テンミニッツ・アカデミー|有識者による1話10分のオンライン講義
会員登録 テンミニッツ・アカデミーとは
社会人向け教養サービス 『テンミニッツ・アカデミー』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
DATE/ 2025.04.18

長期旅行やお出かけで避けるべき5つの行動

旅行を「楽しかったな」と思い出すために

 日常を離れてまだ見ぬ土地を訪れたり、あこがれの景色を見に行ったり……旅行は身も心もリフレッシュできる素敵な機会ですよね。アクティビティを楽しんだり、観光地を歩き回ったりすることで健康の維持増進にも役立ちます。

 ただし、なにごともやりすぎは禁物。旅先では気持ちが高揚してついついあれもこれもと欲張りがちですが、無理をすると思わぬアクシデントに見舞われるかもしれません。せっかくの旅行が台無しになってしまうのは悲しいことです。楽しい思い出を残せるように、旅行計画の立て方のポイントと避けるべき行動をご紹介しますのでぜひ役立ててください。長期旅行はもちろん、お出かけのときの参考にもなりますよ。

旅行は計画を立てるところから始まっている

 旅行は長期になるほどしっかり計画を立てることが大切になります。まずは「目的」を決めてなにをしたいのかはっきりさせましょう。次に目的を果たせる「行き先」を決めると取捨選択がしやすくなります。そして「スケジュール」を決めましょう。

 たとえば…
・目的→おいしいものが食べたい。アジア料理がいい。
・行き先→代表的な韓国料理を網羅しているソウル。
・スケジュール→グルメスポット最優先。今回は買い物や美容のスポットは少なくする。

 このように、欲張らないで満足度の高い旅の計画が立てられますよ。この方法は日帰りのちょっとしたお出かけの満足度も上げられるので活用してくださいね。

旅行やお出かけで避けるべきこと5つ

 うまく旅行計画を立てられたところで、計画どおりの旅行を楽しむために避けるべきことを5つご紹介しましょう。

1・無理な移動と過密スケジュールを組む:完璧な計画ができたと思っても、移動時間はしっかり見直してください。初めて行く土地ならなおさら、空港や駅で迷う可能性も考えて余裕を持たせましょう。移動に無理があると結果的に過密スケジュールになり、心身に大きな負担がかかります。スポットをゆっくり回れなくて不満が残ってしまうおそれも。長期旅行は移動時間が長くなりやすいので、休憩時間もスケジュールに入れると安心です。

2・現地の気候や食べ物に合わせすぎる:旅先の文化習慣を尊重して受け入れる姿勢はもちろん大切です。しかし海外へ行ったときに日本とまったく違う気候や食べ物にまでがんばって順応する必要はありません。無理をすると体調を崩してしまうおそれがあります。衛生面が不安な水道水や屋台の料理などは避けましょう。また、慣れない気候の中にいるとお酒の酔いが回りやすくなることも。お酒は体調を確認しながら適量を楽しみましょう。

3・なんでもかんでも買ってしまう:旅先の素敵なものや珍しいものは全部買いたくなってしまいますが、冷静になって本当にほしいものだけ買いましょう。大きいものや重いものを考えなしに買うと、移動のじゃまになって旅行を存分に楽しめなくなってしまいます。海外での買い物は為替レートの違いによって思った以上の高額になってしまうおそれも。旅行計画を立てるときに予算も決めておくと買いすぎを避けられますよ。

4・貴重品の管理を徹底していない:「貴重品は肌身離さず持つ」を徹底してください。ホテルの部屋でも誰が入ってくるかはわかりません。置きっぱなしで大丈夫な場所はないと思いましょう。セーフティーボックスを使う手もありますが、ボックスごと盗まれた事例もあるのでよく考えて判断してください。財布やパスポートをなくしたり盗まれたりしたら旅行を楽しむどころではなくなってしまいますよね。防犯意識は高く持ってください。

5・ストレスを過度にためこむ:ここまでの避けるべきポイントを遠ざければ、ストレスはかなり少なくなっているでしょう。しかし旅行は不慣れなことが次々現れるもの。予期せぬストレスをすべて取り除くことはできないので、旅行が計画どおりに進まなくても「それはそれであり」と心に余裕を持ってください。そして本当に疲労や緊張がつらいときは、計画よりも休息を優先することが大切です。元気ならまた旅行の機会はありますよ。

