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DATE/ 2019.11.17

世界で「最も食べ物が美味しい国」ランキング

 日本といえば寿司、インドと言えばカレー、イタリアと言えばパスタ。それぞれの国にそれぞれの美味しい料理があります。

 もしも料理のオリンピックなんてものがあったとしたら、どんなランキングになると思いますか。実は、「CNN」と「楽天トラベル」が世界で「最も食べ物が美味しい国」ランキングのウェブ記事を発表しています。日本はいったい何位なのかなどなど、気になるトップ10は、以下、ご案内します。

「CNN」の1位はあの島国

 まずは国際メディアである「CNN」の記事をもとに世界基準のトップ10をお伝えします。CNNはフェイスブックで読者アンケートを実施し、グルメ旅行にお薦めの国や地域を選んでもらうという形式の調査方法をとりました。

 では、一気にいきます。10位ベトナム、9位ギリシャ、8位インド、7位香港、6位マレーシア、5位日本、4位タイ、3位イタリア、2位フィリピン、そして1位は圧倒的な差をつけて台湾でした。2位のフィリピンが1528票だったのに対して、台湾は8242票を獲得しました。

1位:台湾
2位:フィリピン
3位:イタリア
4位:タイ
5位:日本
6位:マレーシア
7位:香港
8位:インド
9位:ギリシャ
10位:ベトナム

グルメ旅はアジア人気が圧倒的

 続いて、楽天トラベルのランキングです。楽天トラベルは、「実際に旅先で食べた料理・食事が美味しかった国」の投票結果からランキングを作成。こちらは日本人旅行者が選んだので、日本人好みが反映されています。当然、日本人が選んだので、日本は対象外です。

 トップ10は以下の通り、10位シンガポール、9位ベトナム、8位ハワイ、7位フランス、6位香港、5位タイ、4位スペイン、3位韓国、2位イタリア、1位は「CNN」と同じく台湾でした。

1位:台湾
2位:イタリア
3位:韓国
4位:スペイン
5位:タイ
6位:香港
7位:フランス
8位:ハワイ
9位:ベトナム
10位:シンガポール

本場の中国がトップ10入りしない理由

 「CNN」版と「楽天」版の共通点はアジアの人気が高いということです。なかでも台湾はダブルで1位を獲得しており、圧倒的な人気を誇っています。

 ところで、「CNN」版には香港がランクインしています。本場の中国は「楽天」版で16位に入りましたが、トップ10入りしていないのが気になるところ。邪推ですが、もしかすると「CNN」版は中国人の投票者が結構多かったのかもしれません。世界の5人に1人は中国人といわれるくらいなので、その可能性は否定できません。

<参考サイト>
・グルメ旅の世界ランキング、台湾首位に 日本は5位│CNN.co.jp
https://www.cnn.co.jp/travel/35066005.html
・旅した人が選ぶ、世界のごはんの美味しい国・地域ランキング | 楽天トラベル
https://travel.rakuten.co.jp/mytrip/gourmet/world-ranking/
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