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関東・関西「飲みたい街ランキング」TOP10
株式会社リクルートが運営する街の情報サイト『HOT PEPPER』が、回答者4000名に対して行った「飲みたい街」に関するアンケート調査をもとに「飲みたい街ランキング(2023)」を発表しました。
いったいどんな街がランクインしたのでしょうか。関東TOP5と、関西TOP5の街を、それぞれご紹介します。
<飲みたい街ランキングTOP5【関東エリア】>
1位:新宿(東京都)
2位:横浜駅(神奈川県)
3位:銀座(東京都)
4位:東京駅周辺(東京都)
5位:池袋(東京都)
※調査日:2023年2月13日~2023年2月14日
※全国20~50代男女、4,146人(男性2,074人、女性2,072人)
堂々のトップ1は、東京都新宿となりました。新宿は今回で4年連続の1位を獲得しています。1日の乗降者数は77.8万人(2017年度)と世界一の乗降者数を誇る新宿は、都庁をはじめとする公社や大企業のオフィスビルに囲まれたビジネス街。駅周辺には歌舞伎町や「新宿ゴールデン街」といった歓楽街がひしめきあい、まさにビジネスマンの坩堝ともいえるエリアです。高級店から昔ながらの居酒屋まで、幅広いニーズに合う多種多様なお店がそろっているところが人気No.1の理由でしょう。
第2位は、神奈川県横浜です。横浜は昨年のランキングでは3位で、今回ワンランクアップしました。横浜といえば、みなとみらいのような海沿いのオシャレな風景を思い浮かべる人が多いでしょう。若者やファミリー層が多く集うイメージですが、駅周辺には意外とオフィスビルも多いため、気軽に入れる飲み屋さんがたくさんあります。「横浜中華街」には食べ放題・飲み放題の中華料理店が多数あり、宴会に利用するお客さんが少なくありません。
第3位は、東京都銀座です。銀座は老舗百貨店や高級ブランドショップが建ち並ぶ、東京でも指折りのセレブ街。中心街の喧噪を離れて路地に入れば、歴史ある料亭や、有名人御用達の一流料理店が軒を連ねています。しかしいっぽうで、首都高の高架下にある「銀座コリドー街」のように、気軽に立ち寄れるリーズナブルな飲み屋街も存在。きらびやかさ、親しみやすさが渾然一体となった街並みも、銀座の魅力のひとつです。
第4位は、東京駅周辺が選ばれました。日本の玄関口ともいえる東京駅は、出張帰りのビジネスマンはもちろん、これから旅に向かう旅行者、観光客で毎日にぎわっています。東京駅には「グランスタ東京」や「東京駅一番街」といった広大なグルメ街があり、味に定評のある有名店がずらり。仕事や旅行で疲れた人々の心と腹を満たしています。
第5位には、東京の池袋がランクイン。東京芸術劇場や池袋サンシャイン、アニメイト本店などポップカルチャーの中心地ともいえる池袋には学生や若者が多く集うため、カジュアルな雰囲気の飲食店が目立ちます。いっぽうで街の発展を長年見守ってきた老舗の名店も数多く、しっとりと飲みたい大人も集まる人気エリアとなっています。
以降のランキングでは、第6位に新橋、7位に上野、8位に恵比寿、9位に渋谷、10位に赤羽(いずれも東京都)がランク入りしました。
以上の関東のランキングについて、ホットペッパーグルメ外食総研の上席研究員・有木真理氏によると、“(今回2位の横浜駅、そして昨年から票を伸ばした池袋、渋谷について)「アクセスが良い」「飲み屋が多い」という声以外に「会社の近くだから」が目立ち、コロナによる行動制限緩和の影響からかオフィスや飲食店が集まるターミナル駅に人が戻ってきたことがうかがえます。”と解説しています。
<飲みたい街ランキングTOP5【関西エリア】>
1位:梅田(大阪府)
2位:三宮駅周辺(兵庫県)
3位:難波(大阪府)
4位:お初天神(大阪府)
5位:天満(大阪府)
