社会人向け教養サービス 『テンミニッツ・アカデミー』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
日本企業は?世界のブランド価値ランキング
私たちは日頃さまざまなブランドと共に生活しています。たとえばAppleというブランドは、私たちが日常的によく目にするブランドですよね。以前に比べて売れ行きが落ちてきたと言われるiPhoneですが、2018年頭にApple社の時価総額は、1兆ドルを越えたそうです。
これは米国の上場企業としては初めてとのこと。1兆ドルを日本円に換算すると、およそ111兆円(1ドル111円計算)となります。数字が大きすぎてピンときませんが、それだけ魅力的な商品を世に出している企業だと言えるでしょう。ということで、ここではブランドランキングという観点から、世の中の企業を眺めてみます。
1位:Google (テクノロジー)
2位:Apple (テクノロジー)
3位:Amazon (小売)
4位:Microsoft (テクノロジー)
5位:Tencent (テクノロジー)
6位:Facebook (テクノロジー)
7位:VISA (決済)
8位:McDonald’s (ファーストフード)
9位:Alibaba (小売)
10位:AT&T (通信プロバイダー)
さすがに見慣れたブランドが多いですね。日本にいて聞き馴染みが比較的薄いところだと5位のTencentと9位のAlibabaでしょうか。この2社は中国の企業です。
Tencent(テンセント=騰訊)は、ゲームの売上高でソニーやマイクロソフトを上回り、世界トップの企業です。さらに中国で人気のメッセンジャーアプリ(日本でのLINEのようなもの)である「WeChat」や「QQ」を運営しており、その月間アクティブユーザー数は単純合算で11億人超。ちなみにLINEは2.2億人です。また時価総額は22兆円で、日本の大手ゲームメーカーである任天堂の10倍の規模です。
Alibaba(アリババ=阿里巴巴)はEコマース市場で圧倒的なシェアを持つ企業です。インターネット上のプラットフォームを提供したり、Taobao(淘宝)やTmail(天猫)といったオンラインショップを、グループ企業として運営したりしています。
こういった中国企業も含めて、やはりテクノロジー系が多いですね。ITバブルを突き抜けて生き残ってきた企業が巨大化しているという印象でしょうか。
ちなみに他の視点として、ロンドンを拠点とするBrand Finance Groupが発表した調査「Brand Finance - Brand Finance Global 500 2018」では、1位Amazon、2位Apple、3位Google、4位Samsung、5位Facebookとやや異なった結果になっています。こちらでも日本企業のトップはトヨタ(16位)です。
これは米国の上場企業としては初めてとのこと。1兆ドルを日本円に換算すると、およそ111兆円(1ドル111円計算)となります。数字が大きすぎてピンときませんが、それだけ魅力的な商品を世に出している企業だと言えるでしょう。ということで、ここではブランドランキングという観点から、世の中の企業を眺めてみます。
世界のブランドランキングトップ10
世界最大規模の広告代理店「WPP」の調査・コンサルティング業務を担うカンター・グループ(本社、イギリス)が発表する「世界のブランド価値ランキング2018年度版」によると、ブランド価値世界トップ10は以下のとおりとなっています(カッコ内は業種カテゴリー)。1位:Google (テクノロジー)
2位:Apple (テクノロジー)
3位:Amazon (小売)
4位:Microsoft (テクノロジー)
5位:Tencent (テクノロジー)
6位:Facebook (テクノロジー)
7位:VISA (決済)
8位:McDonald’s (ファーストフード)
9位:Alibaba (小売)
10位:AT&T (通信プロバイダー)
さすがに見慣れたブランドが多いですね。日本にいて聞き馴染みが比較的薄いところだと5位のTencentと9位のAlibabaでしょうか。この2社は中国の企業です。
Tencent(テンセント=騰訊)は、ゲームの売上高でソニーやマイクロソフトを上回り、世界トップの企業です。さらに中国で人気のメッセンジャーアプリ(日本でのLINEのようなもの)である「WeChat」や「QQ」を運営しており、その月間アクティブユーザー数は単純合算で11億人超。ちなみにLINEは2.2億人です。また時価総額は22兆円で、日本の大手ゲームメーカーである任天堂の10倍の規模です。
