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2023年都道府県&市区町村魅力度ランキング
いまや恒例かつ定番となった地域ランキング。なかでもとくに有名なのが「住みたい街ランキング」(SUUMO)ですが、2023年で18回目を迎えた「地域ブランド調査」(ブランド総合研究所)はご存知でしょうか。
「地域ブランド調査2023」では、なんとアノ都道府県が15年連続で1位を獲得。以下、ランキングの詳細をわかりやすく解説していきます。
さて、本記事の冒頭に記した15年連続1位の都道府県はどこだと思いますか。ちなみに市区町村では札幌市が3年連続の1位に輝きました。2位は昨年同様で京都市、3位はこちらも昨年同様で函館市という結果でした。この結果からなんとなく予想できると思いますが、都道府県の1位は、市区町村で1位だった札幌市と3位の函館市のある「北海道」でした。
実は15年連続で1位の北海道ですが、その点数は2021年から徐々に低下しています。原因の一つとしてあげられるのが、20代からの評価の低下。北海道を「とても魅力的」と答えた20代の割合は2023年は49.9%で、2022年の54.6%、2021年の68.0%より大きく低下していることがわかります。
評価が下がった理由の一つとして考えらるのが、北海道の代表的なイメージ「食事がおいしい」という印象が20代において低下していることです。興味や嗜好が多様化する20代において「北海道産」という響きだけでは満足されなくなった可能性があります。
ちなみにトップ10はこのようになっています。
1位:北海道
2位:京都府
3位:沖縄県
4位:東京都
5位:大阪府
6位:福岡県
7位:神奈川県
8位:奈良県
9位:石川県
10位:長崎県
ただしコロナ禍が始まる2020年以前に比べるとすべての指標で高くなっているそうです。コロナ禍も落ち着いた今、アピール方法によってはランキング上位常連の順位が変わってくるかも…?
このランキング、読者のみなさんはどう見ますか。どのような場所にも必ず「良さ」はあるもの。情報をすべて鵜呑みにするのではなく、自分が思う「良さ」を見つけるのも楽しみかもしれませんね。
「地域ブランド調査2023」では、なんとアノ都道府県が15年連続で1位を獲得。以下、ランキングの詳細をわかりやすく解説していきます。
15年連続1位の都道府県
株式会社ブランド総合研究所が主催している「地域ブランド調査」は、国内1000の市区町村及び47都道府県を対象に、認知度や魅力度、イメージなど全89項目の質問からなるアンケートにより、魅力度ランキングを作成しています。今回は全国の3万人以上の消費者から有効回答を得ました。さて、本記事の冒頭に記した15年連続1位の都道府県はどこだと思いますか。ちなみに市区町村では札幌市が3年連続の1位に輝きました。2位は昨年同様で京都市、3位はこちらも昨年同様で函館市という結果でした。この結果からなんとなく予想できると思いますが、都道府県の1位は、市区町村で1位だった札幌市と3位の函館市のある「北海道」でした。
都道府県魅力度ランキング
1位は北海道、2位は京都、3位は沖縄、4位は東京でした。実は15年連続で1位の北海道ですが、その点数は2021年から徐々に低下しています。原因の一つとしてあげられるのが、20代からの評価の低下。北海道を「とても魅力的」と答えた20代の割合は2023年は49.9%で、2022年の54.6%、2021年の68.0%より大きく低下していることがわかります。
評価が下がった理由の一つとして考えらるのが、北海道の代表的なイメージ「食事がおいしい」という印象が20代において低下していることです。興味や嗜好が多様化する20代において「北海道産」という響きだけでは満足されなくなった可能性があります。
ちなみにトップ10はこのようになっています。
1位:北海道
2位:京都府
3位:沖縄県
4位:東京都
5位:大阪府
6位:福岡県
7位:神奈川県
8位:奈良県
9位:石川県
10位:長崎県
全体的に主要項目の低下か
魅力度の評価が低下したのは北海道だけではありません。魅力度をはじめ、他の主要項目においても平均点が都道府県、市区町村ともに前年度と比較して低下傾向にあるとのことです。ただしコロナ禍が始まる2020年以前に比べるとすべての指標で高くなっているそうです。コロナ禍も落ち着いた今、アピール方法によってはランキング上位常連の順位が変わってくるかも…?
このランキング、読者のみなさんはどう見ますか。どのような場所にも必ず「良さ」はあるもの。情報をすべて鵜呑みにするのではなく、自分が思う「良さ」を見つけるのも楽しみかもしれませんね。
<参考サイト>
・地域ブランド調査2023 結果速報
https://news.tiiki.jp/articles/4853
・地域ブランド調査2023 結果速報
https://news.tiiki.jp/articles/4853
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