社会人向け教養サービス 『テンミニッツ・アカデミー』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
意外と知らない正しい「運転姿勢」
車に慣れてくるとだんだん姿勢が崩れてきます。これはベテランドライバーでも例外ではないようです。もちろんリラックスして運転することは、いざというときにリスクを回避するためにも大事なポイントです。ただし楽な姿勢が正しい運転姿勢というわけではありません。座り方によっては急な出来事に対応できないこともあるようです。ではどういった姿勢を心がければいいのでしょうか。
「シートの座り方」:深く座る。
「シートの高さ」:少し高めにする。
「シートの位置」:ブレーキペダル(MTではクラッチ)を踏んだ状態で、足が伸び切らないようにする。
「背もたれの角度」:ハンドルの頂点を握った時に肘が伸び切らない角度にする。
「ハンドルの位置」:メーターが見える高さ、前後は背もたれの角度と合わせ窮屈でない位置にする。
「ヘッドレスト」:上端が頭頂部と同じ高さ(中心が目と耳の延長線上)に来るようにする。
まず大事なポイントはお尻とシートの間に隙間ができないように「深く座る」ことです。ここに隙間があるとブレーキを踏んだ時に自身の腰が動いてしまい、うまく力が伝わりません。また浅く座ると腰痛の原因ともなります。シートは少し高めにして、前方の死角をなるべく少なくしておきましょう。
膝の関節に余裕をもたせておくとブレーキを適切に踏むことができます。背もたれはハンドルの位置に応じて肘に余裕がある状態にしましょう。この状態であれば、エアバッグが作動しても大丈夫です。ヘッドレストは首を守るために適切な位置(中心が耳の高さ)にして、後頭部と隙間ができないように。また、同乗者にも意識してもらうことを忘れずに。
また子供は体格に合ったチャイルドシートを使って後席に装着しましょう。特にHONDAのサイトでは「助手席エアバッグ付きの車の場合、助手席では『乳幼児用シート』や『後ろ向きチャイルドシート』は絶対に使わないでください」とアナウンスされています。衝撃で幼児に重大な損傷を与える恐れがあるとのことです。
ミラーの位置も大事です。まずは正しい姿勢で座ってから調整しましょう。ルームミラーは上下に偏らず、背景が中央になる位置に調整します。目安はミラーの中心とリアウィンドウの中心が一致するように。ドアミラーは左右共に内側1/4程度に自分の車が映り込む位置が基準です。さらに上下方向は地平線から下がミラーの2/3程度となるようにします。正しい姿勢は、同時にもっとも疲れない姿勢です。もしそれでも疲れたら、無理せず休憩を取りましょう。
正しいドライビングポジションとは
正しい運転姿勢について、JAFのサイトではポイントをいくつかに分けて解説しています。以下、その内容をもとにポイントを整理してみます。「シートの座り方」:深く座る。
「シートの高さ」:少し高めにする。
「シートの位置」:ブレーキペダル(MTではクラッチ)を踏んだ状態で、足が伸び切らないようにする。
「背もたれの角度」:ハンドルの頂点を握った時に肘が伸び切らない角度にする。
「ハンドルの位置」:メーターが見える高さ、前後は背もたれの角度と合わせ窮屈でない位置にする。
「ヘッドレスト」:上端が頭頂部と同じ高さ(中心が目と耳の延長線上)に来るようにする。
まず大事なポイントはお尻とシートの間に隙間ができないように「深く座る」ことです。ここに隙間があるとブレーキを踏んだ時に自身の腰が動いてしまい、うまく力が伝わりません。また浅く座ると腰痛の原因ともなります。シートは少し高めにして、前方の死角をなるべく少なくしておきましょう。
膝の関節に余裕をもたせておくとブレーキを適切に踏むことができます。背もたれはハンドルの位置に応じて肘に余裕がある状態にしましょう。この状態であれば、エアバッグが作動しても大丈夫です。ヘッドレストは首を守るために適切な位置(中心が耳の高さ)にして、後頭部と隙間ができないように。また、同乗者にも意識してもらうことを忘れずに。
シートベルト、ミラーの調整方法
上に示した正しい姿勢で座ったら、あとはシートベルトを装着します。この時、腰ベルトは腰骨の出来るだけ低い位置にかけるようにします。また肩ベルトは顔や顎、首に当たらないように、またたるみやねじれがないようによく確認して締めましょう。なお妊娠中は、腰ベルトがお腹の膨らみ(子宮)の下を通るようにするといったことが推奨されています。ただし状態にもよるので、JAFでは「無理をせずかかりつけの医師に相談」するようにとコメントされています。また子供は体格に合ったチャイルドシートを使って後席に装着しましょう。特にHONDAのサイトでは「助手席エアバッグ付きの車の場合、助手席では『乳幼児用シート』や『後ろ向きチャイルドシート』は絶対に使わないでください」とアナウンスされています。衝撃で幼児に重大な損傷を与える恐れがあるとのことです。