Alibaba(アリババ=阿里巴巴)はEコマース市場で圧倒的なシェアを持つ企業です。インターネット上のプラットフォームを提供したり、Taobao(淘宝)やTmail(天猫)といったオンラインショップを、グループ企業として運営したりしています。
こういった中国企業も含めて、やはりテクノロジー系が多いですね。ITバブルを突き抜けて生き残ってきた企業が巨大化しているという印象でしょうか。
日本企業トップはToyota
100位以内の日本のブランドとしては、36位にToyota(車)、55位にNTT(通信プロバイダー)、91位にHonda(車)の3つがランクインしています。Toyota(トヨタ)は調査が始まった13年前から常に日本企業としてはトップです。これをアジアという枠で見ると、Toyotaは7位。トップ10のうち8ブランドは中国ブランド、そして5位には韓国のSamsungがランクインしています。ちなみに他の視点として、ロンドンを拠点とするBrand Finance Groupが発表した調査「Brand Finance - Brand Finance Global 500 2018」では、1位Amazon、2位Apple、3位Google、4位Samsung、5位Facebookとやや異なった結果になっています。こちらでも日本企業のトップはトヨタ(16位)です。
<参考サイト>
・KANTAR MILLWARD BROWN:テクノロジーの勢い止まらず、ランキング史上類を見ない成長率https://www.kantar.jp/archives/7815
・KANTAR MILLWARD BROWN:テクノロジーの勢い止まらず、ランキング史上類を見ない成長率https://www.kantar.jp/archives/7815
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
より深い大人の教養が身に付く 『テンミニッツTV』 をオススメします。
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,600本以上。
『テンミニッツ・アカデミー』 で人気の教養講義をご紹介します。
学力喪失と「人間の理解」の謎…今井むつみ先生に聞く
編集部ラジオ2025(24)「理解する」とはどういうこと?
今井むつみ先生が2024年秋に発刊された岩波新書『学力喪失――認知科学による回復への道筋』は、とても話題になった一冊です。今回、テンミニッツ・アカデミーでは、本書の内容について著者の今井先生にわかりやすくお話しいただ...
収録日:2025/09/29
追加日:2025/10/16
最近の話題は宇宙生命学…生命の起源に迫る可能性
未来を知るための宇宙開発の歴史(13)発展する宇宙空間利用と進化する技術
技術の発達・発展により、宇宙空間を利用したさまざまなサービスが考え出されている。人間の環境を便利にするものであり、また攻撃技術にもつながるものであるが、さまざまな可能性を秘めている。さらに宇宙空間の利用は、天文...
収録日:2024/11/14
追加日:2025/10/19
なぜ算数が苦手な子どもが多いのか?学力喪失の真相に迫る
学力喪失の危機~言語習得と理解の本質(1)数が理解できない子どもたち
たかが「1」、されど「1」――今、数の意味が理解できない子どもがたくさんいるという。そもそも私たちは、「1」という概念を、いつ、どのように理解していったのか。あらためて考え出すと不思議な、言葉という抽象概念の習得プロ...
収録日:2025/05/12
追加日:2025/10/06
ショパン…ピアノのことを知り尽くした作曲家の波乱の人生
ショパンの音楽とポーランド(1)ショパンの生涯
ピアニスト江崎昌子氏が、ピアノ演奏を交えつつ「ショパンの音楽とポーランド」を紹介する連続シリーズ。第1話では、すべてのピアニストにとって「特別な作曲家」と言われる39年のショパンの生涯を駆け足で紹介する。1810年に生...
収録日:2022/10/13
追加日:2023/03/16
中国でクーデターは起こるのか?その可能性と時期を問う
クーデターの条件~台湾を事例に考える(6)クーデターは「ラストリゾート」か
近年、アフリカで起こったクーデターは、イスラム過激派の台頭だけではその要因を説明できない。ではクーデターはなぜ起こるのか。また、台湾よりも中国のほうがクーデターが起こる可能性はないのか。クーデターは本当に「ラス...
収録日:2025/07/23
追加日:2025/10/18