テンミニッツTV|有識者による1話10分のオンライン講義
ログイン 会員登録 テンミニッツTVとは
社会人向け教養サービス 『テンミニッツTV』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
DATE/ 2020.05.11

20~30代女性に聞く、在宅勤務時のメイク事情

 「リモートワーク」「在宅ワーク」によって、これまでの勤務スタイルがガラリと変わった方も多いのではないでしょうか。特に女性にとって気になるのは「家でもメイクすべきか」問題。今回は化粧品メーカーであるマンダムの調査から、女性の在宅勤務時のメイク事情を深掘りします。

在宅勤務時にメイクをする派・しない派の割合は?

 マンダムが発表した、在宅勤務時のメイクに関する調査(2020年3月、20~39歳女性284名対象)によると、在宅勤務時でもメイクをするかどうかについて「よくする」「たまにする」と答えた人が49.3%、「あまりしない」「全くしない」と答えた人は49.7%となり、『メイクする派』と『スッピン派』でほぼ半数に分かれた結果となったそうです。

 また年代別の調査では、20代より30代の女性のほうが13.5%『メイク派』が多くなったということです。 年齢が上がるほど、メイク派が増える傾向があると考えられます。

メイクをする理由、しない理由は?

 では在宅ワークであってもメイクをする理由、しない理由はなんでしょうか。『メイク派』の回答は以下のようになりました。

<在宅勤務のとき、メイクをする理由は?(20~39歳女性140名)>
1位:急な外出にすぐに対応できるようにしておくため(64.3%)
2位:仕事のスイッチを入れるため(62.9%)
3位:WEB会議を行うことがあるため(47.1%)
同3位:メイクをするのが日課となっているため(47.1%)
5位:その他(2.9%)

 買い物やWEB会議などで人前に出ざるをえない場合に備えるほか、オンオフの区切りをつけるためにメイクをしている人が多いことがわかりました。確かにメイクをすると「やるぞ!」という気分になり、フットワークも軽くなる気がしますよね。

 では反対にメイクをしない、『スッピン派』の意見はどうでしょうか。

<在宅勤務のとき、メイクをしない理由は?(20~39歳女性141名)>
1位:メイクをする必要性を感じないから(69.5%)
2位:誰にも会わないから(66.7%)
3位:お肌を休ませたいから(58.2%)
4位:面倒くさいから(43.3%)
5位:メイクをする時間がもったいないから(29.8%)

 「必要ない」「肌を休ませたい」「面倒」など、必要性と自分の気分を理由に挙げる人が多い結果となっています。たしかに職種や生活スタイルによっては、まったく人に会わなくても済む場合も。肌に負担をかけるうえ、手間のかかるメイク。しなくていいならしたくない、という気持ちの表れといえるでしょう。

 「社会人としてメイクは身だしなみでありマナーだ」と言われた人も多いと思いますが、メイクする派、しない派両方の調査結果を見てみると、人にどう見られるかより「メイクは自分のためにする」と考える女性が多いようで、大変興味深いところです。

スッピンでいる事のメリットは?

 メイクをしない理由第2位に「お肌を休ませたい」という意見が挙がっていることから、お肌のためにあえて一日『スッピンデー』を持つという人は多いようです。そのほか、スッピンでいることのメリットを考えてみました。

【1】クレンジングの必要がなくなる
メイクをしていなければ、当然クレンジングもいりません。洗顔剤よりも洗浄力の強いクレンジング剤は、念入りに、また頻繁に使っていると、肌にとって大きなダメージになりえます。スッピンデーをつくることで、クレンジングの刺激から肌を守ることができます。

【2】肌全体の丁寧なお手入れができる
日常的にメイクをしていると、自分の肌とゆっくり向き合う時間がなかなか取れないもの。スッピンデーをしっかり取れば、眉毛や産毛の手入れをしたり、新しい化粧品を試してみたりと、いつもだと気が回らない肌全体のケアを楽しむことができます。またスッピンなら「乾燥してきたから保湿しよ!」と、いつでも気づいた時に、気兼ねなくケアできるのもメリットです。

