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ストーカーになりやすい人の特徴とは?
一方的な好意を寄せ、つきまとうストーカー。行きすぎた行動から殺人事件にまで発展してしまう不幸なケースも少なくありません。加害者の多くは男性ですが、中には女性ストーカーの例もあり、男女問わず気をつけなければならない犯罪です。
本コラムではストーカーになりやすい人の特徴、そしてストーカー被害に遭わないための対策法についても解説します。
ストーカーになりやすい男性とは、いったいどんなタイプなのでしょうか?
【1.嫉妬深い】
男女ともにストーカーになりやすいタイプが「嫉妬深い」タイプです。「自分だけに関心を向けて欲しい」「他の人と一緒にいるのが許せない」など、とにかく相手を束縛しようしますので、ストーカーに十分なりえます。
【2.友人が少ない、交友関係が狭い】
友人が少ない人は、自分と同等の価値観を持つつながりしかないため、コミュニケーションが限定的かつ視野が狭くなりがちです。物事を多角的に考えられず、一方的な価値観で見ようとするので思い込みが激しく、ストーカーになりやすいといえます。
【3.恋愛経験が少ない】
恋愛も交友関係と同じく、自分と相手の価値観をすりあわせ、受けいれることで発展していきます。場数を踏んでこそ、相手とのちょうどよい距離感を養えるものです。
しかし恋愛経験の少ない人は(もちろん、全ての人がそうだとは言えませんが)相手との距離感をはかりかねて一方的に思いを募らせ、「こんなに好きな人にはもう二度と出会えない」「絶対に別れたくない」などと、相手に執着しやすくなります。
【4.自己愛が強い】
自己愛の強い男性は、自分の気持ちが何よりも優先されます。自分の幸せのためなら他人は犠牲になってもいいとすら考えることも。プライドが異常に高いため自分の弱さを認められず、上から目線の言動が目立つうえ、ひたすら他人をけなし、貶めようとします。
女性に対しては「お前は俺がいないと何もできない」「俺の言うことだけ聞けばいい」とマインドコントロールし、自分の支配下に置こうとします。
こういったタイプは「彼女は俺から絶対に離れない」と自信満々で思い込んでいるため、別れ話になると豹変し、ヒステリックになりがち。俺様タイプが好きな女性は、特に気をつけてください。
【5. 相手のすべてを知りたがる】
ストーカー気質の男性は、相手の交友関係や職場などを把握し、女性を囲い込もうとします。「今一緒にいる友達を全員入れた写真を送ってほしい」「職場全体のシフト表を見せて」など、相手にとって何の関係もない情報共有を求められた時は要注意です。
またSNSやLINEを逐一チェックし、監視しているため、リプライ(返信)が非常に早いのもこのタイプの特徴です。
【1.妄想力が異常に強い】
女性ストーカーにありがちな心理が、身勝手な妄想による思い込みです。「彼はいつも私を見てくれている」「あのSNSでの発言は私に対してのものだ」などと考えるうちに徐々に現実との境がなくなり、「私と彼は恋人同志」と思い至って突然彼の家へ(たとえ妻子持ちだとしても)押しかけてしまう……なんてことも。
また妄想の激しいタイプは「被害妄想」も強く出る傾向があります。失恋した場合は「裏切られた」「許せない」と強く憤り、自分の苦しさを相手に思い知らせたい一心で、行き過ぎた行動を取ってしまうのです。相手の留守中に持ち物をすべて捨てる、コレクションを破壊する、衣服を切り刻む……などなど“復讐”のエピソードに事欠かないのがこのタイプといえるでしょう。
【2. 愛情表現が露骨】
「彼のことが大好き!」と堂々と公言し、追いかけるタイプです。相手が女性にモテるタイプの場合、「私が一番の彼のファンよ」と言って、他の女性のマウントを取ろうとする場合があります。こういったタイプは「彼は私だけのもの」という独占欲が高じて、ストーカーになる可能性があります。
【3. 悪口が多い】
「自己愛が強い」男性の特徴とも重なりますが、自分以外の人を貶めようとする女性はストーカー予備軍といえるでしょう。自分以外の人を認めないので常に孤独感を抱えていますが、そのいっぽうで好意を寄せる男性にだけは「自分を認めて欲しい」「慰めてほしい」「癒やしてほしい」などと考えます。なんとか相手の気を惹こうとして、ストーカー行為に及ぶのです。
