社会人向け教養サービス 『テンミニッツ・アカデミー』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
DATE/ 2019.12.09

「同性受けがいい」男と「女にモテる」男が違う理由

 男性からは人気があり友達も多いのに、なぜか女性にはモテない。そんな男性はあなたの学生時代にもいたはず。「いい男なんだけどなあ...」と同性からは思われていても、女性にはさっぱりウケない男性には、どんなモテない理由があるのでしょうか。

男性に聞く「男から慕われる男」とは?

 まずは男性20人に、同性から人気のある男性の特徴やその理由についてアンケートしてみたところ、以下のようなポイントが「男モテ」には必須だという結果に。

・正直で裏表がない
 「見栄っぱりや裏表のある男は男同士ならすぐ分かるから、ストレートな性格の男を友達にしたい」、「裏で何を考えているか分からないやつより、飾り気がないくらいの男が信用できる」と、やはり男の友情には信頼できるかどうかがポイントのよう。男が惚れる男は、竹を割ったような性格です。

・女性の前で急にカッコつけない
 女性が絡むと激変する男性は同性から嫌われています。「いつも一緒にバカやっているのに、女性の前では”俺はお前らと違う”みたいな態度のやつは人気ない」とか「女性には気を遣ってもいいけれど、男女で態度を変えない男はかっこいい」と誰に対しても同じように振る舞う男性は慕われています。

・フットワークが軽く付き合いがいい
 「明日早いから…」「彼女がうるさい…」と、付き合いの悪い男性は男からはモテないよう。「引越しの時に頼んでないのに車を出して手伝いに来て、進んで家具も組み立ててくれた友達。いい男だなと思う」という声や、時には後先考えずに飲みに付き合ってくれるタイプが男性に人気があります。

・ケチケチしていない
 男同士でも「ケチ」かどうかは見られるポイント。「金欠な人にはサラっとおごったり、誰かが多く支払う時は”俺も出すよ”と出し惜しみしない男。男から自分もこうなりたいと思われるタイプ」「お金の払い方でずるいやつかどうか分かる」と、お金の扱い方で男性からの信用度は測られます。

・ノリが良く、面白い
 盛り上げ役ができたり、バカになれるお調子者くらいの男性も「男モテ」するよう。「特に男同士で居る時は、おもしろいやつが欲しい」「ノリのいい男がひとりいるだけで楽しい雰囲気になるので重宝される。年上男性からもモテる後輩力のあるやつは、とりあえずノリが良い」と大人気。

「男にモテる男」の特徴を女性視点でチェック

 上記のような、「男にモテる男」の特徴は、女性から見るとどう見えるのでしょうか。そこで女性20人に、それらの男モテポイントに意見を出してもらい、その違いを探ってみました。

・正直で裏表がない
「そこは女性にとっても大切ですが、不器用過ぎる印象だとモテない」、「陰がある男性に魅かれる女性も多いので、正直どストレートなキャラだと色気を感じないかも…」などの厳しい意見が。ありのまま生きているタイプや、バカ正直な男性は、それだけで女性にモテるのは難しそう。

・女性の前で急にカッコつけない
 「女性の前でカッコつけないのは、どうせモテないとか、女に媚びるのはカッコ悪いとか、頑なでプライドが高い印象で逆効果なことも」、「ちょっとはカッコつけられる男性の方が、自分を女として見てくれているのを感じるしモテるのでは?」という声も。多少は女性の前でカッコつけるのも必要?

・フットワークが軽く付き合いがいい
 「便利な人になってしまい女性に都合良く使われることも多いのでは?」という意見や、「こういうタイプは男同士でばかりつるんでいてモテない」「彼女より男友達優先になる男性のパターン。自分を優先してほしい女性にはモテないかも…」と、女性への優先度の低さが気になる女性が多くいました。

・ケチケチしていない
 こちらのポイントは「出す時には出す男はモテる」と女性からも賛同の声が多く集まりました。しかし「あんまり金遣いが荒くてすぐおごっちゃうタイプは先々心配」、「大盤振る舞いしちゃう男性は、金銭感覚がルーズでお金が貯まらない」という意見も。無理をするより、メリハリが大事なようです。

・ノリが良く、面白い
 「あんまりノリが良い男は遊んでそうで苦手。太鼓持ちっぽい男性も嫌」「おもしろい男性はモテますが、お調子者や自虐ギャグで盛り上げるタイプは痛くてモテないかも」と、冷静な見方も。女性が男性に求めるおもしろさは、みんなに笑われるのではなく自分を笑わせてくれる男性ということなのかも。

男にモテる男は、「男友達」にはちょうどいい?

