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DATE/ 2019.06.21

最近の若い人の働き方に関するホンネとは?

若いうちから老後が心配

 「ニコニコ超会議」というイベントをご存知でしょうか。動画共有サービス・ニコニコ動画に関連するコンテンツが一堂に会して毎年GW前半頃に開催される、ユーザー参加型の人気イベントです。ネット発なので若い来場者が多く、若者に関心を持ってほしい企業や団体も積極的に出展しています。今年は新元号「令和」を発表して「令和おじさん」と呼ばれた菅義偉官房長官が、トークセッションに登壇して話題になりました。

 日本の労働組合の中核を担う日本労働組合総連合会(連合)も、ニコニコ超会議に出展して若者へのアピールを行っています。その際に実施した「働き方に関するホンネアンケート」に今年は1232名の回答が集まり、このうち75%を10代から30代が占めました。特に20代が37%と最も多く、次に30代が21%で続きました。まさに若者の働き方に対するホンネがわかる結果となったのです。

 このアンケートで「給料や雇用形態が原因であきらめていること、不安なこと」の1位は、32.3%の「自分の老後」となりました。若者がすでに老後の不安を抱えていることがわかります。その原因はどこにあるのでしょうか。若者が働き方に抱いているホンネを、より詳しく見てみましょう。

低賃金と長時間労働に悩む若者たち

 このアンケートで解決したい仕事のお悩みを「低賃金」、「長時間労働」、「ハラスメント」、「相談相手がいない」の4択で提示したところ、1位は「低賃金」、2位は「長時間労働」となり、労働環境の厳しさがうかがえます。続けられる自信がない仕事に就いていたら、老後が心配になるのも当然ですよね。

 内閣府が16歳から29歳までの男女に調査して1万の回答得た「就労等に関する若者の意識」でも、「仕事をする目的」は「収入を得るため」が84.6%で断然多くなりました。これは「仕事を通して達成感や生きがいを得るため」の15.8%を5倍以上も上回っています。最大の目的である収入が低賃金ではモチベーションを下げてしまうことがわかりますね。

 さらに連合のアンケートで「我慢できる残業時間は月何時間まで?」と質問したところ、「11~40時間」が37%で最も多くなりました。これに加えて「1~10時間」は33%、「0時間」も11%あり、80%以上が耐えられる残業時間は40時間以下と回答しています。内閣府の調査では「仕事よりも家庭・プライベート(私生活)を優先する」が63.7%にのぼっており、仕事よりもプライベートに時間を割きたい傾向が読み取れます。

 若者はプライベートが最優先で、仕事は収入を得るための手段と割り切っており、40時間以下の残業で生活できる収入を求めていると考えられるでしょう。

ハラスメント自体は減少傾向だが…

 長時間労働と並んで働く人の健康被害や自殺の原因となりやすいのが、連合のアンケートで仕事のお悩みの3位になったハラスメントです。今回、このアンケートによれば「仕事上でハラスメントを受けたことは?」への回答は「受けたことがない」が47.3%で1位となり、30.2%で3位となった昨年実施分よりも順位が上昇するという喜ばしい結果になりました。

 しかし裏を返せば、過半数はハラスメントを受けたことになります。中でも多いのは31%で2位になった「パワハラ」。続いて3位に13.7%の「お客様・取引先などからの暴言等」、4位に4.7%で「セクハラ」が上がりました。

 就職支援サービス「ハタラクティブ」がサービス登録者の18歳から30歳の男女281名に「セクハラ・パワハラに関するアンケート」を行ったところ、正社員で約25%、フリーターで約40%がハラスメントを受けて仕事を辞めたという結果が出ています。減少傾向にあるとはいえ、まだまだ油断できない状況なのです。若者が「パワハラ度合いが高いと感じるもの」の1位は「人格を否定されたり、傷つけられたりする」、「セクハラ度合いが高いと感じるもの」の1位は「性的な内容の手紙やメールを送ったり電話をかけたりする」となっています。傷ついたり性的と感じたりする基準は人それぞれなので、相手を思いやって接しましょう。

 若者たちのホンネを参考に、安心して老後を迎えられる職場を作りたいですね。

<参考サイト>
・日本労働組合総連合会のプレスリリース 残業時間・ハラスメント・相談相手等に関する調査
 ◆受けたハラスメントのうち6割が「パワハラ」、3割が「お客様・取引先の暴言」
 ◆給料や雇用形態が原因で、不安を抱えている人は75%
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000020.000023559.html
・内閣府 特集 就労等に関する若者の意識
https://www8.cao.go.jp/youth/whitepaper/h30gaiyou/s0.html
・PR TIMES パワハラ・セクハラが原因で仕事を辞めた若者は4割
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000191.000010591.html
(10MTV編集部)

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