なお、一説によれば、男性ストーカーは「自宅などプライベートな場所」で暴力性を発揮することが多いのに対し、女性ストーカーの場合は「職場など公的な場所」へ押しかけ、相手を罵倒するケースが多いそうです。
男性女性いずれにしても、ストーカーになりやすいタイプは「わがままで自分勝手」「自己中心的」だということが、お分かりいただけたかと思います。
理想としては「適切なコミュニケーションと話し合い」による解決が望ましいとされます。ストーカーは「好意」から行動に及んでいる(=悪意がない)ことが多いため、無理矢理関係を断ち切ろうとすると、相手は「どうしてだ」と理不尽に感じ、逆上することも起こりえるからです。
悪意をもたれる前に、まずは相手の話にじっくりと耳を傾け、自分の気持ちを伝えましょう。面倒だからと一方的に連絡を断ったり、あるいは知人を介して話し合ったりするのは逆効果。話し合うことで行き違いや誤解を解き、双方納得いく結論を出して、関係が落ち着けばベストです。
もちろん、話し合いだけでは難しいケースもあります。もしも今現在、ストーカー被害に悩んでいるのであれば、ためらわずに今すぐに警察や専門機関へ相談しましょう。
あなたやあなたの大切な家族、友人を傷つけないためにも、しっかり対策をしてくださいね!
本コラムではストーカーになりやすい人の特徴、そしてストーカー被害に遭わないための対策法についても解説します。
こんな男性は要注意!ストーカーになりやすい男性の特徴
警視庁の発表によると、ストーカー事案の相談件数(令和元年)は女性からが1,046人(82.9%)、男性からが216人(17.1%)となっており、女性の相談が圧倒的に多いことが分かっています。加害者のほとんどが男性ストーカーです。ストーカーになりやすい男性とは、いったいどんなタイプなのでしょうか?
【1.嫉妬深い】
男女ともにストーカーになりやすいタイプが「嫉妬深い」タイプです。「自分だけに関心を向けて欲しい」「他の人と一緒にいるのが許せない」など、とにかく相手を束縛しようしますので、ストーカーに十分なりえます。
【2.友人が少ない、交友関係が狭い】
友人が少ない人は、自分と同等の価値観を持つつながりしかないため、コミュニケーションが限定的かつ視野が狭くなりがちです。物事を多角的に考えられず、一方的な価値観で見ようとするので思い込みが激しく、ストーカーになりやすいといえます。
【3.恋愛経験が少ない】
恋愛も交友関係と同じく、自分と相手の価値観をすりあわせ、受けいれることで発展していきます。場数を踏んでこそ、相手とのちょうどよい距離感を養えるものです。
しかし恋愛経験の少ない人は(もちろん、全ての人がそうだとは言えませんが)相手との距離感をはかりかねて一方的に思いを募らせ、「こんなに好きな人にはもう二度と出会えない」「絶対に別れたくない」などと、相手に執着しやすくなります。
【4.自己愛が強い】
自己愛の強い男性は、自分の気持ちが何よりも優先されます。自分の幸せのためなら他人は犠牲になってもいいとすら考えることも。プライドが異常に高いため自分の弱さを認められず、上から目線の言動が目立つうえ、ひたすら他人をけなし、貶めようとします。
女性に対しては「お前は俺がいないと何もできない」「俺の言うことだけ聞けばいい」とマインドコントロールし、自分の支配下に置こうとします。
こういったタイプは「彼女は俺から絶対に離れない」と自信満々で思い込んでいるため、別れ話になると豹変し、ヒステリックになりがち。俺様タイプが好きな女性は、特に気をつけてください。
【5. 相手のすべてを知りたがる】
ストーカー気質の男性は、相手の交友関係や職場などを把握し、女性を囲い込もうとします。「今一緒にいる友達を全員入れた写真を送ってほしい」「職場全体のシフト表を見せて」など、相手にとって何の関係もない情報共有を求められた時は要注意です。
またSNSやLINEを逐一チェックし、監視しているため、リプライ(返信)が非常に早いのもこのタイプの特徴です。
男性だけじゃない!女性ストーカーの特徴は?
