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DATE/ 2016.01.27

自分のプライベートを守る!LINEの情報漏洩を防ぐ5つの方法

 バラドルやアイドルの不倫スキャンダルは珍しくないが、正月明けの「ベッキー不倫スクープ」は、2ショット写真に加え2人が交わしたLINE画像が週刊誌上に流出した点で注目を集めた。

 「誰がリークしたの?」「勝手に見られたの?」とともにネット上を賑わせたのは、「LINEのトークって、第三者に簡単に流出するの?」という疑問。この際だからセキュリティを確認し、より万全なリスクテイクを確かめておこう。

トークが見られる2つのリスクとは

 LINEのトークが、勝手に外部へ漏れることはない。ただし、「見られてしまう」可能性は考えられる。

 「自分のパスワードやパスコードを知られた(バレた・当てられた)」ときと「勝手にiPhoneやスマホを触られた(取り上げられた)」ときの2種類である。

 絶対に見られたくない!という人は、メリットとデメリットを比較検討しつつ、以下の設定を確認し、実行してみてはいかがだろうか。

 まずは、LINE設定以前の問題として、端末本体の設定を確認する。「設定」から「Touch IDとパスコード」を開いて、「パスコードをオンにする」をタップし、パスコードを設定していく。

1.基本は「ログイン許可」をオフにすること

 今回の画像流出はスクリーンショットを経由している可能性が高く、PCからのログインが関与したものと考えられている。

 万一LINEのパスワードを知られてしまっても、トークの中身をよそから盗み見されないためには、「ログイン許可」をオフにすることが重要だ。

 LINEアプリの「その他>設定>アカウント>ログイン許可」をOFFにする。

 デメリットは自分もPC版を利用できなくなってしまうことだ。必要なときに、その都度「ログイン許可」をONにするという一手間が必要になってくる。

2.LINEにパスコードを設定する

 次に、iPhoneやスマホを勝手に触られたり、取り上げられた場合の対策として、LINEアプリ側でも「パスコード」を設定する。

 LINEアプリを開き、「設定>プライバシー管理>パスコードロック」をONにすると「パスコード入力」「パスコード再入力」の画面が表示される。4ケタの数字を決めて登録しよう。端末側のパスコードと同じ組み合わせを使わないのは、言うまでもない。

 これで、iPhoneやスマホが人の手に渡っても、パスコードを入力しないとLINEの中身は見られなくなる。

3.指紋認証はオフにする

 iPhone5s以降の端末には「指紋認証」機能が搭載されているが、パスコードを強化するには、この認証はオフにした方がいい。寝ている間や泥酔したときなど、勝手に指を使われてロック解除される可能性があるからだ。

 LINEアプリの「設定>プライバシー管理>Touch ID使用」をOFFにしよう。

 デメリットとしては毎回入力の面倒さがあるが、そこは我慢するしかない。また、パスコードを忘れた場合は再インストールが必要になる。

4.通知内容を表示しない

 誰からどんな新規メッセージが届いたのか。デフォルトの「通知」はメッセージの内容まで表示されるようになっている。

 LINEアプリの「設定>通知>メッセージ内容表示」をOFFにしよう。これで、誰からどんなメッセージが届いても「LINE新着メッセージがあります」という通知表示になる。

5.通知をオフにするマナー

 LINEの新着通知をOFFにするのは、もっと確実な手であり、情報漏洩のリスクを減らすことができる。メッセージをもらった相手への応対は多少遅くなるが、時間を決めてアクセスすればよい。

 LINEアプリの「設定>通知>通知」をOFFにするか、端末側の「設定>通知>LINE>通知を許可」をOFFにする。

 端末側で設定する場合、ロック画面への表示だけをOFFにすることもできる。うっかり置き忘れたiPhoneの画面にLINE新着通知が表示されていたら、浮気を疑うパートナーでなくても気になるところ。こうした情報漏洩のリスクをつくるのは持ち主の責任といえる。浮気や悪いことをしていなくても注意したい。

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