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お金を貯めるにはどこに預けるのがいいのか?
お金は増やしたいけれどリスクは取りたくない、という人は多いのはないでしょうか。最近では投資をした方が良いという風潮が強いですが、もちろん投資にはリスクがつきものです。ということで、リスクを取らずにお金を増やすにはどういう方法があるのでしょうか。ここで少し詳しくみてみましょう。
ということで「リスクを取らずにお金を増やす方法」を考えてみましょう。なかなか魅惑的なフレーズですが、選択肢は多くはありません。考えられるのはほぼ普通預金、定期預金あとは国債の購入です。現在の一般的な銀行の普通預金の金利は0.001%。これは100万円を預けた場合に10円の利息がつくことになります。さらにここから所得税などで20%引かれるので、実際に受け取る利息はおよそ年間8円です。一般的な銀行の1年ものの定期預金は0.002%なのでおよそ16円になります。かなり低いです。しかし、ネット銀行になると少し状況が違ってきます。少し詳しくネット銀行の利率比較をしてみましょう。
「GMOあおぞらネット銀行」は、GMOグループとあおぞら銀行が共同出資して2018年に誕生したネット銀行です。通常の金利は0.001%ですが、GMOクリック証券と口座を連動させる「証券コネクト口座」にすると、普通預金金利は0.11%になります。口座を連携させるだけでこの金利になるので、特に株や投資信託を売買する必要はありません。
「楽天銀行」の普通預金金利は0.02%。この時点で他の一般的な銀行よりも高いですが、グループ会社の楽天証券に口座を開設し、「マネーブリッジ」に申し込むと、普通預金金利0.1%になります。「GMOあおぞらネット銀行」と同じような仕組みです。こちらも特に株や投資信託を売買する必要はありません。
「イオン銀行」の普通預金金利は0.001%と一般的な銀行と同じですが、「イオンカードセレクト(キャッシュカードとクレジットカードがセットになったもの)」を保有し、一定の条件をクリアすると普通預金金利が最大0.10%になります。
「あおぞら銀行BANK支店」では定期預金(50万円以上)と普通預金の金利は同じです。残りの3つのネット銀行は、ここに挙げた条件を満たした場合、定期預金よりも普通預金の方が利率が高くなっています。ただし、地方銀行のなかには、ネット支店限定で定期預金金利が高いところもあります。預入金額等で条件がある場合も多いようですが、一定期間使わないと割り切れる金額であればお得です。
ネット銀行での普通預金の金利が高い、という事実がわかりました。また、国債も最低でかならず0.05%の金利が保証され、かつ、「変動10」であれば、経済状況によって金利が上がればお得になる可能性もあります。いつでも使えてしまう普通預金では不安、というひとは、「変動10」で国債を買うという手はあり得るかもしれません。また銀行や証券会社によっては、タイミングによりキャンペーンを行なっていることもあるので、状況によっては得するタイミングもあります。ただし、国債の場合、口座管理手数料が銀行や証券会社によっては数千円となることもありますので、よく確認しましょう。
一般的な銀行だと100万円の金利は10円
ゼロから貯金するときの目標として、100万円を目指す人は多いかもしれません。とりあえず100万円あれば、引っ越ししたり転職したりといった自由がききます。ではコツコツと頑張って100万円貯めたら、あとはどのように増やせばいいのでしょうか。せっかく頑張って貯めたのだから、減らすリスクは取りたくない、と思うのも当然です。ということで「リスクを取らずにお金を増やす方法」を考えてみましょう。なかなか魅惑的なフレーズですが、選択肢は多くはありません。考えられるのはほぼ普通預金、定期預金あとは国債の購入です。現在の一般的な銀行の普通預金の金利は0.001%。これは100万円を預けた場合に10円の利息がつくことになります。さらにここから所得税などで20%引かれるので、実際に受け取る利息はおよそ年間8円です。一般的な銀行の1年ものの定期預金は0.002%なのでおよそ16円になります。かなり低いです。しかし、ネット銀行になると少し状況が違ってきます。少し詳しくネット銀行の利率比較をしてみましょう。
ネット銀行なら比較的高金利
