社会人向け教養サービス 『テンミニッツ・アカデミー』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
【仕事と年収】プリセールス(27歳男性)
今回は「プリセールス」の方にお話をうかがいました。「プリセールス」とは、システム構築やソフトウェアを販売する際に、技術的な知識を用いてクライアントに提案を行い、営業担当者をサポートする職業です。別名「セールスエンジニア」とも言われます。
そんな「プリセールス」の年収などのリアルなお金事情、その仕事の内容はどのようなものなのでしょうか?
【年齢】27歳(男性)
【住まい】東京都
【独身or既婚】既婚
残業はおおよそ月50時間くらいです。残業代も出ます。
さらに、多くの方が他のスペシャリスト(IT領域やファイナンス領域など)からプリセールスへ転職してきていますが、私は新卒からプリセールスの職に就いたため、専門的な知識や経験が足りないと感じることが多いです。
――――――――――
「プリセールス」と聞くと、この方がおっしゃる通り、なじみのない方も多いかもしれません。しかし、国税庁が実施した平成28年度の民間給与実態統計調査の結果を見ると、20代後半の平均給与額は351万円。もちろん、会社の規模にはよるとは思いますが、27歳でこの年収とは、なかなか高給取りの職業のようです。
そんな「プリセールス」の年収などのリアルなお金事情、その仕事の内容はどのようなものなのでしょうか?
【年齢】27歳(男性)
【住まい】東京都
【独身or既婚】既婚
経歴を教えてください。
某私立大学を卒業し、新卒で今の会社に就職しました。お客様の課題を共に考え、最適な提案を行う業務にやりがいを感じ、自分自身が成長できる環境だと感じたため、この職業に決めました。年収/月収/賞与について教えてください。
額面で年収550万円、月収30万、賞与は190万です。グレードに応じて昇給します。貯蓄額はおいくらですか?
500万円です。年間休日は?
120日ほど。仕事の内容は?残業はどれぐらい?
プリセールスの仕事は、法人顧客の課題をヒアリングし、それに沿った最適な提案を行うことです。細かくブレークダウンすると、顧客分析、ヒアリングを基にした顧客課題の整理、その資料作成、改善策の提案、プレゼンテーション、自社及び他社サービスの学習、最新のITサービスの動向把握など、多数あります。残業はおおよそ月50時間くらいです。残業代も出ます。
この仕事の良い点は?
自分自身の成長を感じやすいところです。お客様の課題を解決するために動く中、金融やIT知識が身につき、かつヒアリングやプレゼンスキルも高めることができるので、非常に楽しくやりがいを感じます。また、今の会社は給与についても成果に応じて評価される側面があるので、能動的に動くモチベーションにもなります。この仕事の悪い点は?
自分自身でプログラムを行なったり、サーバの設定などを行なったりはしないので、知識やスキルが広く浅くなってしまうことです。そもそも、プリセールスという職種自体が日本ではまだまだ馴染みがない側面があり、転職活動時には、まず相手に仕事を理解してもらう必要があります。さらに、多くの方が他のスペシャリスト(IT領域やファイナンス領域など)からプリセールスへ転職してきていますが、私は新卒からプリセールスの職に就いたため、専門的な知識や経験が足りないと感じることが多いです。
――――――――――
「プリセールス」と聞くと、この方がおっしゃる通り、なじみのない方も多いかもしれません。しかし、国税庁が実施した平成28年度の民間給与実態統計調査の結果を見ると、20代後半の平均給与額は351万円。もちろん、会社の規模にはよるとは思いますが、27歳でこの年収とは、なかなか高給取りの職業のようです。
<参考サイト>
・国税庁HP「民間給与実態統計調査」より
https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan2016/pdf/001.pdf
・国税庁HP「民間給与実態統計調査」より
https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan2016/pdf/001.pdf
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
より深い大人の教養が身に付く 『テンミニッツTV』 をオススメします。
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,600本以上。
『テンミニッツ・アカデミー』 で人気の教養講義をご紹介します。
なぜ伝わらない?理解の壁の正体を今井むつみ先生に学ぶ
編集部ラジオ2025(27)なぜ何回説明しても伝わらない?
「何回説明しても伝わらない」「こちらの意図とまったく違うように理解されてしまった」……。そんなことは、日常茶飯事です。しかしだからといって、相手を責めるのは大間違いでは? いやむしろ、わが身を振り返って考えないと...
収録日:2025/10/17
追加日:2025/11/13
脳内の量子的効果――ペンローズ=ハメロフ仮説とは
エネルギーと医学から考える空海が拓く未来(2)量子論と空海密教の本質
「ワット・ビット連携」の概念がある。これは神経と血管の関係にも似ており、両者が密接に関係するところから、それをもとに人間の本質について考察していくことになる。また、中村天風の思想から着想を得て、人間の心には霊性...
収録日:2025/03/03
追加日:2025/11/13
デカルトが注目した心と体の条件づけのメカニズム
デカルトの感情論に学ぶ(1)愛に現れる身体のメカニズム
初めて会った人なのになぜか好意を抱いてしまうことがある。だが、なぜそうした衝動が生じるのかは疑問である。デカルトが友人シャニュに宛てた「愛についての書簡」から話を起こし、愛をめぐる精神と身体の関係について論じる...
収録日:2018/09/27
追加日:2019/03/31
『100万回死んだねこ』って…!?記憶の限界とバイアスの役割
何回説明しても伝わらない問題と認知科学(2)バイアスの正体と情報の抑制
「バイアスがかかる」と聞くと、つい「ないほうが望ましい」という印象を抱いてしまうが、実は人間が生きていく上でバイアスは必要不可欠な存在である。それを今井氏は「マイワールドバイアス」と呼んでいるが、いったいどうい...
収録日:2025/05/12
追加日:2025/11/09
偉大だったアメリカを全否定…世界が驚いたトランプの言動
内側から見たアメリカと日本(2)アメリカの大転換とトランプの誤解
アメリカの大転換はトランプ政権以前に起こっていた。1980~1990年代、情報機器と金融手法の発達、それに伴う法問題の煩雑化により、アメリカは「ラストベルト化」に向かう変貌を果たしていた。そこにトランプの誤解の背景があ...
収録日:2025/09/02
追加日:2025/11/11