 アンケートを読むと、男性には信頼できて仲間意識を持てる男性が人気がありました。一方、女性からするとそんな男性は「色気を感じない人」、「子どもっぽい人」、「皆にいい人」に映ってしまうこともあるようです。女性たちにはもう少し男としての特別感があるキャラクターがモテるという印象がありました。

 もちろん男性から嫌われている男性は、女性にも嫌われることが多いはずですが、よく言われる「男にモテる男こそがいい男」というのは、ベースであってそれだけでは女性にはモテないもののよう。「男にモテる男」は、女性にとっても「男友達としては合格」というライン上。モテるためには、もう一歩女性へのアピールが必要なのではないでしょうか。
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
物知りもいいけど知的な教養人も“あり”だと思います。
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,600本以上。 『テンミニッツ・アカデミー』 で人気の教養講義をご紹介します。
1

知ってるつもり、過大評価…バイアス解決の鍵は「謙虚さ」

知ってるつもり、過大評価…バイアス解決の鍵は「謙虚さ」

何回説明しても伝わらない問題と認知科学(3)認知バイアスとの正しい向き合い方

人間がこの世界を生きていく上で、バイアスは避けられない。しかし、そこに居直って自分を過大評価してしまうと、それは傲慢になる。よって、どんな仕事においてももっとも大切なことは「謙虚さ」だと言う今井氏。ただそれは、...
収録日:2025/05/12
追加日:2025/11/16
今井むつみ
一般社団法人今井むつみ教育研究所代表理事 慶應義塾大学名誉教授
2

「50億人を救う」と宣言したゲイツとの粋なエピソード

「50億人を救う」と宣言したゲイツとの粋なエピソード

内側から見たアメリカと日本(3)ビル・ゲイツの世界戦略

ラストベルトはアメリカの経営者により生まれたが、それは決して攻撃ではなく、合理的な経営判断による必然的なりゆきだった。その一例として島田氏は、マイクロソフトのビル・ゲイツ氏が中国でスピーチした光景を思い出す。世...
収録日:2025/09/02
追加日:2025/11/17
3

「宇宙の階層構造」誕生の謎に迫るのが宇宙物理学のテーマ

「宇宙の階層構造」誕生の謎に迫るのが宇宙物理学のテーマ

「宇宙の創生」の仕組みと宇宙物理学の歴史(1)宇宙の階層構造

宇宙とは何かを考えるうえで中国の古典である『荘子』・『淮南子(えなんじ)』に由来する「宇宙」という言葉が意味から考えてみたい。続いて、地球から始まり、太陽系、天の川銀河(銀河系)、局所銀河群、超銀河団、そして大...
収録日:2020/08/25
追加日:2020/12/13
岡朋治
慶應義塾大学理工学部物理学科教授
4

脳内の量子的効果――ペンローズ=ハメロフ仮説とは

脳内の量子的効果――ペンローズ=ハメロフ仮説とは

エネルギーと医学から考える空海が拓く未来(2)量子論と空海密教の本質

「ワット・ビット連携」の概念がある。これは神経と血管の関係にも似ており、両者が密接に関係するところから、それをもとに人間の本質について考察していくことになる。また、中村天風の思想から着想を得て、人間の心には霊性...
収録日:2025/03/03
追加日:2025/11/13
5

図書館の便利な活用法…全国の図書館からの「お取り寄せ」

図書館の便利な活用法…全国の図書館からの「お取り寄せ」

歴史の探り方、活かし方(2)図書館「レファレンス」の活用

公共図書館では質の高い「レファレンス」サービスを提供しているが、活用する人は限られている。だが、実は全国の図書館ネットワークを縦横無尽に活用できる、驚くほどに便利な仕組みなのだ。今回は図書館のレファレンスで何が...
収録日:2025/04/26
追加日:2025/11/15