「あおぞら銀行BANK支店」の普通預金は、金利一律0.20%。これは一般的な銀行の200倍、また一般的な定期預金に比べても100倍です。一般銀行の金利が低すぎるという考え方もできますが、それにしても間違いなくお得だと言っていいでしょう。100万円預けると、年利2000円になります。郵便局などに設置されているゆうちょ銀行ATMであれば、取り扱い手数料も無料です。「GMOあおぞらネット銀行」は、GMOグループとあおぞら銀行が共同出資して2018年に誕生したネット銀行です。通常の金利は0.001%ですが、GMOクリック証券と口座を連動させる「証券コネクト口座」にすると、普通預金金利は0.11%になります。口座を連携させるだけでこの金利になるので、特に株や投資信託を売買する必要はありません。
「楽天銀行」の普通預金金利は0.02%。この時点で他の一般的な銀行よりも高いですが、グループ会社の楽天証券に口座を開設し、「マネーブリッジ」に申し込むと、普通預金金利0.1%になります。「GMOあおぞらネット銀行」と同じような仕組みです。こちらも特に株や投資信託を売買する必要はありません。
「イオン銀行」の普通預金金利は0.001%と一般的な銀行と同じですが、「イオンカードセレクト(キャッシュカードとクレジットカードがセットになったもの)」を保有し、一定の条件をクリアすると普通預金金利が最大0.10%になります。
「あおぞら銀行BANK支店」では定期預金(50万円以上)と普通預金の金利は同じです。残りの3つのネット銀行は、ここに挙げた条件を満たした場合、定期預金よりも普通預金の方が利率が高くなっています。ただし、地方銀行のなかには、ネット支店限定で定期預金金利が高いところもあります。預入金額等で条件がある場合も多いようですが、一定期間使わないと割り切れる金額であればお得です。
国債も元本保証でそこそこの金利
あとは国債を買う手もあります。国債は国が資金を確保するために発行するもので、証券会社や銀行などで1万円から1万円単位で買うことができます(金融機関によっては口座管理料がかかる場合があります)。普通預金、定期預金同様に元本保証されている上に、最低金利保証として年率0.05%が保証されています。個人向け国債で購入できる種類は、10年満期で半年ごとに利率が変わる「変動10」、5年満期固定金利の「固定5」、3年満期固定金利の「固定3」の3つです。どれも半年ごとに利息を受け取ることができ、購入後1年経過すれば、いつでも中途換金が可能です(利息から中途換金調整額が差し引かれます)。ネット銀行での普通預金の金利が高い、という事実がわかりました。また、国債も最低でかならず0.05%の金利が保証され、かつ、「変動10」であれば、経済状況によって金利が上がればお得になる可能性もあります。いつでも使えてしまう普通預金では不安、というひとは、「変動10」で国債を買うという手はあり得るかもしれません。また銀行や証券会社によっては、タイミングによりキャンペーンを行なっていることもあるので、状況によっては得するタイミングもあります。ただし、国債の場合、口座管理手数料が銀行や証券会社によっては数千円となることもありますので、よく確認しましょう。
<参考サイト>
・BANK BY AOZORA BANK
https://www.aozorabank.co.jp/bank/
・証券コネクト口座|GMOあおぞらネット銀行
https://gmo-aozora.com/priv/service/connect.html
・円預金(定期預金等)|楽天銀行
https://www.rakuten-bank.co.jp/assets/fixeddep/
・円預金・外貨預金|イオン銀行
https://www.aeonbank.co.jp/yen_deposit/
・個人向け国債ってどんなもの?|財務省
https://www.mof.go.jp/jgbs/individual/kojinmuke/main/guide/
・BANK BY AOZORA BANK
https://www.aozorabank.co.jp/bank/
・証券コネクト口座|GMOあおぞらネット銀行
https://gmo-aozora.com/priv/service/connect.html
・円預金(定期預金等)|楽天銀行
https://www.rakuten-bank.co.jp/assets/fixeddep/
・円預金・外貨預金|イオン銀行
https://www.aeonbank.co.jp/yen_deposit/
・個人向け国債ってどんなもの?|財務省
https://www.mof.go.jp/jgbs/individual/kojinmuke/main/guide/
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