社会人向け教養サービス 『テンミニッツTV』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
外国人が苦手な日本の食べ物5選
2022年9月、元K-1王者のピーター・アーツ氏が日本に定住することを視野にいれていることが話題となりました。日本に恩義があるというアーツ氏が日本定住を考える理由として挙げたのが「(日本の)食べ物が美しくて世界一美味しい」こと。確かに日本の料理は、おいしさもさることながら見た目の美しさ、ヘルシーさで、近年ますます注目を浴びています。
レジェンド級の有名外国人が定住したくなるほどに絶賛される日本食ですが、中には外国人の舌には合わない、むしろ“食べるなんて信じられない”と感じられる食材もあるのが事実。今回は、日本人にはおなじみだけど外国人は苦手な食べ物を大きく分けて5つ、ピックアップしてご紹介します。
外国人で納豆にチャレンジした人の中には「驚いたけど、食べてみたら案外平気だった」という人や「ヘルシーだしクセになる!」とハマる人も。とはいえ、積極的に好んで食べる人はごく少数派。日本人でも好みがハッキリ分かれる食材ですが、外国人にとってもそれは同じなようですね。
海外には卵料理が数多く存在しますが、そのほとんどは火を通すことが大前提。外国人にとって卵はサルモネラ菌や寄生虫がいる危ない食材という認識で、加熱殺菌せず生で食べることには抵抗感があります。また、ドロッとした見た目の気持ち悪さも、生卵への拒絶感をいっそう強めているとされます。
そもそもこの「生食」という食文化自体が世界では珍しく、日本特有といっても過言ではありません。島国である日本は新鮮な魚が手に入りやすく、鮮度を保つ技術が発達してきたからです。そのため日本において生魚で食あたりすることはまずありませんが、そうした衛生面への心理的なハードルは、外国人は私たちが想像する以上に高いといえるでしょう。
特に鳥刺しや馬刺しなどの生肉は生魚以上に不人気で、「肉を生のまま食べるなんてとんでもない!」と驚く意見があちこちで見られます。
生魚と生肉、いずれも日本で親しまれている食材ですが、「生」というだけで食べられない外国人は多いということは重々受け止めておいたほうがよさそうですね。
梅干しと同じく、漬物も苦手な外国人は多いです。納豆とはまた違う独特のにおいと酸味に抵抗を感じるようで、納豆同様、日本食に慣れた上級者向け食材といえるかもしれません。
日本では煮物やおでんなど料理に大活躍、ヘルシーなダイエット食としても人気ですが、外国人から見ると、スライムのようなグニュグニュした食感、黒っぽい見た目、謎のつぶつぶが不気味で、できれば口にしたくないという意見が多数。また、ほのかに感じられる土臭さが気になるという意見も多く、こんにゃくを「美味しい」「食べたい」と思える人はあまりいないようです。
思い浮かべやすいのは、いわゆる“ゲテモノ”といわれる食べ物でしょう。カエルなどの両生類やトカゲ・ワニといった爬虫類、サソリ・タランチュラなどの昆虫類は、見た目のグロさも相まって日本人は忌避する傾向があります。またゾウなど動物園で人気の哺乳類、犬や猫のような愛玩動物も、食材としてタブー視されやすいものです。
とはいえ、そんなゲテモノ類でも、世界的にみればポピュラーな食材であることも少なくありません。カエルはアジア圏ほかフランス料理にも使われますし、カタツムリの一種であるエスカルゴは高級食材として日本に浸透しています。昆虫は牛や豚に代わるタンパク源として今非常に注目度が高まっている食材です。日本でもイナゴやコオロギなどは、郷土料理の珍味としてよく知られていますね。
さすがに犬や猫は世界でも一部地域でしか食べられていませんが、これまでなじみのなかった野生鳥獣食「ジビエ」が食文化として浸透したように、今後も“ゲテモノ”といわれた食材がもてはやされ、定着する可能性は大いにあります。
味も文化もグローバルな時代。みなさんは、これからどんな食材にチャレンジしますか?
