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人付き合いが下手(苦手)な人の特徴は?
年齢や性別に関わらず、人の悩みの大いなる要因となるのが人間関係。中でも人付き合いが苦手な方は毎日悩みやストレスがありますし、同じくそんな対人関係を築くのが下手な方と関わる側も気を遣うものです。そこで今回は、そんな人付き合いが苦手なひとの特徴や、改善のヒントを探ってみました。
1・言っていいことと悪いことが分からない
「一言多い」とか「毒舌」と周りから言われるタイプは、人から避けられるようになってしまいがち。言われた人の気持ちを考えずに言いたいことを言ってしまうので、知らぬ間に誰かを傷つけ、しかし本人はなぜ嫌われたのか分からないということもあります。
2・自分から人を誘わない
「誘ったら来るのに自分からは絶対誘って来ない人には距離をおくようになってしまう」という女性もいるように、誘われ待ちのリスク回避態勢な人は人付き合いが苦手なタイプ。友達が沢山いる人を見てみると、自ら声を掛けられる人が多い事実にも気づかされます。
3・自己中心的で人の話を聞かない
仲間で集まったのに自分の話ばかりする人や、人の話に割り込んで話の腰を折ってしまう人は、気づかぬうちに人間関係を壊してしまっていることも多いもの。自分が正しいと思い込んでいると人の話に耳を傾けられず、相手も会話を持続する気が失せてしまうようです。
4・何でも好き嫌いで判断してしまう
些細な事で「この人は嫌いなタイプ」と決めたり、興味のないことや苦手なことを「嫌い」で片付けてしまう人も、人付き合いは困難に。「嫌い」という感情は思いのほか他人に伝わりやすく、気難しそうな人、神経質な人という印象を与え、他人を遠ざけることに繋がります。
5・プライドが高く自己完結型
たとえば「私も誘ってよ~」と言えない、「どうせ〇〇さんは私を嫌っている、怒っている」と過敏になり自ら避けてしまう、そんな人はムダなプライドで孤独になるもの。感情をあまり他人に見せられないと、相手からも壁を感じられ人間関係は深まりません。
たとえば、人付き合いが苦手なひとにはこんな長所となる特徴もあります。
・裏表がなく自分の意志がある
・控え目ででしゃばらない
・思慮深く人の気持ちを考えてから行動する
・人に媚びずマイペース
一方、良くない点としては
・図々しい
・自分が中心にならないと気が済まない
・あれこれ他人の気持ちを考え過ぎる
・我慢や妥協ができない
相反するものもあれば、長所と短所を言い換えているだけのようなポイントもあり、自分次第で短所を長所に出来るヒントとなるものもあるのではないでしょうか。
「感謝や御礼の言葉で人付き合いが改善」Yさん(45歳・男性)
たぶん超マイペースなので、人の怒りを買ったり勝手なやつと思われていましたが、仕事でも家庭でも好き勝手やった分、迷惑や面倒を掛けた人にはしっかり御礼をしたり感謝の言葉を伝えるように気をつけてから人間関係がスムーズに。自分のことだけ考えていてはダメですね。
「誘われたら誘い返す。それだけで変化した」Sさん(29歳・女性)
昔から引っ込み思案で友達も少なかったのですが、ある時母に「1回誘ってもらったら、1回誘い返すこと。友達も50/50じゃないと続かないよ」と言われ一念発起。確かに、声を掛けてくれた友達に自分は甘えているだけと思い、それをマナーと考えて頑張ったら、気づくと社交的な人と言われるまでになっていました。
「苦手な人を苦手のままにしないこと」Oさん(38歳・女性)
幼稚園のママ友との付き合いが嫌で仕方なかったけれど、超苦手と思っていた1人に頼まれ仕方なく役員の仕事をしたらいつの間にか仲良くなり、自分の固定概念や決めつけを反省。時々面倒くさい人もいるしイラッともしますが、苦手だなと思っている人には敢えて近づいて仲良くなってしまうのも人付き合いがストレスにならない裏技かも。
3人の教えてくれた、感謝を伝える、誘い返す、苦手な人にも接する機会を作る、という方法には、「自分からも相手にコンタクトする」という共通点が。人付き合いの苦手なひとは、そもそも自ら進んでコンタクトが取れなかったり、逆にコンタクトを取っているつもりでも独りよがりだったり、自己完結で終わってしまう場合がほとんど。嫌われたくない、嫌な気持ちにさせたくない、そんな風に考えて人付き合いを懸念し遠慮しているよりも、まずは好意や気持ちを伝えることの方が大切なのかも。そして相手の反応も受け止めることができれば、人付き合いは今より改善するのではないでしょうか。
人付き合いが苦手なひとって、こんなひと。
まずは「人付き合いが苦手なひとの特徴は、どんな点だと思いますか?」と、30人の男女に聞き取り調査。そのアンケートから代表的な特徴を抽出しました。1・言っていいことと悪いことが分からない
