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DATE/ 2016.05.04

消防車から別荘まで!官公庁オークションとは?

 消防車が5万円から、ごみ収集車が10万円から、温泉付きの別荘地は62万円から。いったい何の金額だかわかりますか?

 これ、差し押さえ品や公有財産の売却をインターネット上で行う「官公庁オークション」に出品されている商品なのです。通常のオークションとは多少ルールが違う部分もありますが、難しくありません。仕組みから見ていきましょう。

普通のオークションとの違いは?

 「官公庁オークション」は、日本最大級のネットオークションサイト「ヤフオク!」内にあります。先ほど差し押さえ品や公有財産の売却と書きましたが、出品されているのは、税金滞納者から差し押さえた商品と、行政機関が売却する財産の2種類あります。冒頭に挙げた消防車やごみ収集車は後者の公有財産で、一方差し押さえ品は高級品から日用品まで、さまざまなものがあります。

 通常のオークションと違うのは、各自治体がバラバラに出品するのではなく、公売(差し押さえ品の売却)、公有財産売却ともに開催日程が決まっていること。さらに入札するためには事前申し込みが必要で、商品によっては保証金が必要なものもあります。

 また、一番特徴的なのはせり売形式と入札形式、2種類の入札形式があることでしょう。せり売形式は、いわゆる通常のオークションと同じシステムです。入札期間中であれば何回でも入札可能で、入札状況の履歴は随時確認できます。一方、入札形式の場合、入札できるのは1回だけ。入札数や入札履歴は公開されず、入札期間終了後に公開されるのは開札結果のみです。いわゆる競争入札と同じシステムになります。

とんでもない掘り出し物も!

 また、ノークレームノーリターンで、商品によっては動作確認をしていないことすらあります。公売担当者は必ずしも出品物に精通しているわけではないので致し方ないところかもしれませんが、その代わり見積価額(通常のオークションでいうところの開始価格のこと)がとんでもなく安く抑えられていることも。車、カメラ、時計など高価な商品を格安で買えることもあるようです。

 出品物を眺めてみるのもなかなか興味深いです。特撮ヒーローもののかるたや、ダーツの的のみ(矢はありません)など、こんなものまで差し押さえの対象となるのか、と驚いてしまう商品も少なくありません。

 ちなみに2014年度の公売落札価格ランキング1位(不動産を除く)はダイヤの指輪で633万4000円。2位は1911年型のキャデラックで618万1000円。他にも孫文と記入、押印のある掛け軸が150万円で落札されていたりします。

 意外な掘り出し物を探すことができ、出品物を見ているだけでも楽しめる「官公庁オークション」。ちょっとのぞいてみてはいかがですか。

(10MTV編集部)

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