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災害時に役立つ!シニア向け便利グッズ4選
災害はいつ起こるかわかりません。大事なのは、日頃の備えです。まずは水や食料を備蓄しておきましょう。保存できるものを多めに買っておいて、古いものから使いながら、買い足していく「ローリングストック」を意識しましょう。災害支援が本格的に始まるまでには、最低72時間がかかるとされています。この間を生き抜く備蓄が必要です。あとは避難する際のことを考えましょう。ここでは特にシニアが避難するときに必要なものについて、大きく4点を取り上げます。
安価なものであればタイミングによっては5000円を切る場合もあるようです。ただし旅行用だと暗い色のものが多く、夜道などでは危険性が高まります。シニアの場合は特に、反射板(リフレクター)がついたものや、白や赤など明るく目立つ色のものにしましょう。
また防災用として販売されているキャリーリュックには、最低限の防災セットが中に入ってセット販売されている場合も多いです。あとはこれに加えて、普段使わない人でも、「折りたたみ杖」を必ず入れましょう。災害時の道は危険性が高い上に、長く歩くこともあります。歩けなくなれば避難は困難になります。
さらにトイレのことや失禁を気にして、避難所では水分摂取を抑えてしまう傾向があることもわかっています。トイレができないと精神的にも肉体的にも、大きな問題が起こります。成人用おむつ、簡易トイレともに持ち運び用としては1日分(一人5回から10回分)程度を目安としてリュックに入れておきましょう。また、災害備蓄用として、7日分備えておくと安心です。
入れ歯には洗浄シート(ふきとりシート・ウェットシート)を準備しておきましょう。これがあれば水を使わずに、入れ歯を拭くことで清潔を保てます。加えて、シニアは感染症にかかるリスクがあります。水が使えない環境では、食事の前後にウェットティッシュで手や口を拭きましょう。刺激が少ないノンアルコールタイプのウェットティッシュ(無香料)が適しています。
また、避難所などで食事量が減ると、水分摂取量も減ってしまいます。特にシニアはもともと口渇感が低下して、水分の摂取量が不足しがちです。水分不足になると、脱水症や便秘、低体温、エコノミークラス症候群など、さまざまなリスクが高まります。500mlのペットボトルを3本くらいは入れておきましょう。
このタイミングでぜひ、自身や家族の防災リュックの中身をしっかり確認・見直しをしておくことをおすすめします。災害が起きた時には、人は冷静に考えることができません。災害対策は、日頃からの準備がもっとも大事です。
キャリーリュック
運びやすさを考えれば、荷物運びはキャリーケースやカートが便利です。ただし災害によっては道路が破損したり水没したりといった状況も十分に考えられます。つまり、背負ったり肩にかけたりすることができた上で、必要に応じて転がせるものが理想です。この用途だと「キャリーリュック」と呼ばれる、タイヤのついたリュックがいいでしょう。安価なものであればタイミングによっては5000円を切る場合もあるようです。ただし旅行用だと暗い色のものが多く、夜道などでは危険性が高まります。シニアの場合は特に、反射板(リフレクター)がついたものや、白や赤など明るく目立つ色のものにしましょう。
また防災用として販売されているキャリーリュックには、最低限の防災セットが中に入ってセット販売されている場合も多いです。あとはこれに加えて、普段使わない人でも、「折りたたみ杖」を必ず入れましょう。災害時の道は危険性が高い上に、長く歩くこともあります。歩けなくなれば避難は困難になります。
大人用おむつやポータブルトイレ
災害時は断水することが考えられます。こうなるとトイレは使えません。また避難所の仮設トイレなどはたいへん混雑し、トイレ待ちで数時間かかるといった話もあります。また非常時には、普段できていることもできなくなります。トイレをうまくコントロールできなくなるということも十分起こりうるようです。さらにトイレのことや失禁を気にして、避難所では水分摂取を抑えてしまう傾向があることもわかっています。トイレができないと精神的にも肉体的にも、大きな問題が起こります。成人用おむつ、簡易トイレともに持ち運び用としては1日分(一人5回から10回分)程度を目安としてリュックに入れておきましょう。また、災害備蓄用として、7日分備えておくと安心です。
衛生用品(入れ歯洗浄シート・ウェットティッシュ)
歯磨きをしなければ、虫歯や歯周病が悪化したりするリスクがあります。防災セットには歯ブラシが入っている場合がありますが、避難所などでは水が貴重になります。歯磨きに関しては、歯磨きシートやマウスウォッシュといた商品を使うといいでしょう。これであれば、水を使わずにある程度の口腔衛生対策が取れます。入れ歯には洗浄シート(ふきとりシート・ウェットシート)を準備しておきましょう。これがあれば水を使わずに、入れ歯を拭くことで清潔を保てます。加えて、シニアは感染症にかかるリスクがあります。水が使えない環境では、食事の前後にウェットティッシュで手や口を拭きましょう。刺激が少ないノンアルコールタイプのウェットティッシュ(無香料)が適しています。
食べ物・飲み物
シニアは冷たいおにぎりなどを飲み込みにくいことがあります。介護食やとろみがついた保存食、柔らかいレトルト食品、普段食べ慣れているお菓子などの食料を1~2日分入れておきましょう。食べるための使い捨てのお皿やスプーン、紙コップなども、忘れずに。また、避難所などで食事量が減ると、水分摂取量も減ってしまいます。特にシニアはもともと口渇感が低下して、水分の摂取量が不足しがちです。水分不足になると、脱水症や便秘、低体温、エコノミークラス症候群など、さまざまなリスクが高まります。500mlのペットボトルを3本くらいは入れておきましょう。
防災リュックの中身を確認しましょう
ここまで、特にシニアに絞って必要なものを紹介しました。もちろんここに紹介したもの以外にも一般的に必要なもの、特に「持病の薬・保険証・お薬手帳」「メガネ・老眼鏡・補聴器」などは忘れないようにしましょう。このタイミングでぜひ、自身や家族の防災リュックの中身をしっかり確認・見直しをしておくことをおすすめします。災害が起きた時には、人は冷静に考えることができません。災害対策は、日頃からの準備がもっとも大事です。
<参考文献>
・【高齢者の防災対策】備えておきたい避難グッズ一覧を紹介|あなぶきの介護
https://www.a-living.jp/contents/3405/
・避難生活で生じる健康問題を予防するための栄養・食生活について 「4.高齢者リーフレット」の解説資料|厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10600000-Daijinkanboukouseikagakuka/4b.pdf
・防災リュックの中身に最低限必要なもの│女性・子ども・高齢者に分けて紹介|あそび防災プロジェクト
https://asobi-bosai.com/blog/202412143763/
・高齢者がいる家庭だからこそ避難袋に入れておきたいもの|Thera Labo(一般社団法人<芙和せら>心理研究所)
https://hana-thera.com/column/240215_02/
・【高齢者の防災対策】備えておきたい避難グッズ一覧を紹介|あなぶきの介護
https://www.a-living.jp/contents/3405/
・避難生活で生じる健康問題を予防するための栄養・食生活について 「4.高齢者リーフレット」の解説資料|厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10600000-Daijinkanboukouseikagakuka/4b.pdf
・防災リュックの中身に最低限必要なもの│女性・子ども・高齢者に分けて紹介|あそび防災プロジェクト
https://asobi-bosai.com/blog/202412143763/
・高齢者がいる家庭だからこそ避難袋に入れておきたいもの|Thera Labo(一般社団法人<芙和せら>心理研究所)
https://hana-thera.com/column/240215_02/
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