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職場にいる「ありがた迷惑」な人の特徴
“過ぎたるは及ばざるが如し”という言葉がありますが、親切や世話焼きが過ぎると「ありがた迷惑」と嫌われてしまうことも。そんな人とは距離を置いたり、聞き流したりしたいものですが、こと職場の同僚や上司となると露骨に迷惑そうな顔もできません。しかし、適当に受け容れていると、ますますお節介に拍車がかかってしまうこともあります。
【ひとりにさせてくれない】
ひとりで気楽に休憩したり、仕事と割り切りたくても「ランチ行きますよ~と、毎日当たり前のように誘われる」、「移動してきた自分に気を使ってか、歓迎会やら飲み会などの懇親の場をやたら作りたがる」など、ひとりで居るのを放っておかないタイプはありがた迷惑と言われる場合も。ひとり=寂しい、とすぐ仲間に入れようとするのは優しい反面、マイペースな人からすると苦痛となることもあります。
【恋愛の世話を焼く】
恋愛や結婚などプライベートに首を突っ込む”お節介ババア”は職場で嫌われがち。「女上司に男性を紹介され仕方なく一度だけデートしたら、どうなった?早く結婚しなきゃダメよ、などその後何年もずっと恋愛に口出し」、「あの子可愛いね、みたいなことをチラッと言ったら、相手に勝手にそれを伝えてキューピッド気取りの同僚女子。ありがた迷惑です」など、公私混同のお節介は困ります。
【言わなくていいチクリをする】
「〇〇さんが悪口を言っている」「部長が髪を切れと怒ってた」的に、こちらの耳に入る前にチクリを入れる同僚にも「ありがた迷惑」の声。本人は良かれと思って教えていますが、言われた方は本心から「教えてくれて感謝」とは思わないはず。聞いたら聞いたで嫌な気持ちになり、必要以上にその言葉を意識してしまったり。誤解も生じやすいため「誰々がこう言っていた」という情報を流すのは要注意。
【求めていないアドバイスが多い】
長くくどいアドバイスを披露されたり、「あなたのため」と親切ぶった前置きをしてズケズケ言われるのは、まさにありがた迷惑。「忙しくてコンビニ飯を食べていたら、”そんなのじゃ栄養が偏る”と栄養アドバイスが炸裂。食生活まで職場で言われたくない」、「ミスをして落ち込んでいたら、なぜミスをしたか分析し自論を展開してくる先輩。アドバイスというより自分が言いたい事を言っているだけ」など、自分が正しいと思っている人からのアドバイスにやめての声が多数。
【やたら物をくれる】
「お古の服をいつもくれる先輩。いらないとは言い難いし、もらっても正直趣味が合わないから着ないのでやめてほしい」、「風邪を引くと、ご愛用の栄養食品やサプリをくれる同僚。高価なものだし、結局御礼もしないといけないので面倒くさい」と、あげて迷惑になることを想像できないのがありがた迷惑な人。もらいっぱなしにはできない職場の人間関係があるだけに、あげる物やタイミングも大事です。
・感謝されたい、好かれたい気持ちが強い
・自分は間違っていないと思っている
・他人のことが気になって仕方がない
・自分の価値を人に分からせたい
まさに「良かれと思って」「あなたのためを思って」「お節介かもしれないけれど」等と言い訳しながら親切の押し売りをしてくるのは、感謝されたい気持ちの顕われです。また、それによって自分は正しい、人の役に立てる存在、職場で好かれている、と自己満足したい場合も。他人を気に掛ける余裕がある優しい人かのように振る舞ってはいますが、自分への自信の無さのせいで、他人のことが気になって仕方がないタイプも多いのではないでしょうか。
【感謝の姿勢は見せながらも、必要のない親切ははっきり断る】
御礼を伝え感謝されたい気持ちは満足させつつ、「残念ながらアレルギーがあるから食べられない」「太ってしまって服のサイズが合わないと思うので他の子に…」と、遠回しでなく具体的に断る。
【そんな考え方もあるんですね!と、自分との違いをチラ見せする】
アドバイスや助言に「そんな意見もあるの!」と驚いてみせたり、新鮮!おもしろい!と反応して、鵜呑みにせず自分とは違ったアドバイスのひとつとして受け止める姿勢を見せるのも手です。
【アドバイスは一旦聞いて、ひとまず自分で考えると切り上げる】
言いたいことには口を挟まず一旦話を全部聞いたら、「後は自分で考えます」「今日は無理なので明日考えます」と話を続けないのも、それ以上お節介がエスカレートしないポイントです。
【仲良く接していても、距離を縮めすぎないようにする】
親しくなるのと比例して遠慮がなくなるお節介な人の特徴なので、プライベートは見せ過ぎない、グチや相談などはなるべくしないのも重要。一線を引いておくことで過剰なありがた迷惑を阻止できます。
親切を通り越し、職場でも「ありがた迷惑」と思われるまで押し付けがましいお節介をしてしまう人には、「ビジネスの場」ということを武器に日頃から多少ドライに接しておくことが望ましいと言えます。しかし、実は他人との関係を構築して絡んでいたい”構ってちゃん”が多いのも世話焼きタイプの特徴。冷たくし過ぎると人間関係がギクシャクしてしまうこともあるため、そのバランスや距離感は慎重に測りたいものですね。
あなたの職場にもいる?ありがた迷惑な人によくある行為
