社会人向け教養サービス 『テンミニッツTV』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
「不倫相手との結婚」って幸せになれるの?
秘密の関係である不倫カップル。相手に配偶者がいると知っていても本気で好きになってしまい、この人と結婚したいと思うこともあるでしょう。不倫相手が今の配偶者と離婚して再婚すれば、法律的にも結婚することはできます。しかし、そこには大きなリスクが伴っていることは忘れてはいけません。
離婚と切り離せないのがお金の問題です。まず、離婚するにあたっては慰謝料を請求されることがあります。不倫がきっかけとなった離婚の場合には100~300万円程度が相場とされているので、離婚するだけでもそれなりのお金がかかってしまうのです。
さらに、相手に子どもがいて親権が相手にある場合には、月数万円程度の養育費が請求されることも。養育費は原則として子どもが18歳になるまで続くため、新しい結婚生活にも大きな影響を及ぼすことは容易に想像できるでしょう。
・人間関係や仕事への影響
不倫カップルに対する社会の目は冷ややかなものです。配偶者がいながら他の異性と交際することも、相手が結婚していることを知りながら交際をすることも、軽蔑の目を向けられることがほとんどでしょう。その関係から結婚に発展しても素直に喜んでもらうのは難しく、友人が離れていったり、親や親戚から関係を断たれることもあるといいます。
また、職場に不倫がバレた場合には好奇の目で見られて職場にいづらくなる、ということも珍しくありません。不倫したから退職させることはできませんが、職場で「不倫から結婚した人」というレッテルが貼られてしまって仕事がやりづらくなってしまい、退職に追い込まれることは珍しくありません。
・終わりのない不安
晴れて不倫相手と結婚できたとしても、幸せな気持ちで居続けることは難しいでしょう。相手の家庭を壊してしまった罪悪感や、毎月の養育費支払いに回す生活費の工面などに苛まれてしまうかもしれません。さらに、周囲からの白い目にも耐え続けることがストレスにつながるかもしれません。そして、相手は不倫経験者だということを知っているからこそ、また不倫を繰り返すのではないかと不安に感じてしまうかもしれません。特に刺激を求めて不倫していたタイプだった場合には日々その不安に苛まれることが想像できます。
不倫相手との結婚を考えてしまう人は、まずは上記のような困難に耐えられるか、失う代償が多いことを覚悟できるか、そこまでして相手と一緒になりたいのかをきちんと考えてみてください。そして、自分だけでなく、相手も一緒に困難を乗り越えてくれるかも重要なポイント。もしも態度を濁したり、そういった話題を避けるような相手であれば、そんな人に自分の未来を委ねるのは危険です。
不倫相手との結婚を考えてしまう人も、不倫をやめられない人も、ぜひ一度、相手との将来を考えてみてください。幸せになれないと思ったら、それが不倫をやめるきっかけにつながるはずです。
不倫相手との結婚を選ぶリスクとは
・お金の問題離婚と切り離せないのがお金の問題です。まず、離婚するにあたっては慰謝料を請求されることがあります。不倫がきっかけとなった離婚の場合には100~300万円程度が相場とされているので、離婚するだけでもそれなりのお金がかかってしまうのです。
さらに、相手に子どもがいて親権が相手にある場合には、月数万円程度の養育費が請求されることも。養育費は原則として子どもが18歳になるまで続くため、新しい結婚生活にも大きな影響を及ぼすことは容易に想像できるでしょう。
・人間関係や仕事への影響
不倫カップルに対する社会の目は冷ややかなものです。配偶者がいながら他の異性と交際することも、相手が結婚していることを知りながら交際をすることも、軽蔑の目を向けられることがほとんどでしょう。その関係から結婚に発展しても素直に喜んでもらうのは難しく、友人が離れていったり、親や親戚から関係を断たれることもあるといいます。
また、職場に不倫がバレた場合には好奇の目で見られて職場にいづらくなる、ということも珍しくありません。不倫したから退職させることはできませんが、職場で「不倫から結婚した人」というレッテルが貼られてしまって仕事がやりづらくなってしまい、退職に追い込まれることは珍しくありません。