堂々のトップ1は、大阪を代表する街・梅田です。梅田は9年連続で首位となっており、不動の人気を誇っています。梅田駅の地下は巨大な地下街となっており、大衆酒場から高級居酒屋まで、お店のジャンルは千差万別。地元住民はもちろん、観光客の飲み歩きも珍しくなく、利用しやすいお店が多数あります。ただし梅田地下街は“梅田ダンジョン”と呼ばれるほど広大でわかりにくい構造のため、一見さんは迷わないようくれぐれもご注意を。
第2位は、兵庫県の三宮駅周辺がランクイン。神戸最大のターミナル駅であり観光スポットでもある三宮は、神戸観光の拠点として各地域へのアクセスが良く、若者から大人まで幅広い層が利用しています。庶民的な居酒屋も多いですが、とりわけ「神戸ハーバーランド」のような美しい夜景を楽しみながら飲めるオシャレなバーやパブが、カップル客に大人気です。
第3位は、大阪府の難波です。「道頓堀」や「なんばグランド花月」など、大阪の中の大阪ともいえる名所がそろう難波の街は、言わずと知れた日本一の食いだおれの街。商店街は昼夜問わず人々でにぎわい、たこ焼き屋やお好み焼き屋、串カツ屋といった、大阪名物のお店が密集しています。観光客は、空を埋め尽くすかのようなド派手な看板や、個性的でパワフルな店主が構えるお店の数々に圧倒されることでしょう。お酒と食事、そして人情を味わいつくせる街です。
第4位は、大阪府のお初天神エリア。梅田の北にある「曽根崎お初天神通り商店街」というアーケード街がグルメスポットとして有名で、和洋ジャンル問わず、100店舗以上の飲食店が営業しています。露天神社(通称お初天神)の参道として発展したという歴史もあり、商店街はどこか懐かしい雰囲気。若者向けのお店もありますが、世代を超え、長く愛される名店が数多く残っているのも「飲みたい街」の人気の理由となっています。
第5位は、同じく大阪府の天満エリア。ここのメインストリートは、なんといっても“日本一長い商店街”として知られる「天満橋商店街」。居酒屋の多さ、豊富さは折り紙付きで、お酒を飲むには事欠きません。夜は老若男女問わず多くの人でにぎわい、本場大阪を感じさせる活気ある街並みが楽しめます。
以降のランキングでは、第6位に河原町(京都府)、7位に天王寺(大阪府)、8位に京橋(大阪府)、9位に福島・新福島(大阪府)、10位に心斎橋(大阪府)がランク入りしました。
トップ10までの顔ぶれは昨年とほぼ変わらないものの、今年唯一順位を上げたのが8位の京橋。有木真理氏は関西エリアのランキングについて、“アクセスの良さ以外に「庶民的」「コスパが良い」の声が多く、これは関東の「赤羽」も同様にみられ、飲食をレジャーとして楽しめる街にも人が戻ってきている”と説明しています。
<飲みに行くのにコスパがいいと思う街TOP3【関東エリア】>
1位:赤羽(東京都)
2位:上野・御徒町(東京都)
3位:新橋(東京都)
<飲みに行くのにこれから盛り上がりそう・流行りそうな街TOP3【関東エリア】>
1位:東京駅周辺(東京都)
2位:下北沢(東京都)
3位:代官山(東京都)
「飲みたい街ランキング」10位に入った赤羽が「コスパがいいと思う街」で1位に。上野・御徒町と新橋は、今も昔も会社帰りのサラリーマンが足繁く通う街として知られています。いずれも“「せんべろ」「立ち飲み」の印象が強い街(有木真理氏)”が上位にランクインした結果となりました。
「飲みに行くのにこれから盛り上がりそう・流行りそうな街」では、“再開発が進み新たな飲食店が並ぶ街(有木真理氏)”として東京駅周辺、下北沢、代官山がトップ3に。インバウンド需要も戻りつつある昨今、これからますます注目されそうですね。
いったいどんな街がランクインしたのでしょうか。関東TOP5と、関西TOP5の街を、それぞれご紹介します。
「飲みたい街ランキング(2023)」関東編
まずは、関東圏のランキングを見てみましょう。<飲みたい街ランキングTOP5【関東エリア】>
1位:新宿(東京都)
2位:横浜駅(神奈川県)
3位:銀座(東京都)
4位:東京駅周辺(東京都)