まずは「ありがた迷惑」と思われがちな職場での言動をピックアップ。実際に職場で体験した方達からの「ありがた迷惑」の声もご紹介しています。【ひとりにさせてくれない】
ひとりで気楽に休憩したり、仕事と割り切りたくても「ランチ行きますよ~と、毎日当たり前のように誘われる」、「移動してきた自分に気を使ってか、歓迎会やら飲み会などの懇親の場をやたら作りたがる」など、ひとりで居るのを放っておかないタイプはありがた迷惑と言われる場合も。ひとり=寂しい、とすぐ仲間に入れようとするのは優しい反面、マイペースな人からすると苦痛となることもあります。
【恋愛の世話を焼く】
恋愛や結婚などプライベートに首を突っ込む”お節介ババア”は職場で嫌われがち。「女上司に男性を紹介され仕方なく一度だけデートしたら、どうなった?早く結婚しなきゃダメよ、などその後何年もずっと恋愛に口出し」、「あの子可愛いね、みたいなことをチラッと言ったら、相手に勝手にそれを伝えてキューピッド気取りの同僚女子。ありがた迷惑です」など、公私混同のお節介は困ります。
【言わなくていいチクリをする】
「〇〇さんが悪口を言っている」「部長が髪を切れと怒ってた」的に、こちらの耳に入る前にチクリを入れる同僚にも「ありがた迷惑」の声。本人は良かれと思って教えていますが、言われた方は本心から「教えてくれて感謝」とは思わないはず。聞いたら聞いたで嫌な気持ちになり、必要以上にその言葉を意識してしまったり。誤解も生じやすいため「誰々がこう言っていた」という情報を流すのは要注意。
【求めていないアドバイスが多い】
長くくどいアドバイスを披露されたり、「あなたのため」と親切ぶった前置きをしてズケズケ言われるのは、まさにありがた迷惑。「忙しくてコンビニ飯を食べていたら、”そんなのじゃ栄養が偏る”と栄養アドバイスが炸裂。食生活まで職場で言われたくない」、「ミスをして落ち込んでいたら、なぜミスをしたか分析し自論を展開してくる先輩。アドバイスというより自分が言いたい事を言っているだけ」など、自分が正しいと思っている人からのアドバイスにやめての声が多数。
【やたら物をくれる】
「お古の服をいつもくれる先輩。いらないとは言い難いし、もらっても正直趣味が合わないから着ないのでやめてほしい」、「風邪を引くと、ご愛用の栄養食品やサプリをくれる同僚。高価なものだし、結局御礼もしないといけないので面倒くさい」と、あげて迷惑になることを想像できないのがありがた迷惑な人。もらいっぱなしにはできない職場の人間関係があるだけに、あげる物やタイミングも大事です。
ありがた迷惑な行為をしてしまう人の心理とは?
上記のような職場でのありがた迷惑な人には、以下のような心理が働いているようです。・感謝されたい、好かれたい気持ちが強い
・自分は間違っていないと思っている
・他人のことが気になって仕方がない
・自分の価値を人に分からせたい
まさに「良かれと思って」「あなたのためを思って」「お節介かもしれないけれど」等と言い訳しながら親切の押し売りをしてくるのは、感謝されたい気持ちの顕われです。また、それによって自分は正しい、人の役に立てる存在、職場で好かれている、と自己満足したい場合も。他人を気に掛ける余裕がある優しい人かのように振る舞ってはいますが、自分への自信の無さのせいで、他人のことが気になって仕方がないタイプも多いのではないでしょうか。
「ありがた迷惑行為」をエスカレートさせないために
このようなありがた迷惑な人の心理を考えると、対処の仕方もだいぶ見えてきます。【感謝の姿勢は見せながらも、必要のない親切ははっきり断る】
御礼を伝え感謝されたい気持ちは満足させつつ、「残念ながらアレルギーがあるから食べられない」「太ってしまって服のサイズが合わないと思うので他の子に…」と、遠回しでなく具体的に断る。
【そんな考え方もあるんですね!と、自分との違いをチラ見せする】
アドバイスや助言に「そんな意見もあるの!」と驚いてみせたり、新鮮!おもしろい!と反応して、鵜呑みにせず自分とは違ったアドバイスのひとつとして受け止める姿勢を見せるのも手です。
【アドバイスは一旦聞いて、ひとまず自分で考えると切り上げる】
言いたいことには口を挟まず一旦話を全部聞いたら、「後は自分で考えます」「今日は無理なので明日考えます」と話を続けないのも、それ以上お節介がエスカレートしないポイントです。
【仲良く接していても、距離を縮めすぎないようにする】
親しくなるのと比例して遠慮がなくなるお節介な人の特徴なので、プライベートは見せ過ぎない、グチや相談などはなるべくしないのも重要。一線を引いておくことで過剰なありがた迷惑を阻止できます。
親切を通り越し、職場でも「ありがた迷惑」と思われるまで押し付けがましいお節介をしてしまう人には、「ビジネスの場」ということを武器に日頃から多少ドライに接しておくことが望ましいと言えます。しかし、実は他人との関係を構築して絡んでいたい”構ってちゃん”が多いのも世話焼きタイプの特徴。冷たくし過ぎると人間関係がギクシャクしてしまうこともあるため、そのバランスや距離感は慎重に測りたいものですね。
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