ミラーの位置も大事です。まずは正しい姿勢で座ってから調整しましょう。ルームミラーは上下に偏らず、背景が中央になる位置に調整します。目安はミラーの中心とリアウィンドウの中心が一致するように。ドアミラーは左右共に内側1/4程度に自分の車が映り込む位置が基準です。さらに上下方向は地平線から下がミラーの2/3程度となるようにします。正しい姿勢は、同時にもっとも疲れない姿勢です。もしそれでも疲れたら、無理せず休憩を取りましょう。
<参考>
[Q]適切な運転姿勢とは?|JAF
https://jaf.or.jp/common/kuruma-qa/category-drive/subcategory-safety/faq120
安全運転のポイント「クルマ編」基本をマスターする シートベルト|HONDA
https://www.honda.co.jp/safetyinfo/kyt/master/master02.html
[Q]適切な運転姿勢とは?|JAF
https://jaf.or.jp/common/kuruma-qa/category-drive/subcategory-safety/faq120
安全運転のポイント「クルマ編」基本をマスターする シートベルト|HONDA
https://www.honda.co.jp/safetyinfo/kyt/master/master02.html
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
自分を豊かにする“教養の自己投資”始めてみませんか?
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,600本以上。
『テンミニッツ・アカデミー』 で人気の教養講義をご紹介します。
「私をお母さんと呼ばないで」…突然訪れた逆境の意味
逆境に対峙する哲学(2)運命・世界・他者
西洋には逆境は神が与える運命という考え方があり、その運命をいかに克服するかを考えたのがストア派だった。しかし、神道が説くように「ヒトもカミ」であれば、それに気づく瞬間は逆境の中にこそ存在するはずである。「他者で...
収録日:2025/07/24
追加日:2025/12/20
古き良きヨーロッパのキリスト教社会が克明にわかる名著
渡部昇一の「わが体験的キリスト教論」(1)古き良きキリスト教社会
渡部昇一氏には、若き頃に留学したドイツでの体験を記した『ドイツ留学記(上・下)』(講談社現代新書)という名著がある。1955年(昭和30年)から3年間、ドイツに留学した渡部昇一氏が、その留学で身近に接したヨーロッパ文明...
収録日:2021/08/06
追加日:2021/10/23
豊臣兄弟の謎…明らかになった秀吉政権での秀長の役割
豊臣兄弟~秀吉と秀長の実像に迫る(1)史実としての豊臣兄弟と秀長の役割
豊臣と羽柴…二つの名前で語られる秀吉と秀長だが、その違いは何なのか。また、これまで秀長には秀吉の「補佐役」というイメージがあったが、史実ではどうなのか。実はこれまで伝えられてきた羽柴(豊臣)兄弟のエピソードにはか...
収録日:2025/10/20
追加日:2025/12/18
「キリスト教は知らない」ではアメリカ市民はつとまらない
「アメリカの教会」でわかる米国の本質(1)アメリカはそもそも分断社会
アメリカが日本の運命を左右する国であることは、安全保障を考えても、経済を考えても、否定する人は少ないだろう。だが、そのような国であるにもかかわらず、日本人は、本当に「アメリカ」のことを理解できているだろうか。日...
収録日:2022/11/04
追加日:2023/01/06
大谷翔平の育ち方…「自分を高めてゆく考え方」の秘密とは
大谷翔平の育て方・育ち方(1)花巻東高校までの歩み
大谷翔平選手は今や野球界だけでなく世界中のスポーツ界の象徴的存在だが、本人は「自分も最初からこの体と技術があったわけではない」と努力と練習の成果を強調している。いったいどんな出会いやプロセスが彼を育ててきたのか...
収録日:2024/11/28
追加日:2025/03/03