【3】時間と気持ちに余裕が生まれる
メイクを落とした後の解放感、たまらないですよね! スッピンデーは、心身ともに解放されるチャンス。浮いた時間を利用して手の込んだ朝食をつくってみたり、肌触りの良いタオルに顔を埋めてみたりと、スッピンだからこそできる上質な時間を心ゆくまで味わいましょう。メイクで戦闘態勢になっている時と違い、気をゆるめるからこそ出てくるアイデアもあるかもしれません。

 いかがでしたか? めまぐるしい時代の変化の中においても、女性にとってメイクは、自分自身の気持ちを高める重要なツールであることに変わりありません。メイクそのものを楽しむために、いつでも心の余裕を持っていたいですね。

<参考サイト>
・在宅勤務時のメイクに関する調査(PR TIMES/株式会社マンダム)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000576.000006496.html
・注目の「テレワーク」在宅勤務時のメイク実態は?Web会議にも対応できるメイクをご紹介(花王)
https://kyodonewsprwire.jp/release/202003318635
・すっぴんの日って必要なの?メイクをしないことについてのあれこれ(ウーマンエキサイト)
https://woman.excite.co.jp/article/beauty/rid_GODMake_181643/
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
雑学から一段上の「大人の教養」はいかがですか?
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,300本以上。 『テンミニッツTV』 で人気の教養講義をご紹介します。
1

経営をひと言で?…松下幸之助曰く「2つじゃいけないか」

経営をひと言で?…松下幸之助曰く「2つじゃいけないか」

東洋の叡智に学ぶ経営の真髄(1)経営とは何かをひと言で?

東洋思想を研究する中で、50年間追求してきた命題の解を得たと田口佳史氏は言う。また、その命題を得るきっかけとなったのは松下幸之助との出会いだった。果たしてその命題とは何か、生涯の研究となる東洋思想とどのように結び...
収録日:2024/09/19
追加日:2024/11/21
2

次の時代は絶対にアメリカだ…私費で渡米した原敬の真骨頂

次の時代は絶対にアメリカだ…私費で渡米した原敬の真骨頂

今求められるリーダー像とは(3)原敬と松下幸之助…成功の要点

猛獣型リーダーの典型として、ジェネラリスト原敬を忘れてはならない。ジャーナリスト、官僚、実業家、政治家として、いずれも目覚ましい実績を上げた彼の人生は「賊軍」出身というレッテルから始まった。世界を見る目を養い、...
収録日:2024/09/26
追加日:2024/11/20
神藏孝之
公益財団法人松下幸之助記念志財団 理事
3

冷戦終焉から30年、激変する世界の行方を追う

冷戦終焉から30年、激変する世界の行方を追う

ポスト冷戦の終焉と日本政治(1)「偽りの和解」と「対テロ戦争」の時代

これから世界は激動の時代を迎える。その見通しを持ったのは冷戦終焉がしきりに叫ばれていた時だ――中西輝政氏はこう話す。多くの人びとが冷戦終焉後の世界に期待を寄せる中、アメリカやヨーロッパ諸国、またロシアや同じく共産...
収録日:2023/05/24
追加日:2023/06/27
中西輝政
京都大学名誉教授
4

遊女の実像…「苦界と公界」江戸時代の吉原遊郭の二面性

遊女の実像…「苦界と公界」江戸時代の吉原遊郭の二面性

『江戸名所図会』で歩く東京~吉原(1)「苦界」とは異なる江戸時代の吉原

『江戸名所図会』を手がかりに江戸時代の人々の暮らしぶりをひもとく本シリーズ。今回は、遊郭として名高い吉原を取り上げる。遊女の過酷さがクローズアップされがちな吉原だが、江戸時代の吉原には違う一面もあったようだ。政...
収録日:2024/06/05
追加日:2024/11/18
堀口茉純
歴史作家
5

国の借金は誰が払う?人口減少による社会保障負担増の問題

国の借金は誰が払う?人口減少による社会保障負担増の問題

教養としての「人口減少問題と社会保障」(4)増え続ける社会保障負担

人口減少が社会にどのような影響を与えるのか。それは政府支出、特に社会保障給付費の増加という形で現れる。ではどれくらい増えているのか。日本の一般会計の収支の推移、社会保障費の推移、一生のうちに人間一人がどれほど行...
収録日:2024/07/13
追加日:2024/11/19
森田朗
一般社団法人 次世代基盤政策研究所(NFI)所長・代表理事