「一言多い」とか「毒舌」と周りから言われるタイプは、人から避けられるようになってしまいがち。言われた人の気持ちを考えずに言いたいことを言ってしまうので、知らぬ間に誰かを傷つけ、しかし本人はなぜ嫌われたのか分からないということもあります。
2・自分から人を誘わない
「誘ったら来るのに自分からは絶対誘って来ない人には距離をおくようになってしまう」という女性もいるように、誘われ待ちのリスク回避態勢な人は人付き合いが苦手なタイプ。友達が沢山いる人を見てみると、自ら声を掛けられる人が多い事実にも気づかされます。
3・自己中心的で人の話を聞かない
仲間で集まったのに自分の話ばかりする人や、人の話に割り込んで話の腰を折ってしまう人は、気づかぬうちに人間関係を壊してしまっていることも多いもの。自分が正しいと思い込んでいると人の話に耳を傾けられず、相手も会話を持続する気が失せてしまうようです。
4・何でも好き嫌いで判断してしまう
些細な事で「この人は嫌いなタイプ」と決めたり、興味のないことや苦手なことを「嫌い」で片付けてしまう人も、人付き合いは困難に。「嫌い」という感情は思いのほか他人に伝わりやすく、気難しそうな人、神経質な人という印象を与え、他人を遠ざけることに繋がります。
5・プライドが高く自己完結型
たとえば「私も誘ってよ~」と言えない、「どうせ〇〇さんは私を嫌っている、怒っている」と過敏になり自ら避けてしまう、そんな人はムダなプライドで孤独になるもの。感情をあまり他人に見せられないと、相手からも壁を感じられ人間関係は深まりません。
人付き合いが苦手な人の、長所・短所は紙一重。
昨今ではコミュニケーション至上主義のような風潮もありますが、上記のような特徴に自分もあてはまったという人も少なくないのではないでしょうか。しかし「人付き合いが苦手」と自覚のある人が全てにおいて他人とうまくやれないわけではなく、少し意識を変えれば変化するポイントもあるのでは。たとえば、人付き合いが苦手なひとにはこんな長所となる特徴もあります。
・裏表がなく自分の意志がある
・控え目ででしゃばらない
・思慮深く人の気持ちを考えてから行動する
・人に媚びずマイペース
一方、良くない点としては
・図々しい
・自分が中心にならないと気が済まない
・あれこれ他人の気持ちを考え過ぎる
・我慢や妥協ができない
相反するものもあれば、長所と短所を言い換えているだけのようなポイントもあり、自分次第で短所を長所に出来るヒントとなるものもあるのではないでしょうか。
苦手改善の成功者の、とっておきの方法とは?
「人付き合いが苦手」を克服した3人に、その改善の方法をお聞きしました。「感謝や御礼の言葉で人付き合いが改善」Yさん(45歳・男性)
たぶん超マイペースなので、人の怒りを買ったり勝手なやつと思われていましたが、仕事でも家庭でも好き勝手やった分、迷惑や面倒を掛けた人にはしっかり御礼をしたり感謝の言葉を伝えるように気をつけてから人間関係がスムーズに。自分のことだけ考えていてはダメですね。
「誘われたら誘い返す。それだけで変化した」Sさん(29歳・女性)
昔から引っ込み思案で友達も少なかったのですが、ある時母に「1回誘ってもらったら、1回誘い返すこと。友達も50/50じゃないと続かないよ」と言われ一念発起。確かに、声を掛けてくれた友達に自分は甘えているだけと思い、それをマナーと考えて頑張ったら、気づくと社交的な人と言われるまでになっていました。
「苦手な人を苦手のままにしないこと」Oさん(38歳・女性)
幼稚園のママ友との付き合いが嫌で仕方なかったけれど、超苦手と思っていた1人に頼まれ仕方なく役員の仕事をしたらいつの間にか仲良くなり、自分の固定概念や決めつけを反省。時々面倒くさい人もいるしイラッともしますが、苦手だなと思っている人には敢えて近づいて仲良くなってしまうのも人付き合いがストレスにならない裏技かも。
3人の教えてくれた、感謝を伝える、誘い返す、苦手な人にも接する機会を作る、という方法には、「自分からも相手にコンタクトする」という共通点が。人付き合いの苦手なひとは、そもそも自ら進んでコンタクトが取れなかったり、逆にコンタクトを取っているつもりでも独りよがりだったり、自己完結で終わってしまう場合がほとんど。嫌われたくない、嫌な気持ちにさせたくない、そんな風に考えて人付き合いを懸念し遠慮しているよりも、まずは好意や気持ちを伝えることの方が大切なのかも。そして相手の反応も受け止めることができれば、人付き合いは今より改善するのではないでしょうか。
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