5位:池袋(東京都)
※調査日:2023年2月13日~2023年2月14日
※全国20~50代男女、4,146人(男性2,074人、女性2,072人)
堂々のトップ1は、東京都新宿となりました。新宿は今回で4年連続の1位を獲得しています。1日の乗降者数は77.8万人(2017年度)と世界一の乗降者数を誇る新宿は、都庁をはじめとする公社や大企業のオフィスビルに囲まれたビジネス街。駅周辺には歌舞伎町や「新宿ゴールデン街」といった歓楽街がひしめきあい、まさにビジネスマンの坩堝ともいえるエリアです。高級店から昔ながらの居酒屋まで、幅広いニーズに合う多種多様なお店がそろっているところが人気No.1の理由でしょう。
第2位は、神奈川県横浜です。横浜は昨年のランキングでは3位で、今回ワンランクアップしました。横浜といえば、みなとみらいのような海沿いのオシャレな風景を思い浮かべる人が多いでしょう。若者やファミリー層が多く集うイメージですが、駅周辺には意外とオフィスビルも多いため、気軽に入れる飲み屋さんがたくさんあります。「横浜中華街」には食べ放題・飲み放題の中華料理店が多数あり、宴会に利用するお客さんが少なくありません。
第3位は、東京都銀座です。銀座は老舗百貨店や高級ブランドショップが建ち並ぶ、東京でも指折りのセレブ街。中心街の喧噪を離れて路地に入れば、歴史ある料亭や、有名人御用達の一流料理店が軒を連ねています。しかしいっぽうで、首都高の高架下にある「銀座コリドー街」のように、気軽に立ち寄れるリーズナブルな飲み屋街も存在。きらびやかさ、親しみやすさが渾然一体となった街並みも、銀座の魅力のひとつです。
第4位は、東京駅周辺が選ばれました。日本の玄関口ともいえる東京駅は、出張帰りのビジネスマンはもちろん、これから旅に向かう旅行者、観光客で毎日にぎわっています。東京駅には「グランスタ東京」や「東京駅一番街」といった広大なグルメ街があり、味に定評のある有名店がずらり。仕事や旅行で疲れた人々の心と腹を満たしています。
第5位には、東京の池袋がランクイン。東京芸術劇場や池袋サンシャイン、アニメイト本店などポップカルチャーの中心地ともいえる池袋には学生や若者が多く集うため、カジュアルな雰囲気の飲食店が目立ちます。いっぽうで街の発展を長年見守ってきた老舗の名店も数多く、しっとりと飲みたい大人も集まる人気エリアとなっています。
以降のランキングでは、第6位に新橋、7位に上野、8位に恵比寿、9位に渋谷、10位に赤羽(いずれも東京都)がランク入りしました。
以上の関東のランキングについて、ホットペッパーグルメ外食総研の上席研究員・有木真理氏によると、“(今回2位の横浜駅、そして昨年から票を伸ばした池袋、渋谷について)「アクセスが良い」「飲み屋が多い」という声以外に「会社の近くだから」が目立ち、コロナによる行動制限緩和の影響からかオフィスや飲食店が集まるターミナル駅に人が戻ってきたことがうかがえます。”と解説しています。
「飲みたい街ランキング(2023)」関西編
次に、関西圏のランキングを見てみましょう。<飲みたい街ランキングTOP5【関西エリア】>
1位:梅田(大阪府)
2位:三宮駅周辺(兵庫県)
3位:難波(大阪府)
4位:お初天神(大阪府)
5位:天満(大阪府)
堂々のトップ1は、大阪を代表する街・梅田です。梅田は9年連続で首位となっており、不動の人気を誇っています。梅田駅の地下は巨大な地下街となっており、大衆酒場から高級居酒屋まで、お店のジャンルは千差万別。地元住民はもちろん、観光客の飲み歩きも珍しくなく、利用しやすいお店が多数あります。ただし梅田地下街は“梅田ダンジョン”と呼ばれるほど広大でわかりにくい構造のため、一見さんは迷わないようくれぐれもご注意を。
第2位は、兵庫県の三宮駅周辺がランクイン。神戸最大のターミナル駅であり観光スポットでもある三宮は、神戸観光の拠点として各地域へのアクセスが良く、若者から大人まで幅広い層が利用しています。庶民的な居酒屋も多いですが、とりわけ「神戸ハーバーランド」のような美しい夜景を楽しみながら飲めるオシャレなバーやパブが、カップル客に大人気です。