 長期旅行やお出かけをたっぷり楽しむには、なによりも無理をしないことが大切だとおわかりいただけたのではないでしょうか。心身ともに余裕を持って、充実した旅を楽しんでください。また、より具体的な海外旅行の注意点については外務省の海外安全ホームページをぜひ参考にしてください。

<参考サイト>
海外旅行を予定されている皆様へ│外務省海外安全ホームページ
https://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/message.html
海外旅行でホテルに連泊する時に知っておきたいポイント│エアトリ
https://www.skygate.co.jp/guide/829/
安全で快適な国内旅行の極意。10のポイントで心得るべき注意事項│Travel Spot
https://travelspot.jp/594639/
旅行の計画の立て方とコツとは?目的・行き先・予算の決め方をレクチャー!アプリ活用もおすすめ│びゅうトラベル
https://www.jre-travel.com/article/00102/
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
「学ぶことが楽しい」方には 『テンミニッツTV』 がオススメです。
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,500本以上。 『テンミニッツ・アカデミー』 で人気の教養講義をご紹介します。
1

ニーチェ:超人、ニヒリズム…善悪は弱者の嫉妬心にすぎない

ニーチェ:超人、ニヒリズム…善悪は弱者の嫉妬心にすぎない

西洋哲学史の10人~哲学入門(10)ニーチェ 超人

ニーチェは牧師の家庭に生まれつつ、キリスト教の価値を全否定した。そこから見いだされた「強いニヒリズム」は、何が「善い」のかを価値付けするのが困難な中で、いかに現実と向き合うかを教えてくれる。こうした「超人」の思...
収録日:2018/02/09
追加日:2018/06/29
貫成人
専修大学文学部教授 文学博士
2

国際宇宙ステーション、スペースシャトルの意義と目的は?

国際宇宙ステーション、スペースシャトルの意義と目的は?

未来を知るための宇宙開発の歴史(5)冷戦の終了と変化する宇宙開発の目的

冷戦中は米国とソ連が国の威信をかけて宇宙開発に取り組み、それが技術の発展に寄与したことを見てきた。しかし冷戦が終了すると、宇宙開発の目的が問い直されることになる。そこで目的とされたのが「国際宇宙ステーション」で...
収録日:2024/11/14
追加日:2025/08/19
川口淳一郎
宇宙工学者 工学博士
3

プラトン「アカデメイア」の本質は自由な議論と哲学的探究

プラトン「アカデメイア」の本質は自由な議論と哲学的探究

「アカデメイア」から考える学びの意義(2)プラトンの学園アカデメイア

古代ギリシアでプラトンによって設立された学園アカデメイア。現代の学問共同体のモデルにもなっている「アカデメイア」とは、はたしてどのような場であったのか。政治や権力から独立を確保しつつ、人々が寝食をともにしながら...
収録日:2025/06/19
追加日:2025/08/20
納富信留
東京大学大学院人文社会系研究科教授
4

マルクスを理解するための4つの重要ポイント

マルクスを理解するための4つの重要ポイント

マルクス入門と資本主義の未来(1)マルクスとはどんな人物なのか

マルクスは世界で最も偉大な社会科学者の一人であるが、最近の学生の中には彼の思想に関して知らない人も増えてきているという。そこで、今回の講義ではまずマルクスを理解するための重要な点として、ユダヤ系ドイツ人という出...
収録日:2020/09/09
追加日:2020/12/24
橋爪大三郎
社会学者 東京科学大学名誉教授 大学院大学至善館教授
5

百年後の日本人のために、共に玉砕する仲間たちのために

百年後の日本人のために、共に玉砕する仲間たちのために

大統領に告ぐ…硫黄島からの手紙の真実(4)百年後の日本人のために

硫黄島の戦いでの奇跡的な物語を深く探究したノンフィクション『大統領に告ぐ』。著者の門田隆将氏は、「読者の皆さんには、その場に身を置いて読んでほしい」と語る。硫黄島の洞窟の中で、自分が死ぬ意味を考えていた日本人将...
収録日:2025/07/09
追加日:2025/08/15
門田隆将
作家 ジャーナリスト