に言う言葉じゃないだろうと思ってムカついた。(39歳男性)
カタギっぽくない言い回しをする男性の言葉遣いは、威嚇して、自分を大きく見せたくてカッコつけている、と捉えられがち。ビジネスの場にはそぐわない上に、パワハラ、モラハラと思われることもあるので厳禁です。
5.「普通に~」「ヤバい」若手社員のスラング
・社長がご馳走してくれた時、生まれて初めてフグを食べた部下が「普通に美味いです!」と言ってその場が凍りついた。想像通り美味しいという意味でしょうが、年輩者のいるところでの口を聞き方じゃない。(34歳男性)
・いい話も悪い話も「ヤバい」で済ませる新入社員にイラッ。語彙力の無さも情けないが、そもそもビジネスの場で「ヤバい」「ガチで」「~的な感じです」など友達と話すような言葉を使うのもやめるべき。(44歳男性)
最近耳にする「普通に〇〇」という言葉ですが、若者のスラングに疎くなくても、「普通に〇〇」と褒められたらイラッとするだけで嬉しくないという人が多数派。また「ヤバい」も浸透しているわりに、頭が悪そうに感じるため仕事の場では封印すべきという声が多く聞かれました。
ビジネスは信用第一。言葉と共に大切にしたいこととは
ビジネスでの「言葉遣い」と聞くと、とかく敬語に意識が向きがちです。しかし今回のアンケートでは、敬語に関するものよりも、相手に伝わりにくかったり、TPOを考えない言葉遣いや言葉選びに不快になるという人の方が多い印象にありました。たとえ敬語の使い方を間違えても、丁寧に接する姿勢や、失礼のないように敬意を持って話す態度があれば、相手を不愉快にさせることは少ないはず。言葉遣いや話し方で、その人の性格や気質が推し量られてしまうこともあります。特にビジネスの場においては、それが仕事への信用度や安心感にも繋がるもの。相手にどう聞こえるか、それを意識することが重要なことかもしれませんね。
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