・終わりのない不安
晴れて不倫相手と結婚できたとしても、幸せな気持ちで居続けることは難しいでしょう。相手の家庭を壊してしまった罪悪感や、毎月の養育費支払いに回す生活費の工面などに苛まれてしまうかもしれません。さらに、周囲からの白い目にも耐え続けることがストレスにつながるかもしれません。そして、相手は不倫経験者だということを知っているからこそ、また不倫を繰り返すのではないかと不安に感じてしまうかもしれません。特に刺激を求めて不倫していたタイプだった場合には日々その不安に苛まれることが想像できます。
不倫相手と結婚したいと思ったら考えてほしいこと
上記のように、不倫相手との結婚は多くの苦労が伴うため、幸せが約束されたものではありません。もちろん全てのカップルが不幸になるというわけではありませんが、あまりにもリスクが大きすぎることをお分かりいただけたと思います。不倫相手との結婚を考えてしまう人は、まずは上記のような困難に耐えられるか、失う代償が多いことを覚悟できるか、そこまでして相手と一緒になりたいのかをきちんと考えてみてください。そして、自分だけでなく、相手も一緒に困難を乗り越えてくれるかも重要なポイント。もしも態度を濁したり、そういった話題を避けるような相手であれば、そんな人に自分の未来を委ねるのは危険です。
不倫相手との結婚を考えてしまう人も、不倫をやめられない人も、ぜひ一度、相手との将来を考えてみてください。幸せになれないと思ったら、それが不倫をやめるきっかけにつながるはずです。
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
「学ぶことが楽しい」方には 『テンミニッツTV』 がオススメです。
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,300本以上。
『テンミニッツTV』 で人気の教養講義をご紹介します。
生産年齢人口が4割減に!? なぜ人口減少は起こったのか
教養としての「人口減少問題と社会保障」(2)人口減少のメカニズム
今回はまず、戦後の日本の人口推移を年代別に見てみよう。すると、子どもや現役世代の人口数のピークはとうの昔に過ぎ去り、それが日本の人口減少につながっていることが分かる。では、なぜそのような人口変化が起きるのか。そ...
収録日:2024/07/13
追加日:2024/11/05
『人間にとって教養とはなにか』に学ぶ教養と本の関係
今こそ問うべき「人間にとっての教養」(1)なぜ本を読むことが教養なのか
人は皆、他者との関わりの中で生きているが、その関わりは特定の範囲内で成立している。しかし、グローバル化が進んだ現代において、自分の日常生活の外にある「世界」はこれまで以上に広く、深くなっている。そのような広い世...
収録日:2021/03/25
追加日:2021/04/29
三つの建国――その歴史的背景から迫るアメリカの原点
アメリカの理念と本質(1)西洋文明の行き着いた先と三つの建国
「日本の近代を語るとき、アメリカという存在を抜きにしては全く本質が見えてこない」と中西氏は言う。しかし、日本にとって死活的に重要な存在である国にもかかわらず、アメリカがどんな国か、アメリカの原点は何なのかという...
収録日:2024/06/14
追加日:2024/08/20
世界で初めて英訳された『源氏物語』と日英同盟への影響
日本語と英語で味わう『源氏物語』(4)『源氏物語』をめぐる日英の歴史
『源氏物語』が初めて英訳されたのは1882年、末松謙澄という日本人によるものだった。当時、末松や岡倉天心などがロンドンにいたが、その後、20世紀初頭にアーサー・ウェイリーによっても翻訳された『源氏物語』は、日本と同盟...
収録日:2024/02/18
追加日:2024/11/04
対談 | 林望/ロバート キャンベル
フリーターだった若き日の空海、なぜ密教の頂点へ?
空海と詩(1)空海の半生と詩的感性で開く密教世界
真言宗の開祖にして日本三筆のひとりである空海を「詩人」として理解していくのが、本講義の要訣である。鎌田東二氏によると、密教は詩的な感覚をフルに活用した宗教であり、詩が分からなければ密教は分からないという。最初は...
収録日:2024/08/26
追加日:2024/11/02