男性ストーカーの被害が目立ちますが、いっぽうで女性ストーカーによる被害も急増しています。「嫉妬深い」「恋愛経験が少ない」など男性ストーカーと共通する部分も多いですが、女性ストーカーならではの特徴もあるようです。【1.妄想力が異常に強い】
女性ストーカーにありがちな心理が、身勝手な妄想による思い込みです。「彼はいつも私を見てくれている」「あのSNSでの発言は私に対してのものだ」などと考えるうちに徐々に現実との境がなくなり、「私と彼は恋人同志」と思い至って突然彼の家へ(たとえ妻子持ちだとしても)押しかけてしまう……なんてことも。
また妄想の激しいタイプは「被害妄想」も強く出る傾向があります。失恋した場合は「裏切られた」「許せない」と強く憤り、自分の苦しさを相手に思い知らせたい一心で、行き過ぎた行動を取ってしまうのです。相手の留守中に持ち物をすべて捨てる、コレクションを破壊する、衣服を切り刻む……などなど“復讐”のエピソードに事欠かないのがこのタイプといえるでしょう。
【2. 愛情表現が露骨】
「彼のことが大好き!」と堂々と公言し、追いかけるタイプです。相手が女性にモテるタイプの場合、「私が一番の彼のファンよ」と言って、他の女性のマウントを取ろうとする場合があります。こういったタイプは「彼は私だけのもの」という独占欲が高じて、ストーカーになる可能性があります。
【3. 悪口が多い】
「自己愛が強い」男性の特徴とも重なりますが、自分以外の人を貶めようとする女性はストーカー予備軍といえるでしょう。自分以外の人を認めないので常に孤独感を抱えていますが、そのいっぽうで好意を寄せる男性にだけは「自分を認めて欲しい」「慰めてほしい」「癒やしてほしい」などと考えます。なんとか相手の気を惹こうとして、ストーカー行為に及ぶのです。
なお、一説によれば、男性ストーカーは「自宅などプライベートな場所」で暴力性を発揮することが多いのに対し、女性ストーカーの場合は「職場など公的な場所」へ押しかけ、相手を罵倒するケースが多いそうです。
男性女性いずれにしても、ストーカーになりやすいタイプは「わがままで自分勝手」「自己中心的」だということが、お分かりいただけたかと思います。
未然に防ごう!ストーカー対策法は?
ストーカーの行為は徐々にエスカレートするもの。未然に防ぐことが何より大切になります。理想としては「適切なコミュニケーションと話し合い」による解決が望ましいとされます。ストーカーは「好意」から行動に及んでいる(=悪意がない)ことが多いため、無理矢理関係を断ち切ろうとすると、相手は「どうしてだ」と理不尽に感じ、逆上することも起こりえるからです。
悪意をもたれる前に、まずは相手の話にじっくりと耳を傾け、自分の気持ちを伝えましょう。面倒だからと一方的に連絡を断ったり、あるいは知人を介して話し合ったりするのは逆効果。話し合うことで行き違いや誤解を解き、双方納得いく結論を出して、関係が落ち着けばベストです。
もちろん、話し合いだけでは難しいケースもあります。もしも今現在、ストーカー被害に悩んでいるのであれば、ためらわずに今すぐに警察や専門機関へ相談しましょう。
あなたやあなたの大切な家族、友人を傷つけないためにも、しっかり対策をしてくださいね!
<参考サイト>
・知って安心!ストーカーの危険性と対処法(KSP)
https://www.ksp-web.com/jyouhoutisiki/sutookaa-taisyo.html
・café Mizen(警察庁ポータルサイト)
https://www.npa.go.jp/cafe-mizen/index.html
・ストーカー事案の概況(警視庁)
https://www.keishicho.metro.tokyo.jp/smph/about_mpd/jokyo_tokei/kakushu/stalker.html
・知って安心!ストーカーの危険性と対処法(KSP)
https://www.ksp-web.com/jyouhoutisiki/sutookaa-taisyo.html
・café Mizen(警察庁ポータルサイト)
https://www.npa.go.jp/cafe-mizen/index.html
・ストーカー事案の概況(警視庁)
https://www.keishicho.metro.tokyo.jp/smph/about_mpd/jokyo_tokei/kakushu/stalker.html
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