社会人向け教養サービス 『テンミニッツTV』 が、巷の様々な豆知識や真実を無料でお届けしているコラムコーナーです。
投資するよりもお得!「確定拠出年金」の節税効果
個人型確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」が、2018年の法改正で変わることになりました。2017年までは毎月1回同じ額を積み立てるのがルールでしたが、2018年1月からは年1回以上積み立てればOKとなるようです。すでにiDeCoに加入している人、これから加入を考えている人も、メリットを把握して活用していきましょう。
このiDeCo、2017年1月から60歳未満で公的年金制度を利用している人であれば誰でも加入できるようになっています。専業主婦も、公務員もOK。企業年金を実施している企業に勤めている人も、企業が規約で加入を認めていれば大丈夫です。
・引き落とし口座に残高がなくても、後から拠出できる
・余裕がある月に多く掛け金を積み立てることができる
ようになりました。サラリーマンなら、ボーナスの時期のみに拠出するなど、マネープランが立てやすくなります。
2017年までは、毎年3月頃など年1回拠出する額を決定し、1年間はその金額で拠出するようになっていました。途中で変更したくても、変更月を待つ必要があったのですが、2018年からは年間限度額内であればフレキシブルに変更することができます。
さらに、iDeCoの最大のメリットとも言われているのが、拠出時、運用時、受取時の3つの段階で税制優遇が受けられること。拠出時の掛け金全額が所得控除されることは所得税・住民税の現在効果にもつながります。また、運用時の利益が非課税のため、複利効果で効率よく資産が増やせ、受取時控除は、退職時の税負担を軽くする効果があります。
運用によって受給額が変わるものの、将来の自分に投資して安心できる老後を過ごすために積立ができる、そのついでに節税があると考えると、とても魅力のある制度であることがわかります。
ホームページも分かりやすく、無料相談を受け付けている金融機関もありますが、まずはアプリをダウンロードして、「iDeco運用シミュレータ」を体験してみてはいかがでしょうか。
※2017年12月更新
「iDeCo」って何かをサクッと振り返る?
国が運用する年金に対して、個人で加入できる年金として登場したのが「iDeCo」です。自分で掛け金を決め、定期預金や投資信託などで積み立てしていくため、運用次第で受取金額が決まります。自分用にカスタマイズできる年金として注目を集めていますが、もうひとつのメリットは節税効果です。このiDeCo、2017年1月から60歳未満で公的年金制度を利用している人であれば誰でも加入できるようになっています。専業主婦も、公務員もOK。企業年金を実施している企業に勤めている人も、企業が規約で加入を認めていれば大丈夫です。
2018年からは年単位への変更で、より柔軟な運用ができる
個人型確定拠出年金は、加入者の立場によって月単位で拠出できる上限額が決まっています。今回、限度額が月単位から年単位に変更になることで、・引き落とし口座に残高がなくても、後から拠出できる
・余裕がある月に多く掛け金を積み立てることができる
ようになりました。サラリーマンなら、ボーナスの時期のみに拠出するなど、マネープランが立てやすくなります。
2017年までは、毎年3月頃など年1回拠出する額を決定し、1年間はその金額で拠出するようになっていました。途中で変更したくても、変更月を待つ必要があったのですが、2018年からは年間限度額内であればフレキシブルに変更することができます。
組み立て自由な投資+節税で、老後の資産形成を
そもそもiDeCoは老後の資産形成のために自由に投資先を選択できるツールです。半分を定期預金、半分を投資信託にすることもできますし、元本割れが怖いという方は100%定期預金にまわすこともでき、逆に100%投資信託にまわすことも。さらに、iDeCoの最大のメリットとも言われているのが、拠出時、運用時、受取時の3つの段階で税制優遇が受けられること。拠出時の掛け金全額が所得控除されることは所得税・住民税の現在効果にもつながります。また、運用時の利益が非課税のため、複利効果で効率よく資産が増やせ、受取時控除は、退職時の税負担を軽くする効果があります。
運用によって受給額が変わるものの、将来の自分に投資して安心できる老後を過ごすために積立ができる、そのついでに節税があると考えると、とても魅力のある制度であることがわかります。
公式アプリもチェック!
これまでiDeCoの泣きどころは認知度の低さでしたが、確定拠出年金普及・推進協議会では、ゆるキャラの「イデコちゃん」を投入し、6月末には公式アプリ(無料)を発表しました。2017年には毎月ほぼ3万人ずつ加入者が増え、10月末現在では68.86万人。対象者の増えた1年足らずの間にほぼ倍増した計算です。ホームページも分かりやすく、無料相談を受け付けている金融機関もありますが、まずはアプリをダウンロードして、「iDeco運用シミュレータ」を体験してみてはいかがでしょうか。
※2017年12月更新
<参考サイト>
・iDeCoガイド
http://www.ideco-guide.jp/
・iDeCoガイド
http://www.ideco-guide.jp/
~最後までコラムを読んでくれた方へ~
自分を豊かにする“教養の自己投資”始めてみませんか?
明日すぐには使えないかもしれないけど、10年後も役に立つ“大人の教養”を 5,600本以上。
『テンミニッツTV』 で人気の教養講義をご紹介します。
なぜ『ホトトギス』に注目?江藤淳の「リアリズムの源流」
AI時代に甦る文芸評論~江藤淳と加藤典洋(2)江藤淳の「リアリズムの源流」
文芸評論を再考するに当たり、江藤淳氏の「リアリズムの源流」を振り返ってみる。一般的に日本で近代小説が始まった起源は坪内逍遥だといわれるが、江藤氏はそれに疑問を呈す。そして注目したのが、夏目漱石の「坊ちゃん」であ...
収録日:2025/04/10
追加日:2025/07/02
ヨーロッパとは?地図で読み解く地政学と国際政治の関係
地政学入門 ヨーロッパ編(1)地図で読むヨーロッパ
国際政治の戦略を考える上で今やかかせない地政学の視座。今回のシリーズではヨーロッパに焦点を当て、地政学の観点から情勢分析をする。第1話目では、まず地政学の要点をおさらいし、常に揺れ動いてきた「ヨーロッパ」という領...
収録日:2025/02/28
追加日:2025/05/05
アジア的成熟国家モデルづくりへ、日本が目指すべき道とは
日本の財政と金融問題の現状(4)日本が目指すべき成熟国家への道
機関投資家や経営者の生の声から日本の金融市場の問題点を見ていくと、リスクマネーを供給するための市場づくりや人材育成等の課題が浮き彫りになる。良質なスタートアップ企業を育てるにはどうすればいいのか。今こそアジア的...
収録日:2025/04/13
追加日:2025/07/01
「イエス・キリスト」という名前の本当の意味は?
キリスト教とは何か~愛と赦しといのち(1)「イエス」とは一体誰なのか
キリスト教とは何か。「文明の衝突」が世界中で現実化する中、この問題は日本人にとっても重要なものになっている。上智大学神学部教授・竹内修一氏は、「キリスト教とは何か」という問いは、同時に「イエスとは誰なのか」も意...
収録日:2016/12/26
追加日:2017/02/28
最悪のシナリオは?…しかしなぜ日本は報復すべきでないか
第2次トランプ政権の危険性と本質(8)反エリート主義と最悪のシナリオ
反エリート主義を基本線とするトランプ大統領は、金融政策の要であるFRBですらも敵対視し、圧力をかけている。このまま専門家軽視による経済政策が進めば、コロナ禍に匹敵する経済ショックが世界的に起こる可能性がある。最終話...
収録日:2025/04/07
追加日:2025/06/28