レジェンド級の有名外国人が定住したくなるほどに絶賛される日本食ですが、中には外国人の舌には合わない、むしろ“食べるなんて信じられない”と感じられる食材もあるのが事実。今回は、日本人にはおなじみだけど外国人は苦手な食べ物を大きく分けて5つ、ピックアップしてご紹介します。
外国人が苦手な食べ物その1「納豆」
外国人が苦手な食べ物の筆頭といえば、納豆でしょう。いくつかの外国人へのアンケートサイトを見てみると「においが本当に無理」「ネバネバな見た目も苦手」など、やはりあの強烈な発酵臭と見た目がこたえるようです。外国人で納豆にチャレンジした人の中には「驚いたけど、食べてみたら案外平気だった」という人や「ヘルシーだしクセになる!」とハマる人も。とはいえ、積極的に好んで食べる人はごく少数派。日本人でも好みがハッキリ分かれる食材ですが、外国人にとってもそれは同じなようですね。
外国人が苦手な食べ物その2「生卵」
日本の食卓に欠かせない食材なのに、外国人が苦手とするもの。それが生卵です。海外には卵料理が数多く存在しますが、そのほとんどは火を通すことが大前提。外国人にとって卵はサルモネラ菌や寄生虫がいる危ない食材という認識で、加熱殺菌せず生で食べることには抵抗感があります。また、ドロッとした見た目の気持ち悪さも、生卵への拒絶感をいっそう強めているとされます。
外国人が苦手な食べ物その3「生魚・生肉」
生卵に加え、外国人が苦手なのが生の魚。日本食がブームといはいえ、お刺身や寿司のような生魚は今でも食べられないという外国人は結構たくさんいます。生への抵抗感はもとより、魚特有の生臭さ、活け作りに見られるような「解体された魚の姿」に対してショックを受けたという人も多く、中には解体ショーがきっかけで生魚がトラウマになったという人も。同じように、白子やウニといった内臓系、タラコや明太子などの魚卵系も、そのビジュアルからショックを受けやすい不人気食材です。そもそもこの「生食」という食文化自体が世界では珍しく、日本特有といっても過言ではありません。島国である日本は新鮮な魚が手に入りやすく、鮮度を保つ技術が発達してきたからです。そのため日本において生魚で食あたりすることはまずありませんが、そうした衛生面への心理的なハードルは、外国人は私たちが想像する以上に高いといえるでしょう。
特に鳥刺しや馬刺しなどの生肉は生魚以上に不人気で、「肉を生のまま食べるなんてとんでもない!」と驚く意見があちこちで見られます。
生魚と生肉、いずれも日本で親しまれている食材ですが、「生」というだけで食べられない外国人は多いということは重々受け止めておいたほうがよさそうですね。
外国人が苦手な食べ物その4「梅干し(漬物)」
納豆とともに日本の朝食のお供として人気の梅干しも、外国人が苦手な食材です。最も嫌われる原因は、やはりあの度を超えた酸っぱさ。疲労回復やアンチエイジングが期待できると分かっていても、味はどうしても慣れないという人が多いようです。梅干しと同じく、漬物も苦手な外国人は多いです。納豆とはまた違う独特のにおいと酸味に抵抗を感じるようで、納豆同様、日本食に慣れた上級者向け食材といえるかもしれません。
外国人が苦手な食べ物その5「こんにゃく」
ここまで味やにおいが独特な食べ物が多かったですが、実は淡泊な食材の代表でもあるこんにゃくも、外国人が苦手な食べ物に挙げられやすい食材です。日本では煮物やおでんなど料理に大活躍、ヘルシーなダイエット食としても人気ですが、外国人から見ると、スライムのようなグニュグニュした食感、黒っぽい見た目、謎のつぶつぶが不気味で、できれば口にしたくないという意見が多数。また、ほのかに感じられる土臭さが気になるという意見も多く、こんにゃくを「美味しい」「食べたい」と思える人はあまりいないようです。
日本人が苦手な海外の食べ物といえば?
それでは逆に、日本が苦手な海外の食べ物といえばなんでしょうか。思い浮かべやすいのは、いわゆる“ゲテモノ”といわれる食べ物でしょう。カエルなどの両生類やトカゲ・ワニといった爬虫類、サソリ・タランチュラなどの昆虫類は、見た目のグロさも相まって日本人は忌避する傾向があります。またゾウなど動物園で人気の哺乳類、犬や猫のような愛玩動物も、食材としてタブー視されやすいものです。
とはいえ、そんなゲテモノ類でも、世界的にみればポピュラーな食材であることも少なくありません。カエルはアジア圏ほかフランス料理にも使われますし、カタツムリの一種であるエスカルゴは高級食材として日本に浸透しています。昆虫は牛や豚に代わるタンパク源として今非常に注目度が高まっている食材です。日本でもイナゴやコオロギなどは、郷土料理の珍味としてよく知られていますね。
さすがに犬や猫は世界でも一部地域でしか食べられていませんが、これまでなじみのなかった野生鳥獣食「ジビエ」が食文化として浸透したように、今後も“ゲテモノ”といわれた食材がもてはやされ、定着する可能性は大いにあります。
味も文化もグローバルな時代。みなさんは、これからどんな食材にチャレンジしますか?