第3位は、大阪府の難波です。「道頓堀」や「なんばグランド花月」など、大阪の中の大阪ともいえる名所がそろう難波の街は、言わずと知れた日本一の食いだおれの街。商店街は昼夜問わず人々でにぎわい、たこ焼き屋やお好み焼き屋、串カツ屋といった、大阪名物のお店が密集しています。観光客は、空を埋め尽くすかのようなド派手な看板や、個性的でパワフルな店主が構えるお店の数々に圧倒されることでしょう。お酒と食事、そして人情を味わいつくせる街です。
第4位は、大阪府のお初天神エリア。梅田の北にある「曽根崎お初天神通り商店街」というアーケード街がグルメスポットとして有名で、和洋ジャンル問わず、100店舗以上の飲食店が営業しています。露天神社(通称お初天神)の参道として発展したという歴史もあり、商店街はどこか懐かしい雰囲気。若者向けのお店もありますが、世代を超え、長く愛される名店が数多く残っているのも「飲みたい街」の人気の理由となっています。
第5位は、同じく大阪府の天満エリア。ここのメインストリートは、なんといっても“日本一長い商店街”として知られる「天満橋商店街」。居酒屋の多さ、豊富さは折り紙付きで、お酒を飲むには事欠きません。夜は老若男女問わず多くの人でにぎわい、本場大阪を感じさせる活気ある街並みが楽しめます。
以降のランキングでは、第6位に河原町(京都府)、7位に天王寺(大阪府)、8位に京橋(大阪府)、9位に福島・新福島(大阪府)、10位に心斎橋(大阪府)がランク入りしました。
トップ10までの顔ぶれは昨年とほぼ変わらないものの、今年唯一順位を上げたのが8位の京橋。有木真理氏は関西エリアのランキングについて、“アクセスの良さ以外に「庶民的」「コスパが良い」の声が多く、これは関東の「赤羽」も同様にみられ、飲食をレジャーとして楽しめる街にも人が戻ってきている”と説明しています。
関東エリアで「コスパ◎」「流行りそうな街」TOP3
『HOT PEPPER』では上記のアンケートのほか、関東エリアにおいて「飲みに行くのにコスパがいいと思う街」「飲みに行くのにこれから盛り上がりそう・流行りそうな街」についても調査しています。ここでそれぞれのランキングのTOP3までご紹介します。<飲みに行くのにコスパがいいと思う街TOP3【関東エリア】>
1位:赤羽(東京都)
2位:上野・御徒町(東京都)
3位:新橋(東京都)
<飲みに行くのにこれから盛り上がりそう・流行りそうな街TOP3【関東エリア】>
1位:東京駅周辺(東京都)
2位:下北沢(東京都)
3位:代官山(東京都)
「飲みたい街ランキング」10位に入った赤羽が「コスパがいいと思う街」で1位に。上野・御徒町と新橋は、今も昔も会社帰りのサラリーマンが足繁く通う街として知られています。いずれも“「せんべろ」「立ち飲み」の印象が強い街(有木真理氏)”が上位にランクインした結果となりました。
「飲みに行くのにこれから盛り上がりそう・流行りそうな街」では、“再開発が進み新たな飲食店が並ぶ街(有木真理氏)”として東京駅周辺、下北沢、代官山がトップ3に。インバウンド需要も戻りつつある昨今、これからますます注目されそうですね。
<参考サイト>
・『HOT PEPPER』が「飲みたい街ランキング2023」発表!(PRTIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002004.000011414.html
・『HOT PEPPER』が「飲みたい街ランキング2023」発表!(PRTIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002004.000011414.html
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