<参考サイト>
・世界が認める日本食だけど外国人に嫌われているNo.1は?外国人に聞いてみた!(LIVE JAPAN)
https://livejapan.com/ja/article-a0000703/
・実際にかなりおいしい18の奇妙な日本食! (LIVE JAPAN)
https://livejapan.com/en/article-a0003703/
・10 Weirdest Japanese Foods(JAPAN WIRELESS/英語サイト)
https://jw-webmagazine.com/whats-this-in-my-dish-a283aa028328/
・外国人が嫌いな日本食7選&意外と人気な2品/文化の違いから見る食のインバウンド対応とは(訪日ラボ)
https://honichi.com/news/2020/05/28/foreignerxfood/
・世界が認める日本食だけど外国人に嫌われているNo.1は?外国人に聞いてみた!(LIVE JAPAN)
https://livejapan.com/ja/article-a0000703/
・実際にかなりおいしい18の奇妙な日本食! (LIVE JAPAN)
https://livejapan.com/en/article-a0003703/
・10 Weirdest Japanese Foods(JAPAN WIRELESS/英語サイト)
https://jw-webmagazine.com/whats-this-in-my-dish-a283aa028328/
・外国人が嫌いな日本食7選&意外と人気な2品/文化の違いから見る食のインバウンド対応とは(訪日ラボ)
https://honichi.com/news/2020/05/28/foreignerxfood/
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
自分を豊かにする“教養の自己投資”始めてみませんか?
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,600本以上。
『テンミニッツTV』 で人気の教養講義をご紹介します。
田沼意次とは?再評価で注目の人物像と時代背景に迫る
田沼意次の革新力~産業・流通・貨幣経済(1)田沼意次の生い立ちとその時代
田沼意次の人物像と政策を通して、江戸時代の転換期を振り返る今シリーズ。農産物・工産物の流通・発展、また貨幣経済の拡大など、田沼時代の特徴を振り返る。まずは、田沼意次の生涯である。田沼意次の父は一説には浪人だった...
収録日:2025/01/28
追加日:2025/05/30
あなたは縄文系?弥生系?…弥生時代の実態に迫る
編集部ラジオ2025(10)弥生人の遺伝子、生活、文化
「自分は縄文系だろうか? それとも弥生系だろうか?」。そんなことを、ふと考えたことはありませんか。
日本は、縄文系の遺伝子や文化がいまなお色濃く残りつつ、そこに弥生系の遺伝子・文化が絶妙に混交して、独...
日本は、縄文系の遺伝子や文化がいまなお色濃く残りつつ、そこに弥生系の遺伝子・文化が絶妙に混交して、独...
収録日:2024/04/03
追加日:2025/05/29
その後の余命が変わる!続けるべき良い生活習慣とは
健診結果から考える健康管理・新5カ条(7)良い生活習慣が健康寿命を延ばす
健康診断の結果に一喜一憂するだけではなく、そのデータを活用し、生活習慣を見直すことが大切である。今回は、内臓脂肪の管理が健康維持に直結する理由や、体重増加と糖尿病リスクの関係、さらには良い生活習慣が寿命に与える...
収録日:2025/01/10
追加日:2025/05/27
なぜ日本の医療はテロに対応できないのか?三つの理由
医療から考える国家安全保障上の脅威(5)日本の医療の問題点と提言
残念なことだが、現在の日本の医療はテロ攻撃には対応できない。その理由として、テロの悪意に対して無防備なこと、時代遅れの教科書的知識しか持っていないこと、テロで想定される健康被害に対応できる医療体制にないこと、が...
収録日:2024/09/20
追加日:2025/05/29
人生100年時代の生き方と日本の3つの課題
長寿社会の課題と可能性(1)個人・社会・産業の課題
東京大学高齢社会総合研究機構の秋山弘子特任教授が、人生100年時代を迎えた日本の課題について解説する。高齢化が急速に進み、健康で長生きできるようになった現在の日本では、それまでの人生50年時代の生き方やインフラ、産業...
収録日:2017/04/12
追